ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年二月二十八日]

2009年02月28日 | fine arts
雨が上がったので、やっと原チャリで出掛けましたが....、寒い。春はまだ遠い?!

今日は夜、”THE 69YOBSTERS” が出る (写真) イヴェントへ遊びに行きました。なかなかの盛況振り、イイ感じでしたね。

192) 十二の旅 : 感性と経験のイギリス美術 於: 世田谷美術館
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
「旅」をキーワードとし、12名のイギリス人作家による作品を紹介した展示。19世紀の昔から現代まで、様々な作風による作品が並んでいて、なかなか見応えのある美術展でしたね。キーワードの「旅」はこじつけっぽい感じがしましたが、日本に繋がりのある作品も多く、興味深い内容ではあります。バーナード・リーチ氏の陶芸品に魅せられ、ボイル・ファミリーの地上の一部分を切り取ってコピーした作品に驚かされました。

世田谷美術館 → http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

193) 外川大作展 於: 天童木工PLY 併設展示室
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
糸で卷かれ、電球が取り付けられたパッチワークによるオリヂナル人形の数々。かなりアングラでホラーチックで危ない雰囲気のある作品ですが、この手の人形とかキャラクターは昔より脈々と続く作風で、その人気は途切れませんね。作品自体はあまり自分の好みではないのですが、見た目はボロ感がありながら、とても丁寧に作られている処に好感を持ちました。作家の愛を感じます。

天童木工PLY → http://www.tendo.ne.jp/ply/

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十七日]

2009年02月27日 | fine arts
ここに来て、雪! しかも極寒...、全くどうなっているんだか?? 早く原チャリ移動をガンガンしたいもんですな。

186) 国宝 三井寺展 於: サントリー美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
芸術品と言う前に歴史的遺産と言える品々が並ぶ展示です。まぁ、とにかく、いつもは見ることの出来ない秘仏や多くの千年以上も昔に造られた仏像や作品を見ることの出来る醍醐味、とても素晴らしいですね。日本に於ける仏教の道も知れます。展示替えが細かく行われているので見逃したものも多々ありますが、会期終了まで、機会があればまた訪れてみようと考えています。

サントリー美術館 → http://www.suntory.co.jp/sma/

187) 版画にみる戦後ドイツの美術 – E.又レーからA.D.クリスチャン I期 於: Fuji Xerox Art Space
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
戦後ドイツに於ける現代アート作家達による版画作品の展示。4期に分けての展示で、今回はエーヴァルト・マタレー、ヨーゼフ・ボイス、ヴォルフ・フォステル,エルヴィン・ヘーリヒ、4人の作品を紹介しています。 ヨーゼフ・ボイス氏のワイルドな作風、エルヴィン・ヘーリヒ氏の幾何学的な作品などが興味深いものでした。

Fuji Xerox Art Space → http://fujifilmsquare.jp/

188) 日本写真芸術専門学校 卒業作品展 於: 富士フィルムフォトサロン/東京
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
若い感性は時に素晴らしく、時には痛い。しかしながら気負いや若気の至りも必要で、そこから新しく驚くべきものが産み出されることもあるのです。そんな写真作品が並んでいました。広告写真科の方の作品に自分にはオッ! と感じる作品がありましたね。

189) 写真で旅する世界遺産 第一部 [自然遺産編] 地球が創造した大地 於: FUJI FILM SQUARE
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
まさに自然が造り出す美に勝るものはない、と実感する美しい自然、世界遺産を撮った写真です。名カメラマンの方々による素晴らしい腕前がそんな自然の美を余す処なく捉えています。やはり、美しい自然は故意に壊してはなりませんね。

FUJI FILM SQUARE → http://www.fujixerox.co.jp/event/hanga/

190) 泳ぐ夜 松本コウジ写真展 於: CANON GALLERY銀座
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
人物、ないしは猫、そして夜景、2枚の写真が対を成して構成された写真展、見せ方がとても興味深いです。大阪で撮られた写真で何となく、東京との空気感の違いがあって、それが伝わってくる様に思えました。もの凄く雰囲気のある惹かれる写真です。

