ひとつだけ仲間はずれ、でもどれも畑で仲間 06/29 14時頃
水曜深夜になりました。先週日記です。
最初にリンクは前回Mixiでも好評だった五家寶実演。写真外部リンクにしましたのでスライドショーでどうぞ。
http://picasaweb.google.co.jp/quaranteans293/jVgXx?feat=email#slideshow/
●6月
22日(月)となりの樹のはぎった枝葉を雑草よけに父親がもらったので一部、一輪車で畑に移動。効果はどうか~昼は恒例電話取材~塾は急遽のテスト前補習始まる~新プロジェクトの打合せにOB・Mマ君登場。在ベトナムのMマ君同級生Iワ君とスカイプで話すもホーチミン側にマイクがないため、日マイク・越チャットという間抜けな会話でおもしろかった~食べる時間なかったので夜に長崎ちゃんめん~西友に回り、ティーチャーズ1080円
23日(火)昼は新プロジェクト打合で同級生Mト君宅でカレーランチ~塾はテスト勉強~日曜にみ始めた木下・高峰『カルメン故郷に帰る』(1951)は翌朝観了。キーワードは「文化と芸術」と共同体
24日(水)テスト勉強あり塾補習
25日(木)新プロジェクト重要人物のOBMマ君が来たので、Mト君に連絡して打合せ兼ねて食の駅・雅でかき揚げ丼+そばセット~携帯、一時、ネットにつながらなくなるが再起動で復帰。検索したら同機種に似た症状あるらしい~テスト勉強あり塾補習~Mト君と雷文へ
26日(金)起きて録音起こしずっと~塾~買い物、西友に回り、アーリータイムス998円と初めて一升瓶で武蔵鶴芳醇
27日(土)馬券買ったら本命サイド4千円台だけ的中~晩はテスト前で中1Nカ君登場・休憩では『イナヅマイレブン』についてきく
28日(日)来週のソフト大会のため地区体育部長訪来で起き、二夜途中で寝た、先週WOWOWで特集があった清水宏『有りがたうさん』(1936)観了。これはかなりおもしろかった。キアロスタミに似てる、と思って「清水宏 キアロスタミ」で検索するとけっこうあった、やはり誰もが同じことを感じる。上原謙かっこいいし、やはり映画はタイムマシン~ラーメン食いたくなって尾島・松よしでタンメン。ベイシアに寄ったら体育部長に遭遇~宝塚記念当たらず~うだうだ~早めに風呂に入り、前日録画のジョニ・ミッチェル1979年ライブ~昼のラーメン前で終盤に来たので読み終わろうと淀川長治、 山田宏一、蓮實重彦『映画千夜一夜(上)』を、しかし途中で寝て翌朝読了
こねこのやつらは活動範囲を広げてきました。どこに行ってるのか、あまり見かけないものもいます。
【カウンター09】
ラーメン2/76 他外食1/22 アウェイ食1/1 外飲み1/41 読了書1/11 自宅映画2/12 購入ウィスキー2/38
すっと車に積んであった『映画千夜一夜(上)』。2000年1年の版で、太田・ブックマンズアカデミーで平積みだった憶えがあるから9年がかりの480ページか。急がない読書だし、おもにラーメンを食べに行って常に三冊は入っているバッグを持たずに出かけた時に読んできた、そういう優雅な読書だった。
映画を書いた文章はいい。でも、映画だけでなく、音楽を書いたのも、スポーツを書いたのも、さらには文章自身を書いたのも、どれもいい。
知ってる映画や音楽を書いたのもいい。たとえば『映画千夜一夜(上)』の話者の一人、蓮實重彦。ポスト=モダン全盛期の仏文学徒だった頃から『表層批判宣言』などでノーブルなけれん味に満ちた文体に親しんできたが、「浮上と滑走」(『映画 誘惑のエクリチュール』)で『地獄の黙示録』、ヘリコプターの殺戮シーンを、
つまり、フィルム的感性はここですっかり<安心>するのだ。
(< >内本文は傍点)
というのを読んで、ふええ、そういう強引な物言いもあるのか、とうなったりするのは映画の時間を過ごした者の特権だろう。
だが、なぜか、みていない映画を書いたものによりひかれるのはどうしてか。
1909年生まれの淀川は、1930年代生まれの二人がみていない、次のような映画の話をする。
「(映画のタイトルは『南へ南へ』1918年)……サイレントよ。これがえらい豪雨になっちゃうの。カットが変わって、こんどは朝になるの。家が全部屋根まで水につかってんの。ダグラス・フェアバンクスと相手の女の人はマージョーリー・ドゥだったか忘れたけど、二人が屋根の上にいるの。もう晴れてカンカン照りになってんの、それでもまだ水がいっぱい溜まってんの。女の人が、「私、水飲みたいわ」っていうのね(笑)。そこが面白かったの。ダグラスがザプーンと飛び込むの(笑)。で、泳いで窓から家のなかへ入るの。台所までもぐって冷蔵庫をあけるの(笑)。そしてスイカを取ってくるのよ(笑)。それ持って上がって、ポンと割って「食いな」と言ったら、女の子は「オー、ワンダフル!」ってよろこんで食べるとこあるの(笑)。面白かったなあ。いいでしょう、この話」
