ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年一月三十一日]

2009年01月31日 | fine arts
雨、たっぷりと降りましたね。一応、雨が上がったので、かなり迷ったのですが、今日の目的地へ行くのに都合がイイので久々に原チャリで出掛けました。かなり寒くて、途中、細かい雨にやられましたが....。

西尾康之 “ドラウン” 於: 山本現代
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
会場に横たわり、そして宙吊りにされた2体のえら呼吸女体型生物 (?!)、「人魚」らしいのですが、それらのグロテスクで妖美な姿には圧倒されます。かなりマニアックな作風、興味をそそりますね。

山本現代 → http://www.yamamotogendai.org/

田中秀和 「カムフラージュ」 於: 児玉画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 乙
王道を行く様な抽象絵画ですが、とにかく、その色彩や画面にパッと見て、とても魅せられました。若手作家の抽象絵画でこれだけ自分が惹かれたのは久々の様な気がします。

児玉画廊 → http://www.kodamagallery.com/

山田郁予「いいわけ」”Excuse” 於: 高橋コレクション白金
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
かなり内向的な感じのする作品、現代っぽいです。あまり自分の趣味ではないですが、グッとくるものはありますね。トレーシング・ペーパーに描いているのは興味深いです。

高橋コレクション → http://www.takahashi-collection.com/

松原正武 unfinished「未完成」 於: EMON PHOTO GALLERY
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
美しい写真の数々でした。光の軌跡を捉えた作品で、モノクロのその画面、何とも言えず、その光で描かれた細かいラインが綺麗です。とても惹かれました。

EMON PHOTO GALLERY → http://www.emoninc.com/

CAT THEATER 上野昌子写真展 於: GALLERY Jy
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
バロック調の画面の中に猫が佇むモノクロ写真展です。とても趣のある良い作品の数々でした。写真としてのクオリティが高く、そして猫好きにも堪らない作品だと思いますね。

GALLERY Jy → http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00001089

タチアガルケムリ – 永井淳作品展 於: DAZZLE
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
まさに今っぽいイラスト、ペインティング作品を描く永井淳氏の個展です。幻想的でポップな作風によるかわいらしい作品には好感が持てますね。

DAZZLE → http://gallery-dazzle.com/

UH-HUH 宮川一郎  於: hpgrp GALLERY 東京
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
リフレクト=反転加工を施した写真作品の展示。景色、建造物、静物、いろいろなものを撮影した写真を処理しているのですが、その画面は万華鏡を覗いている様で、とても不思議な感じを覚えます。興味深い作品の数々でした。

hpgrp GALLERY 東京 → http://www.artdiv-hpf.com/tokyo/

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これ! ジャケ #4

2009年01月30日 | musics
今日は「これ! ジャケ」第4弾。スタヂオ仕事で美術展は見送りでした。

何故か切ない感じの女性の横顔とポップな題字のタイポが印象的なアルバム・カヴァー。ハモンド・オルガン奏者、渡辺弘氏がバンマスを務める虹色楽団のラテン色漂う1960年代初期リリースのムード音楽アルバムです。

夢のカクテル・ムード / 渡辺弘とレインボー・ミュージック (東芝音楽工業株式会社 JPO1258) 10吋LP

今日の美術展 [平成二十一年一月二十九日]

2009年01月29日 | fine arts
夜めのスタヂオ仕事の前にガッツリと展示を見て廻りました。写真は春を待つ、泉屋ガーデンのモクレン冬芽です。モコモコの毛で温かそう。まだまだ寒いながらも春は迫って来ています。

2009両洋の眼 第20回記念展 於: 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 丙
今まで数年に渉り訪れている、芸術に於いてあらゆる垣根をなくし、良い絵画を集めた展示です。現在、一線で活躍中の作家の方々の本当に素晴らしい作品の数々、とにかく見応えがありました。自分としては、やはり日本画家の作品に眼が行きがちでしたね。

第20回 両洋の眼の作家展 於: 日本橋三越本店 本館6階美術特選画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
いつも「両洋の眼」展と併催されていて、「両洋の眼」に出品されている作家の方々が描いた小作品を展示即売しています。同じ作家の方の作品でも、小作品になるとまた違った趣があって見ていて楽しいですよ。是非、こちらも見るべきですね。

