今日は銀座に用事があり、そっち方面の展示を固めて観てまいりました。(写真は"OJI PAPER LIBRARY"で頂いてきた青い紙の見本。いろいろな青がありますね。)
スチル写真でみる日本の映画女優 第2期 トーキーと戦争の時代を中心に @東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
6月に訪れた企画展の第2期で今回はトーキー (音声の付いた映画) が誕生してから戦争中の銀幕で活躍した女優さん達を紹介しています。前の展示の女優さんは知っている方はほとんど居りませんでしたが、今回は自分が生まれる前の女優さん達ですが、チラホラと知っている方が居りました。森光子女史、高峰三枝子女史等の方々で、皆さん、かわいらしい姿です。和服姿も多いですが、洋装が増えているのは当時の風俗の移り変りが分りますね。あと、数々の映画雑誌が展示されていて、その表紙に使用されている彩色写真も興味深いものでした。次回は戦後の女優さん達の紹介、楽しみです。
↓ 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 ↓
http://www.momat.go.jp/FC/fc.html
2007 ADC展 [会員作品] @ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2007 ADC展 [一般作品] @クリエイションギャラリーG8
東京アートディレクタークラブが主催する広告や商品を中心をしたデザインの優れたアートディレクションを表彰するADC賞の入選作品をふたつのギャラリーで展示していました。日本に於ける最先端のデザインの数々を一堂に見れてとても興味深いものでした。優れたアートディレクションばかりでしたが、自分はやはりどこか懐しい感じのするデザインに魅かれますね。ミサワホームの"bauhaus collection"、旅客機の"Airbus S.A.S."、カッター・ナイフのオルファ、凸版印刷などのポスターが印象的でした。
↓ ギンザ・グラフィック・ギャラリー (DNP Gallery) ↓
http://www.dnp.co.jp/gallery/index.html
↓ クリエイションギャラリーG8 ↓
http://rcc.recruit.co.jp/g8/index.html
↓ 東京アートディレクタークラブ ↓
http://www.tokyoadc.com/
『室内』の52年展 山本夏彦が残したもの @INAXギャラリー1
去年の3月号に休刊するまで52年間に615冊発刊、昭和30年にコラムニスト山本夏彦氏 (1915-2002) が創刊したインテリアの情報誌「室内」の展示です。その雑誌の隅々全てにこだわりを感じます。山本夏彦氏の人柄が伺えますね。自分は今回の展示では本誌で取り上げられた工業デザイナー、秋岡芳夫氏の蒐集した職人の道具の数々は機能美と使い込まれた経年の風格を感じさせ、本当に美しいと思いました。やはり、こだわることは非常に大切なことなのです。
↓ 室内 (工作社) ↓
http://www.shitsunai.jp/index.php
船小屋 風土とかたち 展 @INAX:GINZA 7F クリエイティブスペース
日本海沿岸に点在する舟を収納しておくための木造の小屋「船小屋」を写真とパネルでの紹介した展示です。こちらもまさに機能美、生活と直結した実用的なボートハウス。やはり美しい姿、風格、存在感があります。こう言うものの存在を知らなかったので興味深い展示でした。
↓ INAXギャラリー ↓
http://www.inax.co.jp/gallery/
POLA 新鋭展 2007「あなたの物語を楽しんで下さい」 @ポーラ ミュージアム アネックス
ポーラが選んだ若手アーティスト、荒木珠奈女史とムラタ有子女史、ふたりの作品の展示です。自分としてはあまり興味の沸かないところでしたが、ふたりともほんわかした雰囲気の作品で好感を持てました。
↓ ポーラ ミュージアム アネックス ↓
http://www.pola-ma.jp/
紙ハ好キデスカ? 青 シロク/キク 表裏 @OJI PAPER LIBRARY
製紙会社の最大手、王子製紙の本社ロビーにあるギャラリーで行われている、三つのテーマで紙を紹介した展示です。いろいろな青色の紙 (写真) を題材とした展示、紙の形と大きさの四六判と菊判を題材とした展示、紙の表裏の質感を題材とした展示の三つでいろいろと面白いかったです。特に四六判と菊判の成り立ちがよく分りましたね。ここのギャラリーでは紙のサムプルを頂くことが出来るので、また違った楽しみ方が出来ます。
↓OJI PAPER LIBRARY ↓
http://www.ojigroup.net/designers/library/index.html
Sony Design × Master Craft Lombardia - 北イタリアの職人技と、Sony Design / Sony AVの融合 @ソニービル 8F OPUS
ソニーのエレクトロニクスを中心にゲームやエンタテインメント、モバイルコミュニケーションなどのデザインを手懸けているソニー・デザインと北イタリア、ミラノを州都とするロンバルディア州の職人がコラボレイトしたAVのプロトタイプが展示されていました。漢字の名称を冠したそのプロトタイプの数々は和のテイストがある斬新で美しいものでした。特に全く違う新しい概念で形作られたスピーカー群には驚きました。最新のテクノロジーの凄さも感じました。ですが....、自分はやっぱりスピーカーは箱型がイイですね!?
↓ Sony Design × Master Craft Lombardia ↓
http://www.sony.co.jp/Fun/design/media_events/2007/milano/
↓ Sony Design↓
http://www.sony.co.jp/Fun/design/?j-short=design