ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年二月二十八日]

2010年02月28日 | fine arts
今日は午前中、風は強く雨は冷たくて参りましたが、そんな中、横浜へ。そして、そのまま初台へ行こうと考えていたのですが、雨が上がり心地良い天気となったので、一度、家は戻り、原チャリで再び出掛けました。

3/10は「さん/とう=三塔」で神奈川県庁舎の「キング」、横浜税関の「クイーン」、横浜市開港記念会館の「ジャック」、その三つの塔を対象した「横浜三塔の日」(写真) だそうです。まぁ、こじつけですが、横浜の建築散策に出掛けるには良いかもしれませんね!?

0109) Meta II 絵画の広さ! 深さ! 豊かさ! 於: 神奈川県民ギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
日本画を基に現代アートを展開する現在注目されている13名の作家によるグループ展です。もはや日本画とは言えない様な作風の作品も多々ありますが、どれもがオリヂナリティ溢れるパワーを持つ意欲作ばかりでした。中でも、いつもイムパクトを感じる岡村桂三郎氏の作品、樋口広一郎氏の現代的なペインティング、梶岡俊幸氏の漆黒の波図、金子富之氏の本展の中では最も日本画的な龍と象を描いた作品などに惹かれましたね。次回のこのグループ展が楽しみです。

神奈川県民ギャラリー → http://www.kanakengallery.com/

0110) 彩色立面図に見る日本の近代建築 銀行・オフィスビルから邸宅まで 前期 神奈川県編 於: 神奈川県立歴史博物館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
横浜在住の建築家、岡義男氏が描いた近代建築のと彩色立面図と共に、描かれた建築物の写真や解説などが紹介された展示でした。この前期展は神奈川県に存在している、存在していた建物編です。こと細かく竣工時の姿が描かれた作品は素晴らしく、また歴史的に価値のある建築物を沢山知ることが出来て、とても興味深い展示でした。全国の銀行建築にスポットを当てた後期展も楽しみ。

神奈川県立歴史博物館 → http://ch.kanagawa-museum.jp/

0111) 可能世界空間論 空間の表象の探索、のいくつか 於: NTTインターコミュニケーション・センター
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
毎度、小難しいテーマによる最新鋭のディジタル・アートを紹介する此処、ICC。今回もご多分に漏れない展示でした。根がアナログ人間の自分にとっては、あまり興味の沸かない展示も多いのに何だか気になって行ってしまう次第ですが....。今回もそんな内容でしたが、折紙を基にしたコーナーは興味深いものでした。アナログである紙をディジタルで処理するにことにより、紙、そして折りのいろいろな可能性、多様性を感じる展示でしたね。

NTTインターコミュニケーション・センター → http://www.ntticc.or.jp/index_j.html

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今日の美術展 [平成二十二年二月二十七日]

2010年02月27日 | fine arts
ハッキリとしない空、雨が降っていない隙を見計らって原チャリでサクッと一軒、展示へ。

今日一日の行動と全然、関係ありませんが、おやつに「うさぎぱん (写真)」を食しました。栗あんが入っていて、なかなか美味なひと品でしたよ。

0108) 内井照蔵の思想と建築 自然の秩序を建築に 於: 世田谷美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
当世田谷美術館を設計した内井照蔵氏が手掛けた建築の数々を紹介する回顧展でした。スタイリッシュでありながら、とても温かみを感じる建築。それは内井照蔵氏が信仰したキリスト教の教えに準ずるかの様に思えましたね。小さな個人の邸宅から公共の大きな建築物まで、どれもが居心地の良さそうな空間を造り出す設計だと感じました。氏は日本近代建築に於ける名匠のひとりと言えるでしょう。

世田谷美術館 → http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

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これ! ジャケ #49

2010年02月26日 | musics
何だかんだとこなさなければならない用事、そして超プライベートですが、洗濯機故障の修理待ち (結局、直らず仕舞いでしたが....。) をしていたりで出掛けるタイミングを逸してしまいました。そんな訳で、これを。

ひと昔前 (?!)、自分が子供の頃にはまだまだウエスタン映画が流行っていました。しかし何であんなに流行っていたのでしょうかね?! 今となっては、あんなにインディアン達を迫害する映画は作れないと思います。で、このアルバムは、そんな名作西部劇の主題歌ラテン・カヴァー・インスト集。ジャケットも如何にも西部、メキシコを連想させるイメージのもの。まだソンブレロが登場していない分、ベタではないですが。まぁ、1960年当時の時代感を感じさせます。サンドはかなり楽しげでゴキゲンなナムバー揃い。でも、演奏する楽団のネーミング、 ラテン・オールスターズって大雑把過ぎやしませんか?!