CANON GALLERY銀座 → http://cweb.canon.jp/gallery/ginza/index.html

191) - ku- Mami KUBOTA Exhibition 於: ギャラリー同潤会
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
部屋全体に天井から張られた絹糸を紡いで作られたインスタレーション。「ku = 空」と言うことですが、その作品は「空」の中で何かと何かを繋げているあらゆるものを表している様に思えました。

ギャラリー同潤会 → http://www.gallerydojunkai.com/

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十六日]

2009年02月26日 | fine arts
なかなか暖かくならないっすね...。今日こそは原チャリで出掛けられるかな? と思っていましたが、無理でした。今日は夕方からの新宿での打ち合せの前に四谷・新宿御苑辺りの写真専門ギャラリーを廻りました。最近、写真を見るのが楽しいです。写真は昼間のトーテムポール。

182) Dystopia Nippon 新納翔写真展 於: ギャラリー・ニエプス
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
たぶん画面に写り込んでいる人々は日本人だと思うのですが、無国籍感のある写真の数々。何だか不思議な感じを覚える作品でした。面白いです。

ギャラリー・ニエプス → http://niepce-tokyo.com/

183) 岸山浩之写真展 take me somewhere nice 於: TOTEM POLE PHOTO GALLERY
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
実際に何の前打ち合せもなしで女の子がタクシーの運転手さんに「私を何処か素敵な処へ連れてって。」と頼んで、その道中に於ける女の子の様子などを撮った、変わった趣向による連続写真だそうです。何処か所在無さげの女の子の表情や仕草に惹かれました。

TOTEM POLE PHOTO GALLERY → http://tppg.jp/

184) But Not For Me Chiharu Ozaki 於: PLACE M
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
まるで何でもあり的、雑多なスナップ写真の様な写真群。見た目には面白いと思うのですが、う~ん...、自分にはそこ止まりでした。

PLACE M → http://www.placem.com/

185) 吉行耕平新作展「沼」 於: ギャラリー蒼穹舎
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
沼と鬱蒼と繁った雑木林を撮った写真。決して美しいとは言えない淀んだ水面に惹き付けられるのは何故でしょうか?! 恐いもの見たさ的な意識、人は湖や沼の底には何かがある、と言う幻想や想像を持つのは....、深層心理は何? そんな感じで惹かれる作品でした。

蒼穹舎 → http://www.sokyusha.com/index.html

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十五日]

2009年02月25日 | fine arts
なかなか温かくなりませんね~っ....。一週間程前の暖かかった陽気はやはり異常だったのでしょうか!? せめて雨は降らないで欲しいもんです。

177) 土門拳の昭和 生誕100年記念写真展 於: 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 丁
土門拳氏が撮った写真の力強さ、画面に捉えた真実、それには掛け値なしに感動します。まさに天才なのでしょう。一瞬を捉える力と感性、本当に素晴らしいです。今までに見たことのある作品も多々、ありましたが、幾度見ても土門拳氏の写真には圧倒されますね。見応えのある写真展でした。

日本橋三越本店 → http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10

178) 8人の新、アーティスト展 於: ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
8名の若手現代アート作家をレコメンした展示です。かなり個性的な作風の作家ばかりで、とても勢いを感じましたね。星岳大氏やイアン・ロンズデイル氏の作品が気になりました。

ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート → http://www.g-sho.com/

179) 若手女性アーティスト8人によるアート展 於: コレド日本橋
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
こちらは同じ8名の若手でも女性作家の作品が日本橋のファッション・ビル、コレド日本橋内のいろいろな場所に展示 (写真) されています。今まで、個々に見たことのある作家の方の作品も出品されていました。パブリック・スペースでアートを見ると言うのはとても有意義なことだと思いますが、この展示はちょっと無理があり、散漫な印象を感じました。残念です。

