ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年一月三十一日]

2010年01月31日 | fine arts
今年は展示を見に行くにしても、そんなに詰め過ぎずにしようと思いつつ、見たい展示も多く、他にも何かとやりたいことが沢山あって時間を取られてしまい、結局、バタバタです。今日も会期終了日に滑り込みで展示を見てきました。

“21_21 DESIGN SIGHT” 横の植え込みの南天が実と同じ様に葉が赤く色付き (写真)、とても素敵な色彩を呈していました。本当に自然の織り成す「色」は素晴らしいです。

0044) 現代工芸への視点 装飾の力 於: 東京国立近代美術館工芸館
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
現代の作家による陶芸や漆芸などの工芸作品に於ける装飾にスポットを当てた展示でした。いろいろな作家によって、それぞれの作風で作られた作品の数々。そのどれもが高い技法で作られた美しいものです。技を極めた者にしか出来ないこだわりの美を見ることが出来ました。一見では、なかなか受け入れられない様な作品でも、作家の意志を持ってすれば理解されるのではないでしょうか?! 各作品固有の美を感じました。

東京国立近代美術館 → http://www.momat.go.jp/

0045) 「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展 於: 21_21 DESIGN SIGHT
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
現在、大人気プロダクト・デザイナーの深澤直人氏が手掛けた数多くの製品と広告写真家の第一人者、藤井保氏が、それらの製品を撮った写真とを展示していました。±0シリーズや携帯電話の “INFOBAR” を筆頭に深澤直人氏のデザインによる製品はフォルムがきれいで、人気があります。ですが、自分はイマイチ、興味が湧きませんね。すいません。ですが、藤井保氏の写真には魅せられました。被写体の製品に対する自分の好みはどうあれ、その写真の数々は美しい芸術作品です。

21_21 DESIGN SIGHT → http://www.2121designsight.jp/

0046) G-tokyo 2010 於: 森アーツセンターギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
現在、勢いのあるギャラリーが多数、ブースを出展した現代アートのコンベンション的展示でした。今、最先端で活躍する作家達の作品をいろいろと見ることが出来て面白かったですね。とりわけ惹かれる作家、目新しい作品はありませんでしたが....。

森アーツセンターギャラリー → http://www.roppongihills.com/art/macg/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月三十日]

2010年01月30日 | fine arts
寒いのですが、平年よりは温かいそうです。身体がすっかり温かさに馴らされてしまっているのでしょうか?!

0042) 竹久夢二展 – 憧れの欧米への旅 於: 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
竹久夢二氏が欧米へ旅をした際に描いた貴重な絵画、肉筆美人日本画、そしてのセノオ楽譜を中心としたグラフィック・デザイン的なものなど、数多くの作品が出展されていました。日本初公開の油彩画「扇をもつ女」や沢山のデッサン等の欧米で描かれた作品はもちろん興味深いものでしたが、自分はより肉筆美人画と今までの見たことのない多くのセノオ楽譜表紙絵に惹かれました。やはり夢二氏の女性画は色艶があり儚く憂いを感じる処に魅せられます。そしてセノオ楽譜表紙絵は本当に優れたイラストとデザインですね。夢二氏自身も何曲かの作詞をしていますが、夢二氏の音楽に対する愛を感じます。百貨店の展示ながら見応えのある内容でした。
ちなみに写真は自分が所有する夢二氏のイラストが使用されたレコードのジャケットです。

日本橋三越本店 → http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10

0043) TWS-EMERGING 131 柴田英里「アイドル」 132 鎌田あや「私のまわりの目に見えない夢」133 草刈ミカ「凸凹絵画」 134 高木里枝子「ほんのり、いたい」 於: トーキョーワンダーサイト本郷
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
顔が上下逆さまになっているセラミック製の少女像が並ぶ柴田英里女史の作品、鎌田あや女史の作品は廃墟を思わせる薄暗い部屋いっぱいに作られたインスタレーション。アクリル絵具をケーキ等のデコレーションで使う絞り袋と絞り口でキャンバスにチェック柄の様に幾本にも絵具のラインを引き絵画を描く手法の草刈ミカ女史、そして高木里枝子女史はいちごをモチーフにしたペインティング作品でした。自分は高木里枝子女史の作品に惹かれましたね。甘いイメージ「いちご」なのに、その裏腹にエッジの効いたメッセージを感じ、またエロティックさも覚えました。あと、草刈ミカ女史の手法は興味深かったです。

トーキョーワンダーサイト → http://www.tokyo-ws.org/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十九日]

