湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

2012年06月12日 | マーラー
○マゼール指揮NYP(NYP)2007/6/20-23live

マゼール・ニューヨークフィル・チクルスの一枚。NYPサイトより有料配信されている。とにかくやたらと遅くて、粘り腰が持ち味かと思ったら急に通常並みのテンポで快活に進み、マゼール近年のイメージから外れていない演奏だが、ここではとても厳しく統制され乱れのない演奏ぶりが聴くものをひきつける。フィナーレ末尾の異常な遅さに対してブラス陣の力強くけして途切れない肺活量の凄さに感動をおぼえる。そしてフラブラの凄まじさからもこの演奏の魅力が伝わってくるだろう。1楽章ののっぺりした遅さでウンザリしてしまったらもったいない。3楽章あたりからの流れを楽しもう。マゼールはクレンペラー的な表現主義者ではないので、4楽章の生ぬるい音楽はそれなりに柔らかく仕上げている。○。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ショスタコーヴィチ:交響曲... | TOP | ドヴォルザーク:交響曲第8番 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | マーラー