日本橋三越本店 → http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10

SHO PROJECT III WITH DURHAM PRESS INCLUDING JEAN-PAUL RUSSELL 於: ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
自己期待度 - 甲
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 乙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丁
自己趣味性度 – 丙
アンディー・ウォーホル氏による版画作品のプリントを手掛けたルパート・スミスの片腕として活躍し、プリント工房・ダーハム・プレスを設立した摺師、ジャン=ポール・ラッセル氏の仕事を紹介した展示。興味深い企画ながら展示作品が少なく拍子抜けした感じでした。しかし、自分知らなかったラッセル氏の制作活動が分かったのは良かったです。

ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート → http://www.g-sho.com/

大矢加奈子 Empty room (gradation) 於: H.P.FRANCE WINDOW GALLERY
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
アクセサリー・ショップの店頭ウインドウを使用しての展示なので作品点数が少ないのですが、あたかもウインドウ・ディスプレーの様に作品が並び、良い演出がなされていました。オレンヂ色を基調とし日用品を描いた大矢加奈子女史の作品は親近感が沸き、良い雰囲気のペインティングですね。

H.P.FRANCE WINDOW GALLERY → http://www.artdiv-hpf.com/window/

近代の屏風絵 煌めきの空間 (前) 於: 泉屋博古館分館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
本館所蔵の明治・大正期の近代に描かれた屏風絵を中心に江戸時代の名品などを含めた展示です。琳派の画風より、その流れを汲んだ木島桜谷氏による作品は圧巻で、その他の作品も見応えのある素晴らしいものばかりでした。

泉屋博古館分館 → http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

追憶の羅馬展 館蔵日本近代絵画の精華 (前) 於: 大倉集古館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
昭和5年にイタリア政府主催によりローマで行われた「羅馬開催日本美術展」に出品された作品の展示です。大倉財閥の大倉喜七郎氏が、この展覧会を全面支援していたので、多くの作品を本館が収蔵しています。横山大観氏、下村観山氏等を筆頭にとにかく当時、日本芸術会に於ける粋である作家の作品のみが出品されていたのだから間違いはありません。ね

大倉集古館 → http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/

南健吾展 於: Gallery-58
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
平面に描かれた絵画が、そのまま立体作品として再現されています。平面⇔立体=虚構⇔現実、でもその全てが実はフィクションでもあり真実でもあるのかなと....。興味深い作品でした。また南健吾氏の作品を見てみたいものです。

Gallery-58 → http://www.gallery-58.com/

スウィート・セクスアリス 乙女のエロティシズム展 於: ヴァニラ画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
女性作家6名によるエロティック・アート展。まぁ、女性ならではの視点による作品でしょうが、そんなにエロいと言う感覚より、綺麗と言った印象のある作品ばかりでしたね。面白かったですが。

ヴァニラ画廊 → http://www.vanilla-gallery.com/

[CONNESSIONE] 石川マサル個展 於: ガーディアン・ガーデン
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
当ギャラリーの主宰者、リクルートが行うコンペ展「ひとつぼ展」に入選し、スカラシップ奨学生として渡独、そしてイタリアに移り活動し、活躍中のグラフィック・デザイナー、石川マサル氏の凱旋個展です。今っぽいシャープなグラフィック、そしてスタッキングすると城の形になる食器など、なかなか興味深いデザインが紹介されていました。

リクルートの2つのギャラリー (ガーディアン・ガーデン) → http://rcc.recruit.co.jp/

Emerging Artists 2009 新田友美 浅井冴子 島嵜りか 於: Gallery Q
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
多摩美繋がりの女性作家3名によるグループ展です。同じ女性作家による作品展で、何だか先のヴァニラ画廊での「スウィート・セクスアリス」より、こちらの方がエロティシズムを感じました。3人ともやはり女性ならではの感性による作風なのではないでしょうか?! どの作品にも結構、惹かれました。

Gallery Q → http://www.galleryq.info/

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今日の美術展 [平成二十一年一月二十八日]

2009年01月28日 | fine arts
スタヂオ仕事ののち、打ち合せで新宿へ。帰り際にお馴染みの新宿靍島屋に寄りました。写真は展示とは全く関係はないのですが、通りがかった古本屋の出店で見つけた2000年、東京国立近代美術館で行われた近代グラフィック・デザインの祖とも言える杉浦非水氏の作品展に於ける図録。素晴らしい意匠満載の一冊です。

小畑裕司作陶展 於: 新宿靍島屋10階美術画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
正統派の有田焼色絵磁器作家、小畑裕司氏の作品展です。こう言う伝統に基づいた作風の品は本当に見ていて落ち着きますね。美しく、実際に使ってみたくなる様な良い作品が並んでいました。

新宿靍島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html

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今日の美術展 [平成二十一年一月二十七日]

