昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

5球スーパー用真空管(新品)を25本、買ちゃいました!!

2006-05-24 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
   やっちゃいました・・・ 買っちゃいました・・・

 保守用の球について相談していた友人からのメールで、トランス式ならびにトランスレス式ラジオの真空管がオークションに出品されているとの連絡をいただいた。それも新品の球が25本!! さっそく入札を試みた。

 当初、¥5,000以下だった入札価格も残り時間30分を切ってから、急に価格が動き始める。お互いの動きを牽制しながら入札する3人のデットヒートは、静かに繰り広げられる。
この状況を固唾を飲みながら、リアルタイムで見守る友人。
挫けそうになるボクを励ます彼からのメールに勇気づけられ、残り時間を計りながら慎重に入札を続ける。
「詳細な残り時間」を睨みつつ、更新ボタンをクリックするたびに、寿命が縮まる思いだ。
真空管にも造詣が深く、日頃から誠実な彼の人柄を知るだけに、声援が心に染みる。
数回の時間延長の末、入札価格の動きが止まった。
カウントダウンが始まる。 

  ・・・10、9、8・・・・頭の中に静寂が訪れる・・ ・・・・・落札終了・・・・・!!

1本あたり、¥500強の価格で落札できた。 十分な納得価格である。

              

内訳は下記の通り、保守用にはもってこいのラインナップです。

<トランスレス式用>
25MK-15・・・2、35W4・・・5 5M-K9・・・1(整流) 
30A5 ・・・1、35C5・・・1(電力増幅)
12AV6・・・2、12AU7・・・1(検波&低周波増幅) 
12BD6・・・1(中間周波数増幅) 
12BE6・・・3(周波数変換)

<トランス式用>
6X4 ・・・1(両派整流) 
6AU6・・・1、6AK5・・・1、6AR5・・・2 (電力増幅)
6BE6・・・2(周波数変換)  

中でも珍品は、25MK-15と5M-K9。 品薄のため、この真空管自体を探すことがむずかしく、秋葉原で見つかったとしても、新品1本が¥4000程度します。

翌日、友人からメールがきた。

「真空管25本、良い買い物ですよ。オークションでも普通のmT管新品5球スーパーセットで4000円程度が相場です。1本800円です。それにこれは25MK-15が2本も見えました。すごいです。」

商品が届き、友人に真空管の種類の詳細を報告すると、安く見積もっても25本で3万円以上の価値があるとのこと。
そのメールを眺めながら、友人への感謝の気持ちと、今まで経験したことの無い満足感に浸った心地よい夜である。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
頑張って仕事してますかぁ? (FANCY FREE)
2006-05-29 11:31:04
うーん、何とも コメントしにくい 親記事ですねー。

σ(^_^) の場合でいうと、ギターのペグ(糸巻き)や ピックアップを

何組も 在庫を持ってるのと 同じ感覚なんでしょうか。。。



で、ラジオタを 卒業した σ(^_^) ですが、家族も ホッと一安心したのも 束の間、

今度は アナログレコードに 目覚めてしまいまして、日々 レコードプレーヤーを

集めまくってます。 (^^ゞ



この 2ヶ月で、プレーヤー 8台、カートリッジ 同数、プリメイン 4台。

まだまだ ヒヨッコですが、ラジオより さらに 場所を取るのが 難点ですね。 A^-^;
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引継ぎに七転八倒っす・・・ (店長)
2006-05-30 06:45:05
 真空管はある意味消耗品なので、ギターで言えばぺグやフレッドの感覚かもしれません。

ただギブソンのギターにゴトーのフレッドを付け替える様なことはなく、メーカーの良し悪しより、オリジナルが尊ばれます。



 心あるオヤジの間では、アナログレコードも密かにブームになりつつあるみたいですね。

知り合いはこの2~3年、オークションでボクらが聴いていた「昭和の名曲」のアナログ盤を買い漁ってます。



 その知人の事務所き、手に入れたレコードを聴かせて貰うと、やはりCDと違い音が「優しい」と感じます。

CDやDVDだとどーしても、長時間は聞けないので・・・



 そう言えば高校生の頃、イーグルスのホテルカリフォルニア買って、ドン・フェルダーとジョー・ウォルシュによる掛け合いギター・ソロ、ドラムを叩きながら歌うドン・ヘンリーの歌声...何度も何度も聴いてたこと思い出します。
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アナログは イイ━━(゜∀゜)━━ッ!! (FANCY FREE)
2006-05-30 16:45:44
> やはりCDと違い音が「優しい」と感じます。



これは、正論でもあり、いや σ(^_^) は むしろ 逆 と感じています。

聞くジャンルや システムによって、もちろん 大差が出ますが。。。



CD の音源は 原理的に 20KHz以上の音は 入っていません。

原理を説明しますと 長文になりますので 割愛します。



それに比べ、そこそこの性能を持った アナログは、なだらかながらも

25KHz とか 30KHz とかの音も 入っています。



もっとも、半 老人化した σ(^_^) の耳は すでに 15KHz 以上の音域は

かなり 聞こえにくくは なってますが。。。 (^^ゞ



この 25KHz あたりの音が 実は 楽器の倍音成分を 構築する 重要な役目を 持ってまして、

弦の艶や シンバルの 「シャーン」 や 「シーン」 と 限りなく伸びる

心地良い余韻を 作ってくれています。



実際に 状態の良い アナログ音源を 33分割 グライコに通して鳴らし、

25K のレベルを 落とすと、前述の音の艶が 一気に 激減しますし、

シンバルも 「シャーン」 が 「パシャーン」 と聞こえます。

あぁ、そうそう、これが CD のシンバルの音だ!って 実感できます(笑)。



σ(^_^) は カートリッジも テクニカ製の ハイ寄りなのが 好みですので、

アナログと CD で同じ音源がある場合、アナログの方が 音が伸びるし

きらびやかで、むしろ 優しくないです。



ところで 先日、SONY の TA-3650 っていう 中級プリメインを 560円で 落札しましたが、

これが メッチャ鳴ります! ガンガンです。

噂には 聞いてましたが、こんな 鳴りっぷりの良い アンプに出会ったのは

久しぶりの事で 感動しています。 (T-T)



テクニカ VM → 3650 → JBL。音源は Deep Purple(爆)!

とても やかましいです。でも 快感~!







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「マスターのオーディオ講座・基礎編」? (店長)
2006-05-30 21:35:01
おぉぉ~ 「マスターのオーディオ講座・基礎編」 勉強になります。

CDやDVDといったデジタル音源を長時間聞いてるとなぜか疲れます。

ところがラジオやレコード、テープといったアナログ音源なら少々長時間聞いてても、さほど疲れないのも「20KHz以上の音」が入っているからなんでしょうか?

聴取できる「音」と、体感する「低周波」は違うものなのかもしれませんね。



しかし テクニカ VM → 3650 → JBL のシステムで、Deep Purple!! ガンガンとは、マスターもまだまだお若いっすねぇ♪

SONY TA-3650は、右上のVOLとFUNCTIONの2個のつまみが印象的でした。しかし・・・・560円とは!送料の方が高いじゃん!!
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