ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年八月三十一日]

2008年08月31日 | fine arts
結局、夜はまたゲリラ豪雨となりましたが、昼間は夏の終りの空が戻って来ましたね。あまりにも気持ち良い天気だったので急遽、調子に乗って小金井から横浜まで原チャリで行くことに決めて、ちょっとした遠乗りをしました。今日の空は、まさに夏の終りの空 (写真)、入道雲もモクモクと沸き上がっていました。

日本の建物 第2部 建物と夏 於: 江戸東京たてもの園
5/18に訪れた第1部に続き、日本の建物に関する企画展の第2部です。今回は季節に因んだ展示で日本の暑い夏に対し、日本の建築がどの様に対処してきたかを紹介しています。いろいろな地方特有の建築物と建築方法、暑さ対策を考えた名建築、涼を感じる為の日本人の工夫などの内容です。特に日本近代建築に於ける名建物の数々の解説は今まで知らなかった建物が沢山あり、興味深いものでした。最近、夏にエアコンを使わない自分にとっては、昔の日本家屋で培われた工夫を活かし、今後、自然に則した建築ができることを望みます。

↓ 江戸東京たてもの園 ↓
http://tatemonoen.jp/

五姓田のすべて - 近代絵画への架け橋 (前) 於: 神奈川県立歴史博物館
当初、一度、家に戻ってから電車で出掛るつもりでしたが、前述の様にイッキに横浜まで原チャリで行ってしまいました。今回は明治期に活躍した職業絵師集団「五姓田派」にスポットを当てた一大展示の前期展です。始祖の初代芳柳や息子の義松、そして二世芳柳、山本芳翠などの多くの弟子達に至るまで当時の美術家で活躍した五姓田派の画家達による作品が多数、とても見応えのある展示でした。日本画の流れを汲み描かれた極めて写実的な描写による西洋画は見て驚くばかりです。日本人ならではであり、鍛練の賜物でもある技法、描写力、それはとても興味深いですね。まさに近代日本洋画の草分けであり、ここから発展してきたことが分りました。後期展も楽しみです。

↓ 神奈川県立歴史博物館 ↓
http://ch.kanagawa-museum.jp/

美ジャケ #28

2008年08月30日 | musics
今日も雨模様。そして昨日は皿廻しで朝帰りの為、疲労困憊。歳なのでしょうか?! 最近、頓にオールナイトは疲れますね。なので、今日は引き篭ってレコード整理や諸々をして過しました。で、美ジャケの紹介です。

"TICO"レーベルの12"LPの第37弾。美ジャケとはちょっと言い難いジャケットですが、シリーズで紹介している中の一枚なのでご了承を。オールド "TICO" ものには珍しい風景写真のジャケットです。もしかしたらジャケットを変えてリリースされたセカンド・プレス盤かもしれません? 内容の方はヴァイブス奏者であるピート・テラス氏率いる楽団によるハイセンスなチャ・チャ・チャ・ナムバーが満載されたナイスな一枚です。このアルバムではピート・テラス氏はヴィブラフォン・プレイをフィーチャーしていない様でバン・マスに努めています。
CHA CHA CHA IN NEW YORK / PETE TERRACE AND HIS ORCHESTRA (LP 1036)

↓ TICO RECORDS ↓
http://www.spectropop.com/tico/index.htm

今日の美術展 [平成二十年八月二十九日]

2008年08月29日 | fine arts
雨降りを懸念して電車で出掛けましたが、出掛けている間は雨が降らず青空と白い雲、夏の終りの空 (写真: 千鳥ケ淵) が覗きました。でも、また夜半にはゲリラ豪雨でしたね。災害でエライことになっている地域の方々、本当に大変かと、心中お察しします....。

「戦中・戦後を共にした動物たち」 於: 昭和館3階 特別企画展会場
渋谷の忠犬ハチ公から、戦争で犠牲になった動物園の動物達、そして戦後、子供達に慕われた多く動物を紹介すると共に、その時代の日本に於ける社会情勢も分る、とても興味深い内容の展示でした。いつの時代にも人は動物達に和まされてきたものです。しかし、時には人の都合で動物達は利用され、犠牲になってきました。そんな過去は今となってはしょうがないことですが、これから先はこの様なことがない世の中にしていかないとなりません。やはり自然や動物は人間が生きて行く上で大切な存在なのですから。しかしながら戦後まもなく、タイやインドから贈られた象が今だ元気に生きているのは喜ばしいことですね。

