○ブラウニング(P)パレー指揮デトロイト交響楽団(DA:CD-R)1961/1/5live
一点の曇りも無いラフ2が聴ける。爽快。バリ弾きブラウニングはセルなんかともよくやっていた人だけれども、パレーにも言えることだが1楽章あたりはわりと重く表現しており、2楽章は夢見るような調子だけれども、終楽章はテンポの起伏が非常に激しく、しかしスムーズにうねるようなロマン派音楽を描くのではなく変化が比較的デジタルで、いかにもアメリカというか現代的センスを感じる。ブラウニングがその指の廻るがままにどんどん突っ走っていってしまうご愛嬌の部分もあるし、パレーがいつになく感情的な厚い響きでわたりあっていくさまも面白い。惜しむらくは録音。ブラヴォー喝采。○。
一点の曇りも無いラフ2が聴ける。爽快。バリ弾きブラウニングはセルなんかともよくやっていた人だけれども、パレーにも言えることだが1楽章あたりはわりと重く表現しており、2楽章は夢見るような調子だけれども、終楽章はテンポの起伏が非常に激しく、しかしスムーズにうねるようなロマン派音楽を描くのではなく変化が比較的デジタルで、いかにもアメリカというか現代的センスを感じる。ブラウニングがその指の廻るがままにどんどん突っ走っていってしまうご愛嬌の部分もあるし、パレーがいつになく感情的な厚い響きでわたりあっていくさまも面白い。惜しむらくは録音。ブラヴォー喝采。○。