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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番

2010年01月26日 | チャイコフスキー
○ハンガリー四重奏団(COLUMBIA)LP

M&Aセット収録のconcert hall society盤とはメンバー違いの別物で、同ライナーに1956年EMI録音の抜粋として記載されているもの(ヴィオラがコロムザイ)がこれと同一と思われる。とくに珍しいものではないがフランス盤なのでデータ記載がぶれたのだろう。演奏はしなやかでメリハリもある、求道的な謹厳さのあるもの。しかしそれにしてはファーストの音程が不安定だ。年齢のせいもあるのかもしれないが、強奏部で指が甘くうわずった音になる。この団体にしては珍しくファーストに問題のある演奏と感じられる。テンポも遅く生硬で、音を切りまくり整えて行く独特の方法が、じつは問題解決のための手段だったのかとすら思われる。しかしこんな不思議な音量変化、アーティキュレーション付けのなされたSQ1は他に聴けない独特さ。それだけに面白く、新鮮でもある。○。
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