2009年01月27日 | fine arts
温かい陽気の一日、今日は打ち合せの前に江戸下町方面を足早に廻りました。

珠玉の輿 – 江戸と乗物 於: 江戸東京博物館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丁
江戸文化の栄華が知れる当時、将軍家や大名家で使われた女乗物「輿」や「駕籠」を中心とした展示です。とにかく美しく装飾された「輿」の数々は見もので関連資料も興味深いものばかりでした。会期修了間近に訪れた自分も悪いのですが、かなり混雑していたので一遍、ツラッと見て退出。「篤姫」人気、恐るべしです。

絵にみる春夏秋冬 江戸東京の一年 於: 江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
常設展示階に於ける江戸の四季が描かれた浮世絵や絵巻物、軸物を展示した企画展。こちらも良い展示なのにガラガラ。やっぱり人は作られた人気に踊らされるのですね.....。江戸の風俗や季節の移り変わりが伝わる、とても情緒ある作品ばかりを堪能出来ました。

江戸東京博物館 → http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

豊田コレクション 手ぬぐいでごあいさつ ~ 江戸庶民の付き合い・心づかい 於: 深川江戸資料館
自己期待度 - 甲
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
染め加工を扱う日本橋の問屋に勤務されていた豊田満夫氏の手ぬぐいコレクションの展示です。いやぁ~、楽しい展示でしたね。マニア心をそそりますよ。いろいろな場面で使用された手ぬぐい、それらの意匠は粋で洒落ていて、シムプルながらとても優れています。手ぬぐいは日本独自のデザイン性の高い商品だと思いますね。(写真は自分が生まれた年、昭和38年卯年に因んで作られた手ぬぐい。)

江東区地域振興会 (深川江戸資料館) → http://www.kcf.or.jp/fukagawa/index.html

七福宝寄せ 於: SAKuRA GALLERY
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
清澄白河に来たので、こちらのギャラリーも寄ってみました。新春七福神巡りにかけた7名のイラストレイターの方々によるグループ展です。賑やかで楽しい作品の数々が並んでいましたね。

SAKuRA GALLERY → http://kiyosumi-gallery.sakura.ne.jp/index.html

「森 -Dark Forest-」杉浦慶太 於: CASHI
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 乙
パッと見では一体、何が写っているかが分からないほどの暗い画面の写真。眼が慣れてくると森や薮、樹々が薄らと浮かび上がって来る不思議な感覚の作品です。発想の高さ、そしてこだわりを強く感じました。写真作品の変わったひとつの在り方、新鮮な驚きがありましたね。

CASHI → http://cashi.jp/jp/

十方視野 内海聖史  於: ラディウム-レントゲンヴェルケ
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 乙
大小のドットのみで描かれたパターン的な現代アート作品の数々。とにかく色彩が綺麗で楽しい気分になりましたね。白壁に沢山、掛けられた色とりどりの作品の中に居ると心地良いです。素敵な空間でした。体験をお奨めします。

ラディウム-レントゲンヴェルケ → http://roentgenwerke.com/index.html

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今日の美術展 [平成二十一年一月二十六日]

2009年01月26日 | fine arts
まさに真冬日と言う陽気の中、今日は久しぶりに原チャリで出掛けました。仕事でスタヂオ、そして割と近場のギャラリーを廻りましたが、やはり下半身がしばれましたね。

「世田谷で見かけた書体」展 於: 生活工房ギャラリー
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丁
自己趣味性度 – 乙
世田谷の街中で使用されているタイポ、看板であったり表示などを撮影し集めた展示です。自分も街中のタイポには前から注目していて、やはり写真撮影をして集めようと思っていました。展示自体は小規模なもので物足りなくもありましたが、なかなか着眼点は面白いです。

伊丹国際クラフト展 [酒器・酒盃台] 於: 生活工房
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
清酒発祥の地、伊丹ならではの「酒器・酒盃台」をテーマにした工芸品展です。国内外の作家によるいろいろな技巧、匠の技で作られた独創的な作品が並び、なかなか見応えのある展示でした。使ってみたくなる様な良い品も多々ありましたよ。

生活工房 → http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

坂知夏展「ゾウを食べるには一日一口ずつ」 於: パルコ・ファクトリー
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
とても可愛らしく独自の世界観を持つ絵画を描く坂知夏女史の個展です。豊かな色彩、そして楽しい画面、眺めていると自然とニコニコと笑みがこぼれてしまいますね。温かい雰囲気、心地良いです。