コレド日本橋 → http://www.coredo.jp/

180) 藤田昌彦写真展「とうきょう」 於: gallery Archipelago
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
東京と言われても東京とは分からない写真。趣があって良い写真ではありますが....。何故、東京のその風景なのか?! 写真家の真意が知りたいですね。

gallery Archipelago → http://www.archi-pelago.net/main.html

181) Jardin 山本糾 於: ギャラリー・ハシモト
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
日本各地の古墳を撮った作品だ、とのことです。それが古墳を撮った写真だと言われなければ、何処かの沼と雑木林にしか見えませんが、鬱蒼と繁った林は、民の尽力により造られた巨大な墓だと思うと不思議な気がしますね。樹々の緑の美しさ、しかしその奥には深い闇が隠れているのでしょう。

Space 355 (ギャラリー・ハシモト) → http://www.space355.jp/

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十四日]

2009年02月24日 | fine arts
何だか温かくなりませんね。一番、面倒臭い感じの天気です。電車移動も嫌いではないのですが、何かと原チャリを使う方が都合がよいので困ります....。こんな天気の中、地元しもきたの路地には寒桜でしょうか (写真)、きれいに咲いていました。

172) America, Americans カモマサユキ 於: コニカミノルタプラザ ギャラリーA
自己期待度 – 戊
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
これではない展示を見るつもりが開催期間を間違えていて昨日終了していました....。なので、開催中のふたつの展示を見ることにしました。如何にもアメリカと言う感じの分かり易い風景写真の数々。アメリカの雄大さや開放感は伝わってくる良い写真なのですが、多少、新鮮味に欠けている様に感じましたね。

173) 白いユートピア 井上麻衣 於: コニカミノルタプラザ ギャラリーB
自己期待度 – 戊
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
こちらは日本写真芸術専門学校在学中の女性写真家による作品展。この学校は自分が懇意にしている写真家、森澤ケン氏の母校。なので、井上麻衣女史は森澤氏の後輩に当たります。そんな彼女の作品はモデルルームを撮影した写真群。これでもかと言う程、過剰に飾り立てられた室内、まるで生活感のない虚構の空間、まさに偽物感が画面に溢れています。でも人はきっとこんな偽物に惑わされ夢見てしまうのでしょうね....。目の付け処が面白い作品でした。

コニカミノルタプラザ → http://konicaminolta.jp/plaza/

174) 朝日仁也作品展「日々」 於: CASPER'S Gallery
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 乙
凄く良い写真の数々でした。日常の何気ない情景を撮った写真なのですが、とても雰囲気が良く、情緒を感じる作品です。画面の色は味わい深く、構図も絶妙だと思いました。ハイ・センスです。とても気に入りました。ファイルに閉じてあったモノクロ作品も見たのですが、自分は断然、今回のカラー作品の方がイイと思いましたね。

CASPER'S Gallery → http://www.caspers-g.com/

175) ヴィック・ムーニズ「ビューティフル・アース」 於: トーキョーワンダーサイト渋谷
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 甲
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丁
以前、ブラジルの現代アート作家、ヴィック・ムーニズ氏がキュレーションし、チョイスした日本人作家の作品展をトーキョーワンダーサイト本郷にて見ましたが、こちらは本人の作品展。う~ん、ゴミを集め、並べて巨大な絵画を作成したり、砂絵的な彩色した石ころで絵を描くのはともかく、ナスカよろしく、巨大地上絵を新たに制作したり、わざわざ飛行機雲でアートするのが果たして主題である「ビューティフル・アース」なのでしょうか? 自分には疑問です....。

トーキョーワンダーサイト → http://www.tokyo-ws.org/

176) Please enjoy delicious art ~フシギなアートを召し上がれ 綿引明浩展 於: Bunkamura Gallery
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
とても幻想的なポップ・アートを描く綿引明浩氏の新作展です。今回は半立体が沢山あったり、楽しくて可愛らしい作品が並んでいます。綿引氏の作品は幾度と見ていますが、今回は、もちろん販売目的ながら、ちょっと商業主義色が濃いかなぁ~、と感じてしまいました。ナマ言ってすいません。

Bunkamura → http://www.bunkamura.co.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十三日]

2009年02月23日 | fine arts
冷たい冬の雨ですね。こんな雨もあって暖かくなり春が訪れると言うものです。今日は夕方からのスタヂオ仕事の前にギャラリー廻りをしました。写真は今日訪れた銀座・和光本館の階段部分。和光本館も歴史ある素敵な建造物ですね。