西部劇メキシコにゆく / ラテン・オールスターズ (ビクター株式会社 LV149) 10吋LP [1960]

今日の美術展 [平成二十二年二月二十五日]

2010年02月25日 | fine arts
今日はラヂオ仕事や諸々であたふたと動き廻っていた中、一軒だけ展示に立ち寄りました。

春一番が吹いた今日は空の美しい一日でした。写真は仕事場から写した空ショットです。

0107) 高木こずえ「MID」 於: 第一生命南ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
新進気鋭の女流写真家、高木こずえ女史の作品展です。昨年の秋に刊行された写真集「MID」に収められた作品、高木女史が15歳から現在に至るまでに撮った写真の数々が一風変わった展示方法で並んでいました。大判のパネルが22点、そして多数のサービス版的なサイズの写真が壁一面に散らばった様に貼り付けられています。どの写真も何故か気になる、何処か引っかかる、不思議な雰囲気を持つ作品ばかりでした。視点がイイですね。

第一生命南ギャラリー → http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/activity/culture/index.html#a02

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今日の美術展 [平成二十二年二月二十四日]

2010年02月24日 | fine arts
ぬく~い一日でした。またいきなり、この温かさは何なんでしょう?! 調子狂いますね。で、これから先、しばらくバタバタと忙しくなりそうなので、今日、空いた一日で固めて展示を観に行ってきました。

0099) 陶磁器ふたつの愉楽 観るやきもの・使ううつわ 於: 根津美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
観る焼もの、使う器、陶磁器の鑑賞の仕方の違いによる展示です。まぁ、とにかく、あらゆる素晴らしい陶磁器の数々が並んでいて、すっかり堪能いたしました。当美術館の収蔵品が如何に凄いかをまた改めて感じましたね。併催されていた円山派と四条派による絵画の数々もなかなか見応えがあり、良い展示でした。

根津美術館 → http://www.nezu-muse.or.jp/

0100) 医学と芸術展 生命と愛の未来を探る 於: 森美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
かなり奇抜なテーマ、そしてヴァラエティに富んだ内容の企画展でした。人体の神秘、そして人が如何に今日まで自分達の身体に関心を持って来たかが分ります。芸術として作られたり描かれたりしたものでなくても、見方を変えると充分に芸術性があり、とても興味深い作品 (?!) が多く並んでいました。まぁ、身体がなければ世の中のあらゆるものが出来ない訳で、やっぱり人体に対する医学や芸術は人が考える研究の対象物、永遠の課題なのでしょう。とても面白い展示でしたね。

森美術館 → http://www.mori.art.museum/jp/index.html

0101) 五大学 卒業・終了展 於: 国立新美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、東京の五美術大学の卒業生・大学院修了生による制作展、本当に沢山の作品を見ました。これから活躍するであろう若手作家の方々の持つパワーとエネルギーを存分に浴びてきましたね。いろいろなジャンル、それぞれに趣向を凝らし、渾身の力を込めた作品ばかり、中には自分の気を惹く作品が多々ありました。 多摩美の杵渕美帆女史のキラキラ光るビーズを施されたパンダの人形「光光 (kou-kou) (写真) は楽しい作品。同じく多摩美の以前、二人展を見た卯野夏子女史による伊藤若冲氏やマチス氏をモチーフにしながらデュシャン氏の大ガラスを思わせる「Relationship for Jyakuchu and Matisse」(写真下)、本田菜津美女史の時計部品を用いて作成された兎と亀のオブジェ「Time to be included」(写真下)、 小さな絵画が沢山並んでひとつの作品になっている女子美の川本瑞絵女史による「残像」(写真下) などなど。此処で見たそれぞれの作家さん達、是非、活躍してもらいたいものです。それと多摩美の卒業生が演っているバンド “Merpeoples” のPVが凄く気になりました。近々、ライヴを観に行きたいと思います。

