小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

「先のことはわからない、としか言いようがない」

2014-04-04 03:32:07 | 読書


めったになく苦戦の日々が続くが、一日とばしの風呂に入る前に読んだ毎日新聞「発言」欄、津村記久子の「春から新しく働く人に」がざらざらと疲れきったからだを楽にした。
いくつか引用しよう。

「今まで生きてきて、もっとも不安だった時期というのは、最初の会社に入社した頃だったと思う」…「要するに、びっくりするくらいつまらなかった」…「会社員に向いていないのでないかと悩んだ時期もあったのだが、そこまでひどくなかったということに気付けたのだった」…「だから、この春から新しく働く皆さんには、先のことはわからない、としか言いようがない」…「仕事という、人生で最大の、できればやりたくないものの中に、小さく光るものを見つけたなら、それはもうこっちのものだと言える」…「それこそが光で、おそらく不意に訪れる」

思い出したのは、内田樹におしえてもらったレヴィナスの「遅れ」。さて、続きに入って「こっちのもの」にしよう。
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