ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [8 Nov. '07]

2007年11月08日 | fine arts
今日も良い天気でした。しかしながら、今年の冬はやたらに暖かいですね。先日、TDWで訪れた外苑前の銀杏並木が普段だと黄金色になり始めるのに、今年は葉が色付かなくて「いちょう祭り」に影響が出ているそうです。確かに今日前を通って眺めると葉はまだまだ青々としていましたね! (写真は渋谷の空。雲はすっかり秋景色なのですが...。)

生誕120年 バーナード・リーチ - 生活をつくる眼と手 @松下電工 汐留ミュージアム
20世紀のイギリスを代表する陶芸家で日本に憧れ来日、生活し作陶を行ったバーナード・リーチ氏の作品の展示です。日本民藝運動の柳宗悦氏等と親交が深く共に活動していたリーチ氏、その日本での足跡には改めて驚きました。リーチ氏が訪れた日本全国の窯の多いこと!、本当に研究熱心だったのが窺えます。日本で作った陶磁器、イギリスで制作したもの、それぞれに何とも言えない味があって素晴らしく、それは日本の文化を一生懸命学んだリーチ氏だからこそ出来たのに違いありません。まさにリーチ氏独自の哲学『東と西の結婚』なのでしょう。そして陶磁器はもちろん、リーチがデザインした家具の数々もとても素敵でした。それらの家具の多くは現在も松本民芸家具で製造・販売されています。

↓ 松下電工 汐留ミュージアム ↓
http://www.mew.co.jp/corp/museum/

鉄道のデザイン - 過去から現代・未来へ @鉄道歴史展示室
鉄道に関する駅や車両、交通ICカードの"Suica"、そして今までに行われてきた事業のデザインを紹介した展示です。現在、これからJRが考え、目指している鉄道に於けるデザインが良く解り、興味深いものでした。本当に鉄道の様々なものや事柄が変わって行っているものです。今、計画が進行中、東京駅の改修後がどの様になるのかが楽しみです。

↓ 鉄道歴史展示室 ↓
http://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/

One Show 2007展 クリエーティブ純度を世界に誇る広告賞 @アド・ミュージアム東京
近くまで行ったので何を開催しているかを覗いたらおもしろそうだったので観て来ました。毎年5月の上旬にニューヨークで開催されている、今、アメリカで最も注目されている広告展の展示です。興味を惹く広告が多数あり、何故か結構、笑えるものが多かったのと、割と最新の手法を用いたコテコテのものより手作り感のあるシンプルなものが目立ったのが印象的でした。

↓ アド・ミュージアム東京 ↓
http://www.admt.jp/