ホーレンシュタイン指揮ORTF(ina)1967/9/7live放送
ina配信ではPHF07009231。ステレオではあるが部分的に一部のチャネルしか音が入っていないことがあり、他のチャネルは音を発する楽器がないとしても少し気持ち悪い。ホーレンシュタインはペルルミュテールとのラヴェルのコンチェルトのようにぶっきらぼうなフランス向きでないスタイルを貫くことがあり、一楽章ではそれが楽団の軋みとなって各所に雑味を残している。それでも中間楽章よりはましか、とくに三楽章は遅く確かめるようなテンポ取りがもどかしい。何も考えず音を堆積させていくような、硬直した野暮さを感じる。それでもこの曲は四楽章が上手くいけば拍手喝采になってしまうし、ホーレンシュタインもクレンペラーをふやかしたようなスタイルが少し解釈的になってきて楽しめる。でも余韻は無い。ブラヴォから始まるが、ブーイングのほうが高まるのもやむなしか。
ina配信ではPHF07009231。ステレオではあるが部分的に一部のチャネルしか音が入っていないことがあり、他のチャネルは音を発する楽器がないとしても少し気持ち悪い。ホーレンシュタインはペルルミュテールとのラヴェルのコンチェルトのようにぶっきらぼうなフランス向きでないスタイルを貫くことがあり、一楽章ではそれが楽団の軋みとなって各所に雑味を残している。それでも中間楽章よりはましか、とくに三楽章は遅く確かめるようなテンポ取りがもどかしい。何も考えず音を堆積させていくような、硬直した野暮さを感じる。それでもこの曲は四楽章が上手くいけば拍手喝采になってしまうし、ホーレンシュタインもクレンペラーをふやかしたようなスタイルが少し解釈的になってきて楽しめる。でも余韻は無い。ブラヴォから始まるが、ブーイングのほうが高まるのもやむなしか。