パルコ・ファクトリー → http://www.parco-art.com/web/factory/chinatsu0901/index.php

豆魂展 2 於: FLEW GALLERY
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
ちっちゃな作品を作る作家の方々によるグループ展です。ちっちゃいものは兎角、コレクター心をそそりますが、そんな作品が並んでいましたね。中でも新世界「透明標本」には驚きました。是非,一見して欲しいです。あと小出信久氏による猫の豆木彫りは秀逸でしたよ。

FLEW GALLERY → http://www.flewgallery.jp/

茂木涼 on a cloud 於: 潺画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 丙
日本画を学び、日本画の画材を使用して描かれた茂木涼女史の絵画は日本画とはまた違った趣の作品でした。山の風景を描いた作品は描かれた場所、時期、時間が作品のタイトルとなっていて、刻一刻と変わる山の色彩が美しく描かれていると思います。とにかく良い雰囲気の作品でした。また、ここ潺画廊は茶室もある日本家屋を使用した画廊で、その落ち着いた佇まいに茂木涼女史の絵画はピッタリでした。

潺画廊 → http://www.sengarou.co.jp/index.html

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これ! ジャケ #3

2009年01月25日 | musics
今日は「これ! ジャケ」も一発、載せときま~す。

小野崎孝輔氏のゴキゲンな笑顔と題字のタイポにイムパクトのあるアルバム・カヴァー。1960年代初期リリースの小野崎孝輔とニューサウンド・オーケストラによるスタンダード・ナムバーのツイスト・アレンヂ・アルバムです。

LET'S TWIST - “ツイストを踊ろう” / 小野崎孝輔とニューサウンド・オーケストラ (東芝音楽工業株式会社 JPO1183) 10吋LP

最近の読書 [平成二十一年一月二十五日]

2009年01月25日 | books
今日は久しぶりに出掛けず、家に籠って諸々と溜まっていた用事をこなして過ごしました。ところで冬場は電車移動が多く、読書が結構,進みます。なので、最近、読んだ小説をまとめて挙げておきます。警察ものの小説は面白いものが多いですね。佐々木譲氏の二冊は秀逸でした。

朱夏 警視庁強行犯係・樋口顕 今井敏 新潮文庫刊

↓ 新潮社 ↓
http://www.shinchosha.co.jp/

天使のナイフ 薬丸岳 講談社文庫刊
砦なき者 野沢尚 講談社文庫刊


↓ 講談社 ↓
http://www.kodansha.co.jp/

牙のある時間 佐々木譲 ハルキ文庫刊
警視庁から来た男 佐々木譲 ハルキ文庫刊


↓ 角川春樹事務所 ↓
http://www.kadokawaharuki.co.jp/

今日の美術展 [平成二十一年一月二十四日]

2009年01月24日 | fine arts
今日は銀座方面、そして新宿へ。あちこち、ギャラリーを見て廻りました。

仲條正義vs服部一成「仲條服部八丁目心中」 於: クリエイションギャラリーG8
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
活躍中のグラフィック・デザイナー、仲條正義氏と服部一成氏による新作ポスター対決。仲條正義氏が「髑髏」、服部一成氏が「七曜」をモチーフとしたポスターの数々、自分はおふたりとも練れていながらアッケラカランとしたデザインだと思いました。洒落が効いてておふたりならでは作品です。(写真は服部一成氏が会場で配布していた表紙をデザインしている平凡社刊のフリー誌「月刊百科」。結構、内容も面白く読み応えがあります。)

リクルート2つのギャラリー (クリエイションギャラリーG8) → http://rcc.recruit.co.jp/

第3回 shiseido art egg 宮永愛子展 於: SHISEIDO GALLERY
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
1/8にTWS本郷にて見た展示にも出品されていた宮永愛子女史の作品展です。宮永女史、独自の作風であるナフタリンを使用した作品の数々、時間と共に変化して行く、その作品には美しさと儚さを感じますね。ふたつと同じ形のないナフタリンの結晶が綺麗でファンタスティックです。

SHISEIDO GALLERY → http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/

〈きらめくデザイナーたちの競演〉- DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展 於: ギンザ・グラフィック・ギャラリー
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
名グラフィック・デザイナー達が手掛けたポスターの数々を、どこかしら関係性のあるふたりのデザイナーの作品を比較して並べて見せる興味深い展示方法の企画展です。トップ・デザイナー達の名仕事の数々を一度に見ることが出来て有意義でした。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー → http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/index.html