↓ 昭和館 ↓
http://www.showakan.go.jp/

いきもの集合! - 描かれた動物たち 於: 山種美術館
こちらも動物を題材とした展示です。生き物を描いた名作家達による日本画の数々、とても楽しくなる良い絵ばかりでした。各画家の方々がそれぞれに動物の特徴を良く捉えて描いた作品は愛らしいばかりではなく、素晴らしい筆致で見応えもあります。中でも今回、自分の目を惹いたのが小林古径氏が描いた「夜鴨」。羽色が美しい鴨の飛ぶ姿と水面に鈍く映る月とのバランス、構図が素晴らしい軸物です。結構な時間、見入ってしまいました。あと川崎小虎氏の輪郭を線描写した「兎」は、シムプルながらとても存在感のある作品、速水御舟氏による兎と黒猫の居る風景の「翠苔緑芝」はネオ琳派と言える様な粋な屏風絵、また西村五雲氏が描いた数点の作品などに特に魅かれました。動物の絵は心が和んで良いものですね。

↓ 山種美術館 ↓
http://www.yamatane-museum.or.jp/

最近の入手もの [平成二十年 八月二十八日]

2008年08月28日 | musics
雨、降りますねぇ~っ....。しかも無茶苦茶な感じで。雨と仕事で行動がままならなかったので、今日は美術展は見送り。で、ぼちぼち溜まっている最近の入手したアルバムを列挙しておきます。ボブ・マーリィから森田童子まで、ルーツ・レゲエからアングラ日本フォークまで。パンク、ソウル、ジャズ、ムード・ミュージック、相変らずとっ散らかりで趣味性丸出しですが....。ボブ・マーリィはアナログからCDへの買い直し、中古で入手したアルバムも多数。久々に聴いたスター・クラブは自分の心のパンクだったし、アル・グリーンの歌声は心に滲みました。

左上より、大体、右下へ。
REBEL MUSIC / Bob Marley & The Wailers (TUFF GONG/ISLAND/ユニバーサル・ミュージック UICY-3530) 日本盤
CONFRONTATION / Bob Marley & The Wailers (TUFF GONG/ISLAND/ユニバーサル・ミュージック UICY-3180) 日本盤
MAN FROM NEW GUINEA / In Crowd (ISLAND/ユニバーサル・ミュージック UICY-6132) 日本盤
BLUE NOTE PLAYS BOSSA NOVA / Various Artists (BLUE NOTE/EMIミュージック・ジャパン TOCP-70545~47) 日本盤
Y3LP-THE OFFICIAL BOOTLEG / The Slits (Y/ビクター ミュージック・ジャパン VICP-63245) 日本盤
LEND AN EAR / Pigbag (Y/ビクター ミュージック・ジャパン VICP-63246) 日本盤
IN THE CITY / The Jam (Polydor/ユニバーサル・ミュージック UICY-9018) 日本盤
ON THE OTHER HAND THERE'S A FIST / Jona Lewie (STIFF/ビクター ミュージック・ジャパン VICP-63599) 日本盤
R&B イン 東京=中川三郎ディスコテック・ダンスィング= / ザ・バーンズ (日本クラウン DICR-2025) 日本盤
マサチューセッツ・イン・ボサ・ノヴァ / 西条孝之介ボサ・ノヴァ・クインテット (日本クラウン DICR-2018) 日本盤
THE METERS (Josie/WARNER MUSIC/RHINO 8122-73543-2) US盤
STRUTTIN' / The Meters (Josie/WARNER MUSIC/RHINO 8122-73545-2) US盤
MOUNTAIN MOCA KILLIMANJARO (Back Fire/P-VINE PCD-22313) 日本盤
CLUB TAKE ONE / The Star Club (E.L.L./LOVE2SKULLS/VITAMIN VDCA-3002) 日本盤
TOLL GATE AHEAD / The Star Club (E.L.L./LOVE2SKULLS/VITAMIN VDCA-3001) 日本盤
MUSIC OF THE SPHERES / Mike Oldfield (ucj/ユニバーサル・ミュージック UCCS-1113) 日本盤
STRAIGHT UP / Exit 9 (Bruswick/ビクター ミュージック・ジャパン VICP-64292) 日本盤
ぼくたちの失敗 森田童子ベスト・コレクション (ワーナーミュージック・ジャパン WPCL-735) 日本盤
GIRLIC REPLICA / Tights (BRIDGE EGD-19/20/21) 日本盤
SOUL SKINSHIP / Men's 5 (ポニーキャニオン PCCA-00620) 日本盤
LAY IT DOWN / Al Green (BLUE NOTE/EMIミュージック・ジャパン TOCP-70510) 日本盤

