ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年四月三十日]

2010年04月30日 | fine arts
やっと春全開ですね。良い天気なのに何だかんだと (レコードを拭いたり!?) していたら、瞬く間に夕方!! 結局、今日はしもきたを出ないことにしたので、銀行、買物、夕食の流れの途中で近所のギャラリーへ寄りました。

0221) 内藤ルネ kawaii原展 於: Gaoh!
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
内藤ルネ先生の原画展。たぶん今回の作品全てが前に大丸ミュージアムで見た展示に出展されていたものでしたが、それらの原画、そして書き込まれたコメントからは、やっぱりルネ先生の愛情と思い入れが伝わってきますね。まさに「kawaii」の先駆者です。あと、一緒に展示してあった小田切竜太郎氏によるルネ先生へのトリビュート作品が素敵でした。ん~っ、ルネ・パンダのシール (写真)、購入ですっ!?

Gaoh! → http://gaoh.jp/

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今日の美術展 [平成二十二年四月二十九日]

2010年04月29日 | fine arts
イイ陽気。今日は久しぶりに改装の為、暫く休館していた千葉市美術館へ。

写真は、もしかしたら前にも掲載したかもしれませんが、千葉市美術館近くにある長谷川時計店。昭和感のある建物です。誇らしげな ”SEIKO” のロゴがシブい!! そう言えば、やはり美術館近くのとても趣のある布団店の建物が取り壊されていてショックでした。まぁ、時代の流れで致し方ないことですが、どうにか残して欲しかったです。

0219) 近代日本画の百花 於: 千葉市美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
「花」をテーマに「花」をイメージする様々な近代日本に於ける絵画の展示でした。とても多くの情緒溢れる作品が出展され、見ていて本当に良い心地になりましたね。中でも新版画の名品を数多く見ることが出来たのが嬉しかったです。とにかく近代日本の素晴らしい芸術を堪能しました。200円と言う入場料金で、ここまで楽しめるのはありがたい、大満足!! お薦めの展示です。

千葉市美術館 → http://www.ccma-net.jp/

0220) 大森暁男展 ディスクロージャー 於: 新宿島屋10階美術画廊
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
大森暁男氏、ホント最近、大人気の彫刻家さんです。先日の新生堂アートフェア東京2010等、精力的に展示も行っていますし。今回、あまり新作はありませんでしたが、相変わらず高い技巧力とオリヂナリティに富んだ素晴らしい作新が並んでいました。それと今回、作品を制作する為の設計図的な下絵の展示されていて、それらを見ることが出来たのが興味深いものでしたね。当然ですが綿密に考えられて描かれた、それらの図も見事な作品に思えました。

新宿島屋 → http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html

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これ! ジャケ #55

2010年04月28日 | musics
雨が上がったら昼過ぎには出掛けようと思っていましたが、一向にその気配がないので、今日は内勤に切り替えました。今夜は “THE 69YOBSTERS” のイヴェント “YOBSETTER DECISION vol.9” へ行くどー!! “THE 69YOBSTERS” のライヴは久しぶり。ちなみに今日は自分の皿廻しはなしです。

シムプルですが、何とも、ほんわかしたイメージのアルバム・カヴァーです。全体の淡い赤と桃色が温かくてイイ雰囲気を醸し出していますね。題字に使用されている緑色とパックの色とのコントラスト、そしてタイポも素敵です。ジャケットのデザインと内容がピッタリ合っていて、ハワイアン・バンド、大橋節夫 (オパッチ) 氏率いるハニー・アイランダースの演奏による洋楽懐メロ名曲をカヴァーした南国風味たっぷりのムーディー・インスト・ナムバーばかりが収録されたナイスな一枚。50年代終りか60年代初頭のリリース・アルバム。

リンゴの木の下で (想い出のあのメロディー) / 大橋節夫とハニー・アイランダーズ (東京芝浦電気株式会社 JPO1008) 10吋LP

今日の美術展 [平成二十二年四月二十七日]

2010年04月27日 | fine arts
雨がひどいので、今日はよっぽど出掛けるのは止め様かと思いましたが、どうしても出掛けないとならない用事があって仕方なく外出。でも、せっかくだからと寄った展示が大当たりだったので、まぁ、そんな気分も帳消しです。

0217) 佐藤恵銅版画展 caTee vol.7 於: オーパ・ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
猫をモチーフとした銅版画の数々。ほとんどの作品がメゾチント技法によるものだそうで、猫の細かい毛質が巧みに表現されています。猫の表情がまたイイですね。そしてモノクロの画面が良い雰囲気を醸し出しています。猫愛を感じますよ。