166) 日本の空から 加藤健志写真展  於: CANON GALLERY 銀座
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
ヘリコプターや航空機に乗り空撮した風景写真の数々。それはもう美しい作品ばかりでした。上空でからでしか分からない景色、特に自然の色彩にはやはり驚嘆しますね。素晴らしい情景を捉えた写真、見応えがありました。

CANON GALLERY 銀座 → http://cweb.canon.jp/gallery/ginza/index.html

167) キジメッカの絵画展「精神負債賤役」 於: ヴァニラ画廊
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
露悪とも言える様なグロくて幻想的な場面を描いた絵画、キジメッカ氏の思考はどの様なものなのでしょうか? 目を背けたくなる嫌悪を感じる様な作品ではありながら、目が惹き付けられてしまうのは、恐いもの見たさの意識としっかりと書き込まれた画風にあるのでしょうか? 自分は嫌いじゃないです。

ヴァニラ画廊 → http://www.vanilla-gallery.com/

168) 池田聡子展 於: Gallery-58
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
池田聡子女史の作品は目に見えない人間の地層を描いているそうで、主に暖色系で描かれたボーダーライン (層) が重なりあった様な絵画です。その画面は綺麗であったり、淀んでいたりして、ここに使われている色は人体の色であり、人の意識を表している様に思います。層ではない画風の作品もあり、そちらはまた違った心理を表現して様で興味深いものでした。描いたキャンバスをそのままガン・タッカーで壁に留めた展示方法も面白いと思います。何となく魅かれる現代アート作品でした。

Gallery-58 → http://www.gallery-58.com/

169) 二人展 / 今澤正・加藤学 於: GARELLY TERASHITA
自己期待度 – 丁
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
“Gallery-58” の階上にあるギャラリーなので寄ってみました。ともに現代アート、抽象絵画作家のおふたりによる作品です。 今澤正氏の作品は意識の出口や隙間を表している様に、 加藤学氏の作品には奥深さを自分は感じました。

GARELLY TERASHITA → http://www.gallery-terashita.com/

170) 濱野年宏展 – 慈しみの世界観 於: 和光本館6階 和光ホール
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
世界的に活躍されている作家、濱野年宏氏の作品展です。大胆にアレンヂ、デザインされた仏教の四天王や和のアイテムを描いた絵画やブロンズ作品の数々、独特な作風にはとても惹かれました。アクリル絵具を用いながら日本画的なアプローチの作品、イラスト的なイメージもあり、自分は見ていて、何故かマーク・コスタビ氏の絵画やイラストを想い起こしましたね。迫力と美しさを兼ね備えた作品、素晴らしいです。

銀座・和光 → http://www.wako.co.jp/

171) 侘助 遠藤拓人 時代絵展 於: ギャラリーハウス MAYA
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
まるで現代の浮世絵の様な作品、とても気に入りました。手書きの線画を取り込んで、パソコン上で彩色され、ある種のインク・ジェット・プリンターで出力した作品ながら、その色彩の質感が素敵です。その画風は良い意味で古臭く、いろいろな絵画やイラストなどを踏襲して描いているのが分かり、そんな処も自分好みですね。いつか仕事をご一緒したいと思う作家の方でした。

ギャラリーハウス MAYA → www.gallery-h-maya.com

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十二日]

2009年02月22日 | fine arts
大分、春らしい天候でしたね。ですが、日没後となる帰りのことを考え、今日も電車移動としました。写真は今日訪れた「江戸東京たてもの園」のある都立小金井公園に於ける猫景。公園内では梅の花が満開で賑わっていました。

ところで、昨日 (今日の深夜) 見た “Dreamlets” のライヴ、すんげぇ~良かったっす。もう貫禄、熟練の粋。今の感じで今後も活動して行って欲しいです。大阪ドラム&ベース・レコードの林氏とも旧交を温めることが出来た一夜でした。やっぱり音楽はイイですね。