卯野夏子 作「Relationship for Jyakuchu and Matisse」


本田菜津美 作「Time to be included」


川本瑞絵 作「残像」


国立新美術館 → http://www.nact.jp/

0102) WILL 於: OJI PAPER GALLERY 自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
王子製紙が生産している紙に対して、当社が展開する仕事や活動を紹介する展示です。やっぱり紙に関する話は何でも興味深いですね。この展示、次回に続くらしいです。

OJI PAPER GALLERY → http://www.ojigroup.net/designers/library/index.html

0103) 児嶋都展 いちご心臓 於: ヴァニラ書房
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
イラストレイターの児嶋都氏の作品展です。ご本人はきっと尊敬しているんだろうなぁ~、と思わせる楳図かずお氏の画風を彷彿とさせる作品の数々、なかなかのホラーぶりです。

ヴァニラ書房 → http://www.vanilla-gallery.com/

0104) 水口かよこ 木版画展「ゆるやかな日常」 於: 純画廊
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
現代に於ける新版画と思える様な木版画。色彩が優しく美しい作品ばかり、新版画好きの自分にとってグッとくる作風でとても気に入りました。空を描いた作品が多いのも特に好みです。自分としてはちょっと注目の作家さんですね。今後の活動にも期待です。

純画廊 → http://jungarou.com/

0105) 田中一光ポスター 1953-1979 於: ギンザ・グラフィック・ギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
2002年に他界された名グラフィック・デザイナー、田中一光氏が1953年から1979年に手掛けたポスターの内から150点が並ぶ展示でした。その時代ごとが反映されながらもオリヂナリティに富んだデザインが施されたポスターの数々、やはり凄い、と言うべき仕事ばかりです。特に田中一光氏と言えば「明朝体」、そのタイポの使い方には力があり、印象的ですね。思わず図録を購入しました。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー → http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/index.html

0106) 名家の逸品 礼の家・宴の美 於: ホテルオークラ東京
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
近衛家、竹田家、鳩山家、細川家、前田家、松平家、三井家、大倉家の名家が代々所有する人をもてなす為に用いた品々を、その時の宴を再現したかの様に演出した、とても興味深い展示でした。やはり、どの家も素晴らしい調度品ばかり、目の保養になりましたね。中でも自分としては近衛家に伝わる菓子の見本帖と、掲載されている和菓子の再現に惹かれました。大倉家が創業したホテルオークラならではの企画、さすがです。

ホテルオークラ東京 → http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/

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今日の美術展 [平成二十二年二月二十三日]

2010年02月23日 | fine arts
大分、温かい陽気となりました。ちょい、鼻がグシュグシュ。ぼちぼち花粉症が.....。今日はミーティング、そしてラヂオ仕事の前に一軒、ちょろっと展示に立ち寄りました。

0098) イラボンテン「イラストの本」展 於: +○tray
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
48名のイラストレイターの方々によるイラスト本の数々が並ぶ楽しい展示です。まさにいろいろな作風の作家が趣向を凝らした本ばかり、結構、気になる作品が多々ありました。1/27に展示を見たケッソクヒデキ氏の本を買おうかなと思いましたが、迷ったあげく購入は見送り....。掲載されている作品の現物を見ているだけに、どうしても印刷物だと魅力が半減してしまいますから。この展示、とても面白い企画でしたね。

+○tray → http://www.tray.jp/

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これ! ジャケ #48

2010年02月22日 | musics
今日は溜まっていた諸々の用事をこなす為に内勤でした。

まさにラテン感溢れるエキゾチックなムード漂う写真を使用したアルバム・カヴァーです。原色系で鮮やかなの色使い、そしてスネア・ドラムを抱いてこちらを伺う妖しげな雰囲気の女性、イイですねぇ~。で、内容の方は当時の日本歌謡ヒット曲をカヴァーしたいなたいラテン・ナムバー集。タンゴ・アレンヂの曲が多いのは、やはり時代性でしょうかね。古めかしいサウンドもイイ味を出しているムーディな一枚です。