オーパ・ギャラリー → http://www.geocities.jp/opa_gs/

0218) 美しき挑発 レンピッカ展 於: Bunkamura ザ・ミュージアム
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
アール・デコの女流画家として有名なタマラ・ド・レンピッカ女史の作品展。どの作品にも目が惹き付けられハッとさせられる画面、本当に印象深い絵画と言うのはこの様なものなのでしょう。結構なイムパクトを受けました。そんな感覚は、洋画に疎い自分に暫く無かったと思います。彼女の生き様と共にエキセントリックな作品ばかりでした。是非、お奨めです。そうそう、作品に合わせた壁のトーンを変えた展示法がなかなか小憎らしい演出でしたね。

Bunkamura → http://www.bunkamura.co.jp/index.html

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今日の美術展 [平成二十二年四月二十六日]

2010年04月26日 | fine arts
今日は丸の内でのライヴ仕事前に銀座のギャラリーへ。

写真は夕暮れ時に新丸ビルから皇居方面を臨む。

0215) 長澤明展 於: GALLERIA GRAFICA TOKIO
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
現代日本画の人気作家である長澤明氏の新作展です。最近の一連作である黒豹 (?!) を描いた絵画の数々は迫力もの。金箔と黒の対比が印象的です。長澤氏による古典を踏まえた上での日本画の新しい表現法にはいつも驚かされますね。かなり魅かれます。

GALLERIA GRAFICA TOKIO → http://www.galleriagrafica.com/

0216) 第二回 飛翔する女性たち 於: 純画廊
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
5名の若手女性作家のショウケース的な作品展。ジャンルも様々で、自分は特に以前、此処で見た水口かよこ女史の木版画作品を目当てに行きました。水口女史の作品は2点しか出展されていませんでしたが、やっぱりイイですね。新版画を彷彿とさせる作風はホント、自分好みです。他の作家の作品も良いものばかりで、寺村里香女史の爽快感のある絵画や塚本誠子女史の日本画などにも惹かれました。

純画廊 → http://jungarou.com/

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今日の美術展 [平成二十二年四月二十五日]

2010年04月25日 | fine arts
今夜は “たをやめ Orchesta!!!” のリーダー、岡村トモ子女史に誘われて女流サクソフォーン奏者、永井泰子女史 (写真) のズージャァなライヴを観に。その前に用事があったので銀座方面へ向かい、ついでに京橋のギャラリーに寄りました。

0213) 黒宮菜菜展 – 流彩の幻影 於: INAXギャラリー2
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
まさに今っぽいペインティン作品。ドロドロと色彩が流れ落ちている様な画面。オリヂナリティを感じる表現力。そして、質感がとても面白い作品でした。

0214) 陶 記憶の中のいきものたち 伊東靖和展 於: INAXガレリアセラミカ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
奇怪な容姿で禍々しい雰囲気の陶で作られた昆虫達。それらを作り出した創造力、作品の存在感、そして造形力の高さに惹かれました。マニアックです。

INAXギャラリー → http://www.inax.co.jp/gallery/

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今日の美術展 [平成二十二年四月二十四日]

2010年04月24日 | fine arts
今日はまずまずの天気になりましたね。展示を見てからスカパラ@東京体育館ライヴへ向かいました。

0210) 第17回緑風盆栽展 於: 上野グリーンクラブ
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
毎年恒例の盆栽展です。今年も丹誠込めて育てられた見事な盆栽の数々が並んでいました。いゃ~、盆栽はホントにイイ!! 素晴らしい日本に於ける文化のひとつです。小さなひとつひとつの鉢に広大な景色を見ることが出来ますね。

上野グリーンクラブ → http://ugreenclub.blog76.fc2.com/

0211) 中山ダイスケ Strings, 1993 於: ラディウム-レントゲンヴェルケ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
どんな作品なのかと思っていましたが、展示室にドンと置かれた球形に古い弓矢を組み合わせて造られたインスタレーションでした。まさに張り詰めたテンションを感じる渋くて興味深い作品でしたね。

ラディウム-レントゲンヴェルケ → http://roentgenwerke.com/index.html

0212) 花も嵐もかきわけて 悠久齋 於: CASHI°
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
カラフルでいろいろな布を使って作られた巨大なぬいぐるみの様な動物像と動物を描いたペインティング作品。とにかくアッパーな感じで猛烈にイムパクトのあるお祭り騒ぎ的な作風による作品の数々。面白かったのですが、イマイチ、自分の趣味ではありませんでした。