今日の美術展 [平成二十年八月二十七日]

2008年08月27日 | fine arts
今日は久しぶりに晴れましたね。爽やかな陽気だったし、原チャリ移動が出来て良かったです。また明日からは雨の日が続く様ですが....。打合せの合間を縫って展示を見てきました。(写真は原美術館屋上の梁に出来た文明の鍾乳石。)

「アート・スコープ 2007/2008」- 存在を見つめて 於: 原美術館
久しぶりに原美術館へ。今回は日本とドイツの現代アートの交流をはかるためにダイムラーが主宰する活動の展示で日本とドイツから各2名のアーティストの作品が紹介されています。頻繁に原美術館へ訪れているわけではないのですが、最近、此処の展示は自分にとって、う~ん、と思うことが多いです。で、今回、フライヤーを見て興味を覚えたので見に行ったのですが、またまた、ちょっとそんな感じでしたね...。何でだろ?! そんな中でもサブ・タイトルの如く、現在大人気の作家、加藤泉氏の作品はとても存在感がありました。3点ずつ並んだ作品はいびつで少しグロテスクながら仲の良い家族の様で、現代社会に於ける家族の真の姿はこんななのかもしれません。印象的でした。

↓ 原美術館 ↓
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

卒業設計日本一展 2008 於: ギャラリー・間
建築を学ぶ全国の学生による卒業設計のコンペ、盛り上がりを見せている「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一展」の受賞作の展示です。とても学生の作品とは思えない様な設計ばかりで年々、クオリティーが上がっている様に感じます。日本一に輝いた京都大学の橋本尚樹氏の「神楽岡保育園」はやはり出色の出来だと思いました、丘陵の地形を巧く活かし、また自然に溶け込む様なスタイリング、此処で過す子供達はきっと楽しい筈、素晴らしい環境でしょう。そして日本二の大阪大学・斧澤未知子女史の「私、私の家、教会、または牢獄」も惹かれる設計でした。自分の内に向いたコンセプトにより考えられたコンクリート打ちっぱなしで造られる空間、自虐的とも言える様な発想を設計に反映させているのは良いか悪いかは分りませんが、新しくて興味深いものでした。展示されているのは、とても素晴らしい設計ばかりでしたが、やはり自分が思うのは頭デッカチにならず、若者ならではフレッシュでストレートな発想をして欲しいと思います。それは設計に限らないことですが。

↓ ギャラリー・間 ↓
http://www.toto.co.jp/gallerma/

今日の美術展 [平成二十年八月二十六日]

2008年08月26日 | fine arts
いゃ~、まいりますね。毎日、雨で。気軽にちょっとした遠い処へ原チャリで行けずに困ります。あと、原チャリは小廻りも利いてホント、便利です。今日、銀座・日本橋界隈のギャラリーをちょこちょこと歩いて廻って、そのことを痛感しました。原チャリ様々です。

そう言えば、昨日、気が付きませんでしたが、美術展訪問が昨日で去年の539軒を超えていました。今日、終わりの時点で548軒です。ど~なんですかね? まぁ、今年いっぱいは、この調子でバカやってみようかと!? 恐縮です。

