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quackpie Archives

かくぱいあ~かいぶ

ビカム・プリペアド

2010年01月04日 | Archive
 今日は正月休みの最終日ってコトで、
明日からのウィークデイに向けた下準備をしてました。


・バイクを点検に出しに行ったり

 ⇒1年点検。走行距離10,700km。


・iPhoneの設定を煮詰めたり

 ⇒ケースも届き、やっと落ち着きました。

  


  

  iPhone自体は持ってるヒト多いので、ケース選びに時間をかけました。
  amazonで良いのを見つけたけど売り切れで、
  楽天でなんとか在庫を見つけたのでスグ注文したのです。
  今日ヤマダ電機行ったら普通に売ってましたけどね…。
  フリップ式で、まさにソニー製クリエ時代のPDAを彷彿とさせたのでチョイスです。

  もし「アドレス変えました」メールが来ていない人がいましたら
  ここかmixiから教えてください。親にも送ったのに「届いてない」とか言ってたので心配です…。



・ワイシャツとネクタイ買ったり

 ⇒うすい黄緑とピンクの無地。メロンと赤ちゃんの肌みたいな色。似合わないかも。


・歯磨き粉(俺はOra2一択です)買ったり

 ⇒高校時代の歯医者が「Ora2がいい!クリアクリーンはだめ!」って言ってたのでずっとOra2。7年虫歯なし。


・ヘアワックス(ギャツビー灰色です)買ったり

 ⇒短い時はピンク、長い時は灰色。なんとなく。


・ハードディスクの耐震ゴムとネジを買ったり

 ⇒これ、地味に今日のハイライト。
  だいぶ前に増設した1.5TBのハードディスクの共振音がすげーうるさかったの。
  ブオーン……ブオーン…って…。
  家に遊びに来た友人が「隣の部屋の掃除機の音が聴こえる」なんて言い出して
  さすがにこれはどうにかしようと思っていたのです。

  で、買ってきたのが耐震ゴムとネジってわけ。
  ネジは4つ止めなきゃいけないところを2個締めしてたので買い足しました…。

  

  

  このシールみたいなゴムをディスクの両脇に貼って、キチンとネジ締めして電源オン!耳をすましても…

  ……ォン……ォ……ォン………

  「すげぇー!」

  騒音85%カット!!
  耐震ゴム神!マジ神