黄金のラテン・リズム 第2集 / オルケスタ・ティピカ・ビクトール, ビクター・ラテン・リズム・セレナーダース (ビクター株式会社 LV84) 10吋LP [1959]

今日の美術展 [平成二十二年二月二十一日]

2010年02月21日 | fine arts
何だか薄ら寒いです。なので、今日も電車で移動。

日比谷シャンテの合歓の広場にこんなゴジラ像 (写真) があるのには気が付きませんでした。日比谷は東宝映画の本拠地ですもんね。

0096) art egg vol.4 岡本純一 於: 資生堂ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
ギャラリーの空間をV字型に和風な壁で仕切ったインスタレーション、彫刻作品なんだそうです。仕切られたふたつの空間、その違いの妙は感じられますが....、自分としてはあまり興味が湧きませんでしたね。

資生堂ギャラリー → http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/

0097) 平成21年度 多摩美術大学日本画卒業制作展 於: 東京銀座画廊
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
多摩美術大学で日本画を学んだ卒業生による卒業制作作品の展示です。若い作家の作品を見ることは興味深いもの。今後の活躍に期待します。出展作のほとんどが斬新な画風で描かれた作品ばかりでしたが、古来から受け継がれる正統派の日本画を描く学生が居てもイイのになぁ~、と自分は思うのですが....。

東京銀座画廊 → http://geiriki.com/ba/detail.cgi?id=10000847

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今日の美術展 [平成二十二年二月二十日]

2010年02月20日 | fine arts
今日はあまり遠くへは行かない予定だったので、原チャリ移動にしました。やっぱり小廻りが利いて便利、ありがたいことです。

0090) 江戸の彩 珠玉の浮世絵コレクション (後) 於: 太田記念美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
1/19に訪れた展示の後期展です。前期に引き続き、今回も絶品の浮世絵が数多く出展されていました。この企画展、通期で肉筆浮世絵の名品を多数見ることが出来たのが特筆する点です。素晴らしい浮世絵を沢山、堪能いたしました。

太田記念浮世絵美術館 → http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/index.html

0091) 酒井龍一展「ゆめか、うつつか、まぼろしか」 於: newtron tokyo
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
日本画だとは思っていなかったので、少し驚きがありました。良い意味で日本画らしからぬ質感が興味深く、奥行き感のある画風に惹かれました。日本画現代アートです。

0092) 柴田芳作展「curious garden - 不思議な庭」 於: newtron tokyo
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
ある意味、古臭い (だから、悪い訳ではありません。)、60年代後期から70年代の匂いを感じさせる様なインスタレーション作品です。脳の様なものがモチーフとなった数々の作品。人間にとって心臓と並び最も重要な器官である脳、その機能はまだまだ未知の部分がある程、不思議なものですから。

newtron tokyo → http://www.neutron-tokyo.com/index.html

0093) かみの道具3 トクショクシコウ展 於: リビング・モティーフ B1F ビブリオファイル
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
紙を加工した作品・製品の展示です。非常に面白い内容でした。「かみの工作所」と言うブランド (?!) が6組のデザイナーと作ったペーパー・プロダクト、とても考えられたデザイン性、機能性に富んだ紙製品ばかりで、いろいろな紙の可能性が提案されていました。中でも自分は「ネジフタ」と名前の付いた蓋付きの箱 (写真下) が気に入りましたね。で、購入しました。言葉で表すのは難しいのですが、まぁ、蓋をひねって被せる紙の容器 (分らない?!) です。展示されていた製品のどれもが工夫された良いものでしたので、是非、何処かで実物を見てみて下さい。紙は文化は素晴らしく、まだまだ可能性が無限にあると言う現れです。