緑 イドム 包装 於: OJI PAPER LIBRARY
王子製紙製造の紙の見本を頂けるペーパー・ライブラリーへ。今回の企画は緑色の紙、2種類の紙に同じ絵柄の印刷を印刷会社6社に刷る試み、包装用紙であるクラフト紙にスポットを当て紹介、の三つ。写真の様に緑色の紙でも、もちろんですがいろいろとあって、それぞれの紙の表情の違いが興味深く、また推薦者のコメントも面白かったです。それで、何より自分の気を惹いたのが本来は包装に使用されるクラフト紙、木から取り出したパルプの素朴な生の色が魅力です。その色を活かして、面白いことが出来そうな気がしますね。アート・ディレクターでブック・デザイナーの祖父江慎氏がクラフト紙を「紙らしい紙」と述べていたのが印象的でした。

↓ OJI PAPER LIBRARY ↓
http://www.ojigroup.net/designers/library/index.html

松尾藤代展 TOTAL LOSS ROOM 於: 村松画廊
ここからは画廊巡りです。松尾藤代女史の作品は暗い室内の中から見た窓から差し込む光を描いた油彩画です。いろいろな色彩の光、もやっと描かれた光が暖かさを感じさせ、とても雰囲気のある良い作品だと思いました。かなり気に入り、ちょっと欲しいです。自分の家に松尾藤代女史の作品が掛かっていたら、きっと心地良いでしょう。

↓ 村松画廊 ↓
http://www.muramatsugallery.co.jp/

合田里美 個展 少女時代 ~girlhood 於: unseal contemporary art
セーラー服、制服に身を包んだ少女達を描いた合田里美女史の作品、かなりシュールさを感じるものです。ちょっとイルな感じもあり、人の不安定な感情や儚さを表していると思いました。青を基調としたバックの色彩と少女達の肉体の一部にもなっているピンク色のリボンとのコントラストがまたさらに不穏な情緒を醸し出している様です。

↓ unseal contemporary art ↓
http://www.unseal.jp

Artist Show 於: art project frantic
新進気鋭の若手作家、13名による作品の展示です。自分としてはとりわけ気になる作品はありませんでしたが、どの作品にもパワーを感じました。力のあるものは、やはり強いです。展示されている作品が各作家1~2点だったので、それぞれの作品をもっと見てみたいと思いました。

↓ art project frantic ↓
http://www.frantic.jp

井上裕起 salaMandara / NIPPON-IDEA 於: 和田画廊
FRPで作られたウーパールーパーに和柄が彩色された作品達です。この「salaMandara」はシリーズらしく、今回は「 NIPPON-IDEA」、和物です。その造形、格好の面白さ、奇抜な彩色、作家のこだわりを感じます。また特徴を掴んだ高い技巧力もなかなかです。なにより、その姿形が滑稽で愛らしさがありますね。歌舞伎をモチーフに彩色された "salaMandara" が特に可愛い作品でした。

↓ 和田画廊 ↓
http://www.wadagarou.com

鏡堂みやび展「問ひみ問はずみ嬲るらん」 於: ヴァニラ画廊
今日の締めは銀座へ戻り、エロ・グロ・アートでした。鏡堂みやび氏の作品は細緻に描かれたSM画、特に時代物の縛り絵です。もろにエロいのですが、エロはともかく、その情景描写が凄いです。登場する男女の肉体、肉感、皺や襞、滲み滴る汗、そして人物もさることながら背景の描写、畳の目、肉体に喰い込む縄目、どれもが独特な質感で細密に高い筆致力で描かれていました。エロ・グロ芸術のひとつの極みと言える際どい作品です。

↓ ヴァニラ画廊 ↓
http://www.vanilla-gallery.com/

今日は少ない時間で画廊を5軒巡りましたが、画廊巡りも楽しいもの。無料でいろいろな作家の作品を見ることが出来て、それによって新しい発見があり、何かと繋がったり、面白いです。

今日の美術展 [平成二十年八月二十五日]