164) 日本の建物 第4部 建物のカケラ 一木努コレクション 於: 江戸東京たてもの園
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
建物を壊した際の瓦礫、この建物のカケラの数々を集めた一木努氏の蒐集品を紹介した展示です。やもすれば、ただのガラクタと見えてしまう様な品々。ですが、これらは建築の意匠に於ける貴重な資料です。大きな建築物のとても小さな部分ですが、それがその建物の在りし日々の姿を物語っていますね。素晴らしいコレクションだと思います。破壊と構築を繰り返して文明・文化は進歩して行くのだけれど、残せるものは残すと言う文化も大事だと改めて感じさせる展示でした。

江戸東京たてもの園 → http://www.tatemonoen.jp/index.html

165) 原研哉デザイン展 本 友人、原田宗典がモノ書きだったおかげで。 於: 武蔵野市立吉祥寺美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
現在、大人気のグラフィック・デザイナー、原研哉氏が手掛けた本の装幀作品の展示。一貫してシャープなイメージ、そして余白の美を感じさせる画面、現代を象徴するかの様な良いデザインだと思います。ただ、自分の好みとはちがいますが....。グラフィック・デザインに興味のある方にはお奨めの展示です。

武蔵野市立吉祥寺美術館 → http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十一日]

2009年02月21日 | fine arts
今日もまだまだ冬の陽気、寒さとパーキングのことを考えて電車移動にしました。で、うっかりデジカメを家に忘れた為、今日はスナップ写真はなしです。すいません。

これから久しぶりに “Dreamlets” のライヴ、そして旧知の仲、大阪ドラム&ベース・レコードの林氏に会いに行ってきます。

156) 無声時代ソビエト映画ポスター展 第2期 於: 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
1/23に訪れた展示に引き続き1929年1月から9月に於ける映画作品を中心としたポスターを紹介した2期目です。今回もイムパクトのあるデザインが為されたポスターばかりで映画への興味をそそるものばかりでした。限られた刷り色の中での表現や大胆な構図には本当に驚かされます。この展示、第3期展へ続き、次も楽しみです。

東京国立近代美術館 → http://www.momat.go.jp/

157) 古川勝紀展 於: アートスペース羅針盤
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
汚れたガラスや雨降り越しのガラス窓越しに見た様なぼやけた風景や薄汚れた様に見える静物、とても不思議な雰囲気を醸し出している絵画でした。デカダンやゴシックな感じもします。また技法も変わっているのでしょう。独特な質感にも惹かれました。

アートスペース羅針盤 → http://rashin.net/

158) 黒・絡み、くねる陶 野口美香展 於: INAXガレリアセラミカ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
うねうねと伸びる樹木の根っこ、また増殖する古びた金属パイプの様なイムパクトがある異様な彫刻。それが陶製であると言う処、こんな独特な作風に興味を惹かれます。今後の展開が気になります。

159) カン・イング展 – バラスとワイヤーの天地 於: INAXギャラリー2
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
バラスと言う石ころとワイヤーで作られたインスタレーション。遠目に見るとひとつの直方体の様に見える作品ですが、小さな個体が集合して形を成しています。自分には、その整然と並んだ様は静かであり、またその反面、流れを感じさせました。趣き深い作品ですね。

INAXギャラリー → http://www.inax.co.jp/gallery/

160) アリュール 内なる輝き - スザンヌ フォン マイス コレクション 於: シャネル・ネクサス・ホール
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 乙
「アリエール」とは人の精神と肉体のエレガンスを指すフランス語で、まさにその語彙に添った気品ある写真の展示でした。こだわりの美意識によるコレクション、スザンヌ・フォン・マイス女史の審美眼は素晴らしいです。とにかく女性の美しさを捉えた写真の数々は一見ものですよ。お奨めです。

シャネル・ネクサス・ホール → http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

161) 第87回 ニューヨークADC展 於: クリエイションギャラリーG8
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
デザインのあらゆる分野の優れた作品を表彰する権威ある賞『ニューヨークADC賞」の受賞作を紹介する展示です。もちろん良いデザイン作品ですが、やはり、それらの優れた点は一番の原点、発想の素晴らしさでしょう。アッと気付くこと、そして如何にそれを形にすること、それが成された作品の数々が紹介されていました。デザインや広告などに興味のある方は必見です。

162) 奥出和典展 KERBEROS 於: ガーディアン・ガーデン
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
リクルート社が主催する新人コムペ「ひとつぼ展」の写真部門、去年のグランプリ写真家、奥出和典氏の個展です。「ひとつぼ展」の延長上にある作品、そこには生々しさが感じられました。ですが、自分にはあまり伝わるものがない様に思えました。何故でしょうか?

