○C.アドラー指揮VSO(tahra)1952/2/17放送録音・CD
無くしてしまい泣く泣く再度買い直した盤だがこの曲は聴かず仕舞いにしていた。版問題がなく(クナ盤同様ローウェ版の表記はあり)ブルックナーでも異色のアグレッシブな表出力がある曲なうえに、アメリカにおけるブルックナーの権威だったにもかかわらず奇演で知られたアドラーが、くせ者のウィーン響をくってなした演奏であり、しょうじきブルックナー後のシェーンベルク前の世代、マーラーとまではいかなくてもコルンゴルトだとかフランツ・シュミットといった世紀末性を孕んだ末流ロマン派交響曲を聴くような新鮮さがある。元々フォルムのはっきりした演奏をする人だからブルックナーに向かないことはないのだが、いや、これは賛否あるだろう。。面白い。
無くしてしまい泣く泣く再度買い直した盤だがこの曲は聴かず仕舞いにしていた。版問題がなく(クナ盤同様ローウェ版の表記はあり)ブルックナーでも異色のアグレッシブな表出力がある曲なうえに、アメリカにおけるブルックナーの権威だったにもかかわらず奇演で知られたアドラーが、くせ者のウィーン響をくってなした演奏であり、しょうじきブルックナー後のシェーンベルク前の世代、マーラーとまではいかなくてもコルンゴルトだとかフランツ・シュミットといった世紀末性を孕んだ末流ロマン派交響曲を聴くような新鮮さがある。元々フォルムのはっきりした演奏をする人だからブルックナーに向かないことはないのだが、いや、これは賛否あるだろう。。面白い。