2008年08月25日 | fine arts
雨降りますね~っ。原チャリ移動が出来なくて、ホント、困ります。

小袖 江戸のオートクチュール (中) 於: サントリー美術館
8/4に訪れた展示の中期展です。ほとんどの小袖が展示替えされていて、またも見応えがありました。とにかく、どの小袖もその意匠が素晴らしいです。粋と洒落、本当の贅沢ですね。今回、はたと気が付いたのが柄合わせの妙です。細くて柄合わせをするのが大変だと思われる反物、その織り、染め、仕立て、全てが匠の技だと思いました。素晴らしいです。そう言えば、この展示を見に来ていらっしゃるのは女性の方ばかり。やはり着物は昔も今も変わることなく女性を魅了する日本固有のファッションだと思いました。

↓ サントリー美術館 ↓
http://www.suntory.co.jp/sma/

日露友好文化交流 コケーシカ・マトコケシ展覧会 於: 東京国際フォーラム アートショップ
独自の活動を続けるアーティスト、沼田元氣氏が主宰するロシアのマトリョーシカと日本のこけしを融合させた「コケーシカ」と「マトコケシ」が並ぶ楽しい展示 (写真) でした。マトリョーシカとこけし、それぞれの絵付けがされていない白木地のものを交換して各産地で絵付けをしていて、マトリョーシカにこけしの絵付けが「コケーシカ」、その反対が「マトコケシ」です。実はマトリョーシカの元になっているのが日本のマトリョーシカと同じ構造であるだるまなどの入れ子人形とのこと。これにはちょっと驚きましたが、「コケーシカ」と「マトコケシ」も全く違和感がなく面白いし、マトリョーシカとこけしは結構、近い存在の人形なのでしょう。ここに目を付けた沼田元氣氏はさすがです。

↓ 東京国際フォーラム ↓
http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php

『ひとつぼ展』30回記念展 ポストカードオークション GRAPHIC ART 於: Gardian Garden
すっかり若手作家の登竜門的な存在となった公募展「ひとつぼ展」が30回を迎え、それを記念して、今までのグラフィック・アート部門入賞者209名がそれぞれにポスト・カード大の作品を制作して、オークション販売をすると言う、変わった企画展です。作家それぞれがポスト・カード大の小さな画面の中に趣向を凝らし、メッセージを込めていて興味深い作品ばかりでした。どれもが同じ大きさと言う点が面白いし、同じ条件なので、なおさら作家の個性が出ていると思いましたね。気になるものが多々ありましたが、中でも、以前、ここで見て気に入ったイラストレイター、馬込博明氏の作品が添えられたコメントと共に自分は好きです。でも、入札はしていませんが....。とにかく、一度に沢山、いろいろなアーティストの作品が見ることの出来るショウケース的な展示で楽しいですよ。

↓ リクルートの2つのギャラリー (Gardian Garden) ↓
http://rcc.recruit.co.jp/

最近、購入の一冊 [平成二十年八月二十四日]

2008年08月24日 | books
今日は雨模様。いろいろと溜まっていたこともあったので、一日、家に引き篭っていました。で、最近、古本で前から欲しかった本を入手したので紹介します。

大正レトロ・昭和モダン広告ポスターの世界 - 印刷技術と広告表現の精華 国書刊行会
大正・昭和期に制作された石版画の広告ポスターを中心に紹介した一冊。以前、印刷博物館で見たポスターも沢山、掲載されており、写真がきれいで解説も充実した内容、見て、そして読んで楽しめます。

↓ 国書刊行会 ↓
http://www.kokusho.co.jp/

今日の美術展 [平成二十年八月二十三日]