リクルートの2つのギャラリー (クリエイションギャラリーG8 & ガーディアン・ガーデン) → http://rcc.recruit.co.jp/

163) 山本千亜希写真展 埋もれる女とカタルシス 於: PLACE M
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
山本千亜希女史の作品にも、とても生々しさを感じました。そして、こちらにはグッとくるものがありましたね。それは、画面から滲み出してくる毒々しさの様な気がします。人間、心理的に何故か何処となく気持ち悪いもの、違和感に魅かれ、それが快楽に変わることもあるからでしょう。

PLACE M → http://www.placem.com/

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今日の美術展 [平成二十一年二月二十日]

2009年02月20日 | fine arts
冷たい雨が降っている間は内仕事をして、雨が止んでから出掛けました。写真は清澄白河辺りの小名木川夜景。この川は江戸の昔より物資の輸送路として重要な役割を果たしてきたそうです。

154) 江戸のデザイン・千社札 (後) 於: UKIYO-e TOKYO
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
1/4に訪れた展示の後期展、今回も江戸の粋を存分に楽しめましたね。また、千社札の成り立ち、意味も分かりました。千社札のタイポ、色彩、マーク、そして全体のデザイン、日本に於けるグラフィック・デザインの奔りではないでしょうか?

UKIYO-e TOKYO → http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/

155) 洞窟への道程 曽我卓史個展 於: SAKuRA GALLERY
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
漢字を書き重ねた絵画 (?!) 作品の数々、色彩のコントラストと漢字の力強さにより不思議な雰囲気が醸し出されていると思いました。面白い表現方法です。

SAKuRA GALLERY → http://kiyosumi-gallery.sakura.ne.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十一年二月十九日]

2009年02月19日 | fine arts
イイ天気の一日でした。打ち合せ、アー写撮影などの合間を縫って展示へ。写真はトーキョーワンダーサイト本郷そば、本郷交流館横の小公園。やっぱりパンダは永遠の愛すべきキャラクターですね。ちょっと痩せててヘンなパンダですが....。後のコアラも味わいあり。

151) 2009年 新春浮世絵逸品展 (後) 於: 礫川浮世絵美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
当館収蔵による名品浮世絵の後期展示です。今回の展示の中では歌川国貞氏、歌川国芳氏等の作品、そして艶本系の版本に惹かれました。特に版本、破廉恥な内容は置いといて、摺色の美しさが素晴らしかったです。

礫川浮世絵美術館 → http://homepage2.nifty.com/3bijin/

152) TWS-EMERGING 113 野田和宏「物・発動」 114 真坂亮平「オニガワラ」115 増子博子「行為の庭」 於: トーキョーワンダーサイト本郷
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
今回の若手作家さん3名による作品に関しては....。野田和宏氏の手作りの大きな装置の様なインスタレーションには重機好き傾向の自分にとってソソる処があって興味深いものでした。真坂亮平氏はのインスタレーション、これははっきり言って分かりませんでしたし、分からなくてもイイかな?! 最近、各所で見る機会の多い増子博子女史の作品はその病的にも思える程、緻密に描かれた線描画は細かいディティールと全体像の対比が面白いです。

トーキョーワンダーサイト→ http://www.tokyo-ws.org/

153) 三谷慎 レリーフ展  於: 新宿靍島屋10階美術画廊
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
三谷慎氏による動物や神話などをモチーフとしたブロンズのレリーフ作品の展示です。緻密な描写で独特な質感を持った作品、そして作品を飾る額、とても良い雰囲気のレリーフだと思いました。

新宿靍島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html

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