そして蓮實が返す。
「なんともいい話ですねえ」(同書417P)
なんとも。
このシーンだけならピクサーあたりでも不思議はない。でも、それが1918年のサイレントだと、ダグラス・フェアバンクスもマージョーリー・ドゥも知らないのにこんなに輝くのはどうしてだろう。
厚い本を読み終えて薄い新聞、日曜版読書欄を読む。
目についたのは文藝春秋SPECIAL「映画が人生を教えてくれた」(http://www.bunshun.co.jp/mag/special/)。すごいメンバー。早速、次の日、買いに行く。
「……三船敏郎もすごいんだけども、彼はただ動物的なカンで暴れ回るだけで、あの人とやると、周りがみんな傷だらけになってしまう(笑)……」
(川本三郎・諸田玲子対談「帰ってきたチャンバラ」から川本言)
「なんともいい話ですねえ」
(BGMはimeemで集めたサウンドトラック特集 http://www.imeem.com/people/FwgvvZ_/playlist/41C5KqOO/soundtracks-music-playlist/。今は使用映画は多いサミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」)
きゅうり、トマト(これは外部生)、しそ。味つけは塩と味の素、それと梅雨の太陽 06/24 13:24
得意のスタンディング・サックル 06/28 15:54
体積比は相似比の3乗 06/28 16:29
How many cats are there? 集会の準備か 06/29 17:05
スクリーン・ドリーム・スリープ 06/30 02:14(あえて補正せずロウキー)
水曜深夜になりました。先週日記です。
最初にリンクは前回Mixiでも好評だった五家寶実演。写真外部リンクにしましたのでスライドショーでどうぞ。
http://picasaweb.google.co.jp/quaranteans293/jVgXx?feat=email#slideshow/
●6月
22日(月)となりの樹のはぎった枝葉を雑草よけに父親がもらったので一部、一輪車で畑に移動。効果はどうか~昼は恒例電話取材~塾は急遽のテスト前補習始まる~新プロジェクトの打合せにOB・Mマ君登場。在ベトナムのMマ君同級生Iワ君とスカイプで話すもホーチミン側にマイクがないため、日マイク・越チャットという間抜けな会話でおもしろかった~食べる時間なかったので夜に長崎ちゃんめん~西友に回り、ティーチャーズ1080円
23日(火)昼は新プロジェクト打合で同級生Mト君宅でカレーランチ~塾はテスト勉強~日曜にみ始めた木下・高峰『カルメン故郷に帰る』(1951)は翌朝観了。キーワードは「文化と芸術」と共同体
24日(水)テスト勉強あり塾補習
25日(木)新プロジェクト重要人物のOBMマ君が来たので、Mト君に連絡して打合せ兼ねて食の駅・雅でかき揚げ丼+そばセット~携帯、一時、ネットにつながらなくなるが再起動で復帰。検索したら同機種に似た症状あるらしい~テスト勉強あり塾補習~Mト君と雷文へ
26日(金)起きて録音起こしずっと~塾~買い物、西友に回り、アーリータイムス998円と初めて一升瓶で武蔵鶴芳醇
27日(土)馬券買ったら本命サイド4千円台だけ的中~晩はテスト前で中1Nカ君登場・休憩では『イナヅマイレブン』についてきく
28日(日)来週のソフト大会のため地区体育部長訪来で起き、二夜途中で寝た、先週WOWOWで特集があった清水宏『有りがたうさん』(1936)観了。これはかなりおもしろかった。キアロスタミに似てる、と思って「清水宏 キアロスタミ」で検索するとけっこうあった、やはり誰もが同じことを感じる。上原謙かっこいいし、やはり映画はタイムマシン~ラーメン食いたくなって尾島・松よしでタンメン。ベイシアに寄ったら体育部長に遭遇~宝塚記念当たらず~うだうだ~早めに風呂に入り、前日録画のジョニ・ミッチェル1979年ライブ~昼のラーメン前で終盤に来たので読み終わろうと淀川長治、 山田宏一、蓮實重彦『映画千夜一夜(上)』を、しかし途中で寝て翌朝読了
こねこのやつらは活動範囲を広げてきました。どこに行ってるのか、あまり見かけないものもいます。
【カウンター09】
ラーメン2/76 他外食1/22 アウェイ食1/1 外飲み1/41 読了書1/11 自宅映画2/12 購入ウィスキー2/38
すっと車に積んであった『映画千夜一夜(上)』。2000年1年の版で、太田・ブックマンズアカデミーで平積みだった憶えがあるから9年がかりの480ページか。急がない読書だし、おもにラーメンを食べに行って常に三冊は入っているバッグを持たずに出かけた時に読んできた、そういう優雅な読書だった。