2008年08月23日 | fine arts
雨の一日でしたね。夕方からミーティングやライヴがある為、今日は朝早くから出掛け、電車で廻りました。

渋沢栄一と青い目の人形 - 81年前の"The Doll Project" 於: 渋沢史料館
先ずは王子の飛鳥山へ。明治から昭和初期にかけて活躍された大実業家、渋沢栄一が行った日米の親善を願ってアメリカから1927 (昭和2) 年に約12,000体の人形が日本に贈られ、またそのお返しに日本から「答礼人形」をアメリカへ贈った事業の紹介です。「答礼人形」に関しては以前、当館で展示が行われているので、今回はアメリカから贈られた人形達にスポットを当てています。展示を見ると、その行事が国際交流の素晴らしい歴史の一幕だったことが解ります。きっと人形を贈られた当時の日本の子供達はさぞや嬉しかったことでしょう。現存する8体の人形と共に展示された写真や資料から、その様子が分りました。東京博物館 (現国立科学博物館) に腕利きの大工により「人形の家」が造られてアメリカ各州の代表人形50体が飾られ、また、その様が児童絵本「キンダーブック」に描かれているのは、とても微笑ましいです。まさに "FRIENDSHIP DOLL (友情人形)"、81年を経てもなお「平和と友情」を伝えてくれていました。素晴らしいことです。

↓ 渋沢史料館 ↓
http://www.shibusawa.or.jp/museum/index.html

伝統を技を受け継ぐ人達 於: UKIYO-e TOKYO
行き付けの浮世絵美術館では、現在に受け継がれている浮世絵の匠の技を紹介する展示が催されています。伝統の技を受け継ぐことは本当に素晴らしい文化の継承だと思いました、会場では、実際に彫り・摺りの実演が行われ、間近で匠の技を見ることが出来たのは、とても興味深かったです。多くの現役で浮世絵、技巧を活かした木版画をの制作されている彫師、摺師の方々による作品も展示され、それらが素晴らしいものばかり。また、多くの方々がいらっしゃっり、そして若手の方も大勢、浮世絵に取り組んでいるのに驚きました。日本の誇る文化が受け継がれて行くのは嬉しい限りです。

↓ UKIYO-e TOKYO ↓
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/

GOOD DESIGN EXPO2008 於: 東京ビッグサイト 東5・6ホール
豊洲からゆりかもめに乗って移動。優れたインダストリアル・デザインに贈られる権威ある「グッド・デザイン賞」にエントリーしているあらゆる商品の展示です。小さな家庭用品から自動車、工業重機に至るまで、あらゆる品々が多数、見切れない程、広大な会場に並んでいました。それぞれに優れたデザインで気を惹かれるものも沢山ありましたが、何だか自分には全体にいろいろなものがあり過ぎで、デザインもウケを狙い過ぎで過剰な品が多い様に感じましたね。この展示を見て世の中にはものが溢れ過ぎだと思いました。人は過剰にものがあると何を選んで良いのか分らなくなるもの、世の中のこんな状態は決して便利ではなく、経済の発展にもマイナスな面もあり、悪循環だとも思います。この様なコムペによって良いデザインが産み出されるのもちろん素晴らしいこと。で、シンプルで使い易いデザインが、とにかく一番です。(写真はちょっと気になったゴミ袋。こんなゴミ袋なら楽しくて皆にしっかりと分別ゴミをしてもらえるかも。でも、ゴミはどんな状況でも、ちゃんと分別して出すのが当たり前、これも無駄なことなのかも....。)

↓ GOOD DESIGN EXPO2008 ↓
http://www.g-mark.org/expo/2008/index.html

明日・8/23 (土) "YOBSETTER DECISION" で皿廻しです。

2008年08月22日 | events
明日、一発、皿廻しです。

"YOBSETTER DECISION" @渋谷 HOME
8/23 (Sat.) open/start: 23:30 adm: 1,500円 (w. 1drink)
自分がプロデュースしているスキンヘッド・レゲエ・バンド "THE 69YOBSTERS" 主催によるオールナイト・イヴェント "YOBSETTER DECISION" の第2回目が明日、行われます。今回も "YOBS" 他、3バンドのライヴ、そして "YOBS" のメンバー中心のDJタイムと、お楽しみが盛り沢山のウィキッドなイヴェントですぅ。自分は "YOBS" のライヴ後、0時30分頃から廻します。是非、皆さんお誘い合わせの上、ど~ぞ、お越し下さいませ。

↓ THE 69YOBSTERS ↓
http://homepage.mac.com/nuttyskins/BoO/HARDSTOMPER69.htm