リビング・モティーフ → http://www.livingmotif.com/

0094) PAPER DOLL展 於: GALLERY TOYO BAMBOO
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 甲
24名のイラストレイターがそれぞれに描いた着せ替え紙人形展。自分の好きな作家さんも数名出展されていて、とても楽しい展示でした。しかしながら、この手の作品を作ると各作家さんの趣味性が色濃く出て面白いですね。制作された作品は販売もされていたので思わず、小巻女史のSM嬢2種と永野敬子女史によるスパイ・ガールの着せ替え紙人形、そして寺田順三氏が描いた可愛らしい動物イラストの絵はがき集 (写真) を購入してしまいました。またまた紙文化の良さが此処にもありましたよ。

GALLERY TOKYO BAMBOO → http://www.biscuit.co.jp/bamboo.html

0095) 細見コレクション – 琳派にみる能 於: 国立能楽堂資料展示室
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
京都・細身美術館が収蔵する琳派の作品から能にまつわる品を集めた展示でした。優雅な琳派と能の世界が相俟った美しい品々の数々を堪能いたしました。琳派の自由であり様式的でもある美には、やはり惹かれますね。

国立能楽堂 → http://www.ntj.jac.go.jp/nou/

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今日の美術展 [平成二十二年二月十九日]

2010年02月19日 | fine arts
どうしようかと迷いつつ、今日も電車移動にしました。早く、躊躇なく原チャリで出掛けられる様になって欲しいものです。

写真は新規購入したデジカメで撮ったパンダの人形。前のデジカメより高画質です。新御茶ノ水近辺の薬局店頭を愛くるしく飾っていました。

0085) 国宝 土偶展 於: 東京国立博物館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
やっと会期終了間際、リギリギリ滑り込みで行ってきました。実は自分、結構、考古学に興味があり、子供時分から土偶が大好き、その上、鬼瓦や仏像なども好みで、子供らしからぬ趣味。それは現在も続いておりますが....。なので、実家に帰れば、今回の展示にも出品されている遮光器土偶の複製品やミニチュア土偶などがありますよ。そんなこんなで、この展示を楽しみにしてました。まぁ~、混んでましたが、めげずにじっくりと鑑賞した次第です。展示されているひとつひとつの土偶、そのどれもが特徴的な面白い形と力強さを感じました。縄文時代、古代の人々が持っていた造形力、発想力の素晴らしさに驚きです。とても興味深い展示でした。土偶好きとしては、やっぱり図録 (写真下) を購入です。

東京国立博物館 → http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00



0086) 糸あやつりの万華鏡展 於: INAXギャラリー1
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
375年の歴史を持つ人形芝居「結城座」を紹介した展示です。現在に至る活動歴の解説、そして実際に使用された人形が並んでいました。映像を見ましたが、人形芝居とは言え、その動きは人と変わらないもの。芝居を学んでいなければ人形を操ることが出来ないと思います。奥が深いですね。そして古典的な芝居だけではなく、常に新しいネタを掛けている姿勢も素晴らしいと感じました。伝統と革新、娯楽のひとつの在り方でしょう。一度、その芝居を観てみたいものです。

0087) 佐東恵展 - 虹彩の断層 於: INAXギャラリー2
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
色とりどりの絵具を塗り重ね、その画面を削って描かれた色が美しい現代絵画です。手法は興味深いと思いました。また、その色のセンスがとても良いと感じましたね。

0088) 新宮さやか展 – 陶 黒い蝕花 於: INAXガレリアセラミカ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
とても手の込んだ陶芸作品、花を大きく、そして各ディティールを細緻に表現しています。高い技巧力により花弁や雄蕊、雌蕊のひとつひとつが繊細に造られ迫力のある作品ですね。そして、花なのに全体がモノクロなのが興味深いです。黒いが故なのか、崇高なイメージを感じられました。

INAXギャラリー → http://www.inax.co.jp/gallery/

0089) クリエイター100人からの年賀状 vol.5 於: 竹尾 見本帖本店
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
紙を扱う商社、竹尾にいろいろなクリエイターの方々から届いた今年の年賀状が並ぶ展示です。それぞれの方がいろいろと趣向を凝らした賀状ばかりで楽しい内容でした。用途が決まっている年賀状、ある程度、制約された中で意匠を展開しないとならない分、作家の腕の見せ処。年賀状は面白いデザイン・ツールのひとつだと思いますね。

株式会社 竹尾 → http://www.takeo.co.jp/cgi-bin/site/index.php

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