映画を書いた文章はいい。でも、映画だけでなく、音楽を書いたのも、スポーツを書いたのも、さらには文章自身を書いたのも、どれもいい。
知ってる映画や音楽を書いたのもいい。たとえば『映画千夜一夜(上)』の話者の一人、蓮實重彦。ポスト=モダン全盛期の仏文学徒だった頃から『表層批判宣言』などでノーブルなけれん味に満ちた文体に親しんできたが、「浮上と滑走」(『映画 誘惑のエクリチュール』)で『地獄の黙示録』、ヘリコプターの殺戮シーンを、
つまり、フィルム的感性はここですっかり<安心>するのだ。
(< >内本文は傍点)
というのを読んで、ふええ、そういう強引な物言いもあるのか、とうなったりするのは映画の時間を過ごした者の特権だろう。
だが、なぜか、みていない映画を書いたものによりひかれるのはどうしてか。
1909年生まれの淀川は、1930年代生まれの二人がみていない、次のような映画の話をする。
「(映画のタイトルは『南へ南へ』1918年)……サイレントよ。これがえらい豪雨になっちゃうの。カットが変わって、こんどは朝になるの。家が全部屋根まで水につかってんの。ダグラス・フェアバンクスと相手の女の人はマージョーリー・ドゥだったか忘れたけど、二人が屋根の上にいるの。もう晴れてカンカン照りになってんの、それでもまだ水がいっぱい溜まってんの。女の人が、「私、水飲みたいわ」っていうのね(笑)。そこが面白かったの。ダグラスがザプーンと飛び込むの(笑)。で、泳いで窓から家のなかへ入るの。台所までもぐって冷蔵庫をあけるの(笑)。そしてスイカを取ってくるのよ(笑)。それ持って上がって、ポンと割って「食いな」と言ったら、女の子は「オー、ワンダフル!」ってよろこんで食べるとこあるの(笑)。面白かったなあ。いいでしょう、この話」
そして蓮實が返す。
「なんともいい話ですねえ」(同書417P)
なんとも。
このシーンだけならピクサーあたりでも不思議はない。でも、それが1918年のサイレントだと、ダグラス・フェアバンクスもマージョーリー・ドゥも知らないのにこんなに輝くのはどうしてだろう。
厚い本を読み終えて薄い新聞、日曜版読書欄を読む。
目についたのは文藝春秋SPECIAL「映画が人生を教えてくれた」(http://www.bunshun.co.jp/mag/special/)。すごいメンバー。早速、次の日、買いに行く。
「……三船敏郎もすごいんだけども、彼はただ動物的なカンで暴れ回るだけで、あの人とやると、周りがみんな傷だらけになってしまう(笑)……」
(川本三郎・諸田玲子対談「帰ってきたチャンバラ」から川本言)
「なんともいい話ですねえ」
(BGMはimeemで集めたサウンドトラック特集 http://www.imeem.com/people/FwgvvZ_/playlist/41C5KqOO/soundtracks-music-playlist/。今は使用映画は多いサミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」)
きゅうり、トマト(これは外部生)、しそ。味つけは塩と味の素、それと梅雨の太陽 06/24 13:24
得意のスタンディング・サックル 06/28 15:54
体積比は相似比の3乗 06/28 16:29
How many cats are there? 集会の準備か 06/29 17:05
スクリーン・ドリーム・スリープ 06/30 02:14(あえて補正せずロウキー)
三船敏郎の映画はみませんが、唯一「レッド・サン」は見ました。
それもチャールズブロンソンのファンだったので...。
味付けが梅雨の太陽だなんて、粋ですね~。
黒澤映画はお好きではないのですか。
『レッド・サン』はテレビで少しみた記憶があります。スター競演作でしたね。ブロンソンはドロンより今風かも知れません。
今日は暑い一日でした。
小さい生き物はぱたんと死んでしまいますね。
悲しいです。
映画『南へ南へ』はなんだかすてきですね。
冗談がおしゃれです!
『南へ南へ』の原題は「Headin' South」というようです (1918)。
こういう昔の映画は、どんどんただでみられるようにしてほしいものです。
↓)は無料期間があるようです。
http://www.ovguide.com/movies_tv/headin_south.htm
そういえば『フランス映画史の誘惑』中条省平著って本で知ってみたいなと思ってた『月世界旅行』って映画は著作権が切れててみられます。うれしいことです。気に入りそうです。
http://www.archive.org/details/Levoyagedanslalune