湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ラフマニノフ:交響曲第3番

2017年03月18日 | ラフマニノフ
○シルヴェストリ指揮ボーンマス交響楽団(bbc,medici)1967/12/1・CD

情緒纏綿な一方リズム感のよさ、音のキレは逸品で、録音がやや小さく篭っていることを除けばかなり楽しめる要素の詰まった引き締まった演奏である。ライヴではないと思う。演奏的瑕疵がなくオケも巧い。この曲の旋律をきちんと魅力的に響かせ、ラフマニノフの持ち味である騎馬民族的なリズムの魅力との交錯を楽しませる、よく曲をわかった人の演奏だなあといったところだ。ロシア式の演奏に近い部分はあるが、オケのせいもあってより洗練された聞きやすさがある。やはり2楽章など原曲の冗長な部分は冗長として残ってしまうし、逆にあっさりしている部分はあっさり通ってしまう感もなきにしもあらずだが、ラフ3の演奏としてはかなり上位に置けるものと思う。録音を除けば。モノラル。

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