2010年01月29日 | fine arts
また寒い~っ....。何だか温かかったり、寒さがぶり返したり、もぅ大変ですな。

0037) 市川孝典 murmur 於: FOIL GALLERY
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
市川孝典氏の個展には去年の6/29にも訪れましたが、今回は全て森の中に於ける光景を描いた新作展でした。まぁ、とにかく、その画面が和紙を線香で炙り、焼き焦がして描かれていると言うことには驚きです。二度目ながら、やはり凄い技法だと思いました。しかも下絵なしで記憶のままに大きな画面を右上の端から描いて行く、全てを描き切るまで引いて全体像を見ない、まさに驚愕の描写術です。そんな技法で描かれながらも、もちろんのことですが大きな画面ながら構図に全くブレがなく、細密描写でもある、凄いですね。天才と言えるでしょう。ご本人と作風の可能性など、いろいろお話しさせて頂きましたが、今後の活動に期待大です。

FOIL GALLERY → http://www.foiltokyo.com/gallery/galleryindex.html

0038) 変成態 リアルな現代の物質性 Vol.7 鬼頭健吾 於: ギャラリーαM
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
シリーズ展第7期は鬼頭健吾氏の作品展。色とりどりのチェック柄クロスが壁・床に貼られている空間に置かれた沢山のビーチ・パラソルを繋ぎ合わせ作られた巨大なインスタレーション、イムパクトと楽しさを感じます。膨張する不思議な生命体の様でもありました。その他の立体、そして平面作品も色彩感覚がとても面白く興味深かったです。

ギャラリーαM → http://www.musabi.ac.jp/gallery/

0039) 自在 満田晴穂 於: ラディウム-レントゲンヴェルケ
自己期待度 – 甲
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
現代の自在置物師、満田晴穂氏による作品展です。「自在置物」とは間接や蛇腹、羽、触覚など自在に動く、本物そっくり、精巧に作られた金属製の動物や昆虫の置物のこと。江戸時代から続く匠の技で満田晴穂氏は、その技術を現代に於いて再現しています。ほとんど実物大に作られたクワガタやノコギリムシなど、その様はまるで本物の様、驚きの技術力による作品の数々でした。ここまでこだわって極めているのは本当に素晴らしいです。前から自在置物には関心があったのですが、今回、さらに魅せられてしまい、江戸期、明治期の名工達が作った名作の数々を紹介した本 (写真) を思わず購入してしまいました。でも、本当は作品自体を欲しいのですがね....。是非、作品と技を見に行って下さい。お薦めです。

ラディウム-レントゲンヴェルケ → http://roentgenwerke.com/index.html

0040) 誠実な草 於: CASHI
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
若手男性現代アート作家、4名による作品展です。今まで、それぞれの作家ごとに作品を見たりはしてますが、今回、特に印象に残ったのは宮田聡志氏の連作「紙」でした。ゴミや髪の毛などが入り混じってしまっている古紙を漉いた紙のシートです。自分は現代社会の澱が形になった様に思えました。

CASHI → http://cashi.jp/jp/

0041) MEGYUWAZO ~ へうげもの in 柳橋 於: ルーサイトギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 - 乙
自己関心度 – 丁
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
昔、有名な芸者さんが住んでいた古民家を改装してギャラリーとして使用しているルーサイトギャラリーで開催されていたのは古田織部氏を主人公にする漫画「へうげもの」に因んだ焼き物の展示でした。現在、漫画を全く読まない自分は分りませんが、「へうげもの」はとても人気があるらしいです。若手激陶者集団「へうげ十作」による作品が出展されていましたが....、すいません。自分がグッとくるものがありませんでしたね。

ルーサイトギャラリー → http://www.mapion.co.jp/phonebook/M02031/13106/0358330936-001/
展示紹介「へうげもの」ブログ → http://hyouge.exblog.jp/12687486

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十八日]

2010年01月28日 | fine arts
今日は展示へは訪れず、内勤をして夜になってからセミナーに参加しました。

0036) 銀座建築デザイン大学 第4回 和菓子のデザイン 於: 東京建築士会
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – ×
自己趣味性度 – 甲
本来は建築関係のセミナーらしいのですが、今回は和菓子の意匠にスポットを当てた講座だったので参加してみました。言わずと知れた和菓子の老舗、虎屋の資料を管理する虎屋文庫の中山圭子女史による和菓子の歴史と成り立ち、意匠に関する様々な事柄、アートとしての和菓子など、興味深い話をいろいろと聴くことが出来て良かったです。和菓子の奥深さ、可能性を感じ、また何より虎屋さんの凄さを再認識したセミナーでした。自分も和菓子に関して出来ることがあれば、何かしてみたいです。写真は参加者に配られた虎屋製の上生菓子。説明を拝聴しながら美味しく頂きましたよ。