CASHI° → http://cashi.jp/lang/ja/jp

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これ! ジャケ #54

2010年04月23日 | musics
優雅な感じを醸し出そうとしてこの写真を使用したのでしょうか? 何となく寂しい感じがしないでもないですが....?! どうなんでしょ? ちょっと不思議な感じのアルバム・カヴァーです。ちなみに裏の解説には表紙写真提供「さくらフィルム」と記されていますよ。あと、アルバム・タイトル「スターダスト」のタイポは素敵ですね。内容はトラムペットの名手、海老原啓一郎氏率いるロブスターズ (?!) による洋楽ムード・ミュージックのカヴァー・インスト・ナムバー集。ひたすら和み系の楽曲が収録された60年代前半リリースの一枚。

スターダスト〈トランペット・ムード集〉/ 海老原啓一郎とロブスターズ (ポリドールレコード SLJ28) 10吋LP

今日の美術展 [平成二十二年四月二十二日]

2010年04月22日 | fine arts
もう、いー加減、天気がどうだとかの話はしたくないです。うんざり。

写真は青山公園にて。夏は楽しそうです。

0206) 花ひらく個性 作家の時代 – 大正・昭和初期の美術工芸 第1期 於: 宮内庁三の丸尚蔵館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
やっぱり自分は名匠方の作品を見るとホッとしますね。三期に分けて今までに展示される機会が少なかった当館が収蔵する大正・昭和初期に於ける名作家による日本画・彫刻・工芸の傑作が紹介されます。今回も素晴らしい作品の数々が並び、どの作品がどう、と言うことなく全てに魅了されました。匠の技を堪能出来ます。

宮内庁三の丸尚蔵館 → http://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

0207) ヤマガミユキヒロ展 Sleeping Walking 於: newtron tokyo
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
自身で描いた風景のタブローに、描かれた同じ場所で撮られた映像を重ねた作品。分割して撮られた風景写真を繋ぎ合わせ、その上からペイントした平面作品。動く光の軌跡を撮った映像作品。どれもが独創的な作風で興味深いものでした。発想が面白いです。

0208) 廣瀬育子展 piercing liquid 於: newtron tokyo
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 甲
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
並んでいる写真どれもが絵画の様な作品だと思いました。正方形と言う画面による感覚からなのかもしれませんが、絵心を感じる気がします。何気ない風景の写真でも独特の雰囲気があり、意識が惹き付けられました。割れたガラスを写した作品は叙情的であり、さらに絵画的です。とても気に入りましたね。

newtron tokyo → http://www.neutron-tokyo.com/index.html

0209) 宇野亜喜良「シャンパン・オペラ」 於: ギャラリー360°
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
シャンパンの栓に使用されている金具の上に造られた小さな彫刻作品の数々。宇野亜喜良氏の立体作品を初めて見ましたが、やっぱり宇野亜喜良ワールド、そして、より深い世界が広がっていました。細部まで気を配って造られた雰囲気ある女性の胸像、小さいながらも作家の感性が色濃く表現されています。

ギャラリー360° → http://www.360.co.jp/

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今日の美術展 [平成二十二年四月二十一日]

2010年04月21日 | fine arts
今日はたぶん人生九度目の運転免許証更新へ朝イチで出向き、違反講習を2時間受けて免許証を受け取り、それから展示を見て、あとは諸々と仕事を。今日みたいに温かいと活動が活発に出来て、いろいろと物事が捗ります。やっぱり、寒いのはいろいろな面に悪影響を及ぼしますね。

大分、日が長くなってきましたね。18時でも、もうこんなに明るいです。

0203) 茶の湯の美 - 数寄のかたちと意匠 於: 畠山記念館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
当美術館が収蔵する茶道具の銘品ばかりが並ぶ展示です。とりわけ言うことがないほど、趣深い数寄の世界を堪能いたしました。

畠山記念館 → http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

0204) 寺山修司と天井桟敷◎全ポスター展 於: ポスターハリスギャラリー
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
天井桟敷の公演に使用されたポスターは何時どれを見ても、それらのイムパクトに圧倒されます。寺山修司氏の確固たる信念と、その時々のトップ・アーティストによるこだわりのデザインが合致して大きなエネルギーを持っていると感じますね。またまた寺山ワールドのパワーに圧倒された展jでした。

ポスターハリスギャラリー → http://posterharis.com/gallery.top.html

0205) 船井美佐展 – 楽園/境界 於: ギャラリエ アンドウ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
船井美佐女史は3/26に訪れたVOCA展で気になった作家さんのひとりです。その時にも展示されていた一連の鏡を用いた和テイストを感じる立体と、また違った趣の平面作品が展示されていました。鏡の作品はホント、気に入っていますが、女性自身を擬態化して描いたかの様な今回の絵画も興味深く、立体と平面、作風のギャップと繋がりが興味深く感じます。

ギャラリエ アンドウ → http://www.ando-tokyo.jp/

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