篠原佳尾展 – 作品とその時代 於: Gallery-58
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丙
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自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
瀧口修造氏等に影響を受けたシュルレアリスムの前衛芸術家、篠原佳尾氏、没後初めての個展です。時代の背景や潮流を感じさせる興味深い作品が並んでいました。

Gallery-58 → http://www.gallery-58.com/

交差する眼差し クリスチャン ポラック コレクション 於: シャネル・ネクサス・ホール
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
日本とフランスの交流150年間に於いて、各々の国がどの様に相手の国を捉えていたかを日仏交流の研究家、 クリスチャン・ポラック氏の貴重なコレクションを通して紹介した企画展 。来日した仏蘭西人の姿を描いた浮世絵である横浜絵やフランスに於いて日本をイメージして作られたポスターなど、興味深い品々が並んだ見応えのある展示、お奨めです。

シャネル・ネクサス・ホール → http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

折形・無形のデザイン 於: 松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
熨斗に代表される様な一枚の紙に意味を込めて形作る「折り」に着目したミニ展示です。紙を「折り」と言うことの意義や、その折り方の面白さが分かりました。ちょっと寄ってみると良いかと思います。

松屋銀座 → http://www.matsuya.com/ginza/index.html

日本デザインコミッティー → http://designcommittee.jp/

うらうらら You have a name, a body, and the story never ends. VOL.1 於: Gallery Q
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
注目されている若手現代アート作家のひとり、うらうらら氏の新作展。立体作品の多いうらうらら氏ですが、今回は一風変わった写真と映像 (?!) 作品でした。まぁ、とても現代っぽい作風だと感じましたね。4月にも続編の展示があるそうで訪れることが出来ればと考えています。

Gallery Q → http://www.galleryq.info/

coppers 早川展 ~ 銅の鼓動 於: 新宿靍島屋10階美術画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
早川克己氏と篤史の親子アーティスト・ユニット “coppers” による、もちろん「銅」を使用した彫刻 (?!) 作品展です。ジブリ作品にも通じる様な (とは言っても自分はジブリ作品を観たことはありませんが....、) とにかく楽しい銅製のキャラクター達、そして凝った造りの技巧力も素晴らしい作品群でした。

新宿靍島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html

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今日の美術展 [平成二十一年一月二十三日]

2009年01月23日 | fine arts
雨上がりは温かい陽気となりましたね。冬らしからぬかわいらしい雲が浮かんだ素敵な青空 (写真) でした。

寿ぎと幽玄の美 国宝 雪松図と能面 於: 三井記念美術館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丁
当館所蔵の円山応挙氏の描いた国宝「雪松図」と重要文化財に新指定された54面の能面を中心とした展示です。「雪松図」は以前にも見ていますが、その雄大かつ繊細な姿は素晴らしいですね。そして、ずらっと並んだ能面の数々、ひとつひとつの表情が豊かで見事な名品揃いでした。

三井記念美術館 → http://www.mitsui-museum.jp/index2.html

田淵俊夫展 智積院講堂襖絵完成記念 於: 日本橋靍島屋 8階ホール
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
先日、日本橋三越本店でも田淵俊夫氏の展示を見ましたが、こちらは田淵俊夫氏が京都東山の智積院講堂に襖絵を描き、その完成を祝い襖絵60面全ての展示です。田淵氏独自の解釈で題材を選び、墨一色で描かれた作品の数々は厳かでありながら力強く素晴らしいものでした。

山口啓介 浮遊家族 – からだ、血管、眼房水 於: 日本橋靍島屋6階 美術画廊X
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
独自の活動をされている現代アート作家、山口啓介氏の個展です。展示の中心となる人体をモチーフとした絵画の数々は、少しグロテスクに思えるのに何故か爽やかなイメージもあり、とても不思議な感覚の作品でした。ちょうど山口啓介氏が音楽用カセットケースと、花や植物を使った作品「カセットプラント」の小作品を組み立てていらっしゃいました。

日本橋靍島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/index.html

無声時代ソビエト映画ポスター展 第1期 於: 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
自己期待度 - 甲
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
ロシア・ソビエト文化研究家・翻訳家であった袋一平氏 (1897~1971) の蒐集による無時代のソビエト映画ポスターの展示。この 第1期は1925~28年に於ける作品のポスターが展示されています。どのポスターも構成主義を感じさせる洗練された優れたデザイン、タイポのイムパクト、色彩、構図、イラスト、全てが美しいですね。あとの2・3期もとても楽しみです。

東京国立近代美術館 → http://www.momat.go.jp/

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