東京建築士会 → http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/
セミナー・インフォメーション → http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/51_kaihou/2009/12/200904ginzadesign.pdf

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十七日]

2010年01月27日 | fine arts
イイ天気、爽やかな冬空。雲が素敵な一日でした。

0028) 東山魁夷と昭和の日本画展 於: 山種美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
東山魁夷氏の作品を中心に当美術館が収蔵する昭和期に描かれた名日本画家達による作品が並ぶ展示です。多くの素晴らしい日本画の名作を堪能すると共に東山魁夷氏を通しての昭和期に於ける日本画のトピックを知ることが出来ました。近代日本画の流れをしっかりと捉えられることも出来ましたね。

山種美術館 → http://www.yamatane-museum.or.jp/

0029) 新春展  於: ニューオータニ美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
新春を彩るに相応しい当美術館が収蔵する国内外の名作絵画の展示です。どれもが秀逸な作品ばかりでしたが、自分は特にアンドレ・コタボ氏、ポール・ギアマン氏等の洋画に魅せられました。作品の出展数はあまり多くないにしろ充実した内容です。

ニューオータニ美術館 → http://www.newotani.co.jp/group/museum/index.html

0030) cosmic 高橋良展 於: neutron tokyo
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
巨大でダイナミックな襖絵的な墨絵。海中の様な光景、不思議な雰囲気の漂う独創的な作品です。何処となく意識を引っ張られる感覚があって、見ていると奇妙な気分になりました。なかなか興味深い作風です。

0031) 「屋根裏の小さな聖堂」 いちかわともこ展 於: neutron tokyo
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
可愛らしく、ほのぼのとしたキリスト教をモチーフとした様な作品の数々。思わず心が和んでしまう優しい画風、とても気に入りました。小さな画面に表された小宇宙、愛のある世界観は素敵です。

neutron tokyo → http://www.neutron-tokyo.com/index.html

0032) 三代目彫よし【刺青】原画展 水滸列伝図 於: ヴァニラ画廊
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
刺青の名彫り師、三代目彫よし氏が描く水滸伝に登場する百八騎の武人達、迫力溢れる墨絵の数々が並ぶ展示でした。三代目彫よし氏の肉筆画は当ギャラリーで今までに数度、見ておりますが、やはりいつ見ても凄い。画面からは鬼気迫る気配がビシビシと伝わってきます。特に今回は武将や軍師を描いた作品だけあって圧巻でした。これだけの描写力が一流彫り師たる所以なのでしょう。素晴らしいです。

ヴァニラ画廊 → http://www.vanilla-gallery.com/

0033) BANTA – 沁みついた記憶 オサム・ジェームス・中川写真展 於: 銀座ニコンサロン
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
沖縄の岸壁を撮影した写真をディジタル処理を施し繋ぎ合わせ、実際にはない風景を画面に造り写し出しています。処理により、デフォルメされた岩肌や波、水面は何とも不可思議な情景を産み出していました。この様な手法が現代の写真芸術に於けるひとつの在り方なのでしょう。そして、テクノロジーにより、進化 (?!) して行くに違いありません。自分は、あまり興味がありませんが.....。

ニコンサロン → http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/index.htm

0034) art egg vol.4 曽谷朝絵 於: 資生堂ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
曽谷朝絵女史の絵画は今までにいろいろな処で見る機会があり、その独特なフワッとした雰囲気を気に入っていました。当ギャラリーのシリーズ企画展に今回、出品された作品は白い壁・床に貼られた色とりどりのカッティング・シートと彩色されたビニール・シートによるインスタレーションです。ダイナミックに色が弾けまくった空間には楽しさが溢れている様に感じました。「鳴る色」と名付けられたその作品、音と色がテーマとなっているそうです。

資生堂ギャラリー → http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/

0035) ケッソクヒデキ展 Gradiation 於: ガーディアン・ガーデン
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
リクルート社が主催する公募展の入賞者による個展で、今回はイラストレイター、ケッソクヒデキ氏の作品展です。ケッソクヒデキ氏が描く静かな風景画に何故かとても共感を覚えるなぁ、と思っていたのですが....、気が付きました。それは、描かれた対象物、空や建物、重機と言ったものが、自分がいつも見ているもの、気を惹かれる景色だからです。視点が似ているのでしょう。そう思えたら、作品が鮮明に見えてきて、俄然、関心も湧いてきました。面白いもんです。ケッソクヒデキ氏の作品、好きですね。

リクルートの2つのギャラリー → http://rcc.recruit.co.jp/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十六日]

2010年01月26日 | fine arts
0027) KU・BI・RE「くびれ」展 – 容器たちの美しい曲線 於: 生活工房
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
洗剤、シャンプー、醤油などに使用されている容器の形状にスポットを当てた、ちょっと変わった視点によるミニ展示です。多摩美術大学造形表現学部デザイン科の学生が容器のデザインを元にいろいろなインスタレーション作品を展開していました。目の付け処は良かったですが、もうちょっと練れた作品だと思いましたが....。で、よくよく気を付けてみると美しいフォルムを持った容器が世の中には沢山ありますね。写真は自分の家にある「美しいくびれ」です。

生活工房 → http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

札幌を跡に。

2010年01月25日 | etc.
今日は札幌から帰京日。札幌を発つ前にホテルから近かったこともあり、月並みですが「時計台」を観に。そして札幌を跡にしました。

こちらはラーメンの「味の時計台」。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十四日]

2010年01月24日 | fine arts
札幌二日目。ライヴのリハーサルまで、大分、時間があり、せっかくなので展示を一軒見てきました。

北海道立近代美術館の前庭も当然ですが雪景色 (写真) です。

0026) 土×炎=? ~ 古代を夢見るやきものアート 於: 北海道立近代美術館
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
縄文時代の土器や土偶から、岡本太郎氏、イサムノグチ氏、そして近現代の現代アート作家に至るまで、様々な陶芸作品の展示です。古代への憧れ、古の陶芸品に触発されて作られた近現代のアーティストによる作品の中にも興味深いものが多々ありましたが、縄文時代の土器や土偶の方に、とても魅せられました、それらの造形美と秘められたパワーは凄い、本当に意識が惹き付けられてしまいます。太古のものながら、凝った意匠にはモダンさを感じますね。きっと縄文時代にも陶匠が居たのでしょう。芸術性の高さには驚きました。こうなると現在、東京国立博物館で行われている「国宝 土偶展」が俄然、楽しみになってきましたよ。
此処、北海道立近代美術館はとても落ち着いた雰囲気の広々とした空間の心地良い美術館でした。シャガール氏とパスキン氏の作品や浮世絵美人画等のコレクション展も見応えがありました。

北海道立近代美術館 → http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/index.html

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十三日]

2010年01月23日 | fine arts
今日は明日のライヴ仕事の為、札幌に前乗り。羽田空港へ向かう前、展示に一軒寄りました。

やっぱり、かなり寒い....。大通公園では「さっぽろ雪まつり」の雪像を作成中 (写真) でした。

0025) オリジナル燐寸ラベル&マッチ箱アート展 vol.9 於: オーパ・ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
多数の作家が参加したマッチ箱のデザイン展です。小さなスペースに、それぞれのアーティストが趣向を凝らした、とても面白い作品ばかりが並んでいました。昔からマッチ箱に施された意匠は優れたものが多い様にマッチ箱は小さな宇宙、小さいながらも、ちゃんとした作品になっているのがイイですね。どの作家のどの作品と言うことではなく、ギャラリーに処狭しと並べられたマッチ箱作品の全部、そして全体の雰囲気を楽しむことが出来ました。今でこそ、マッチを置いている店は少ないですが、マッチ箱のみならずマッチ自体の趣も捨てがたいもの、自分は好きです。

オーパ・ギャラリー → http://www.geocities.jp/opa_gs/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。

今日の美術展 [平成二十二年一月二十二日]

2010年01月22日 | fine arts
今日は月島のスタヂオ仕事でしたが、チケットを買ってあったこともあって、その前にサクッと横浜・山下公園付近へ。

写真は月島のスタヂオから臨む運河の夜景。現代でも、やはり水辺の夜景は情緒がありますね。

0024) 日常 / 場違い 於: 神奈川県民ホールギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
6名の気鋭現代アート作家によるダイナミックなインスタレーションが並ぶ作品展でした。全体的に面白くはありましたが、う~んっ、これと言ってグッとくるものを感じませんでしたね。ですが、中では昨日、旧フランス大使館庁舎にも出品していた藤堂良門氏によるガラスを使用した美しく静かな一連の作品には惹かれました。

神奈川県民ホールギャラリー → http://www.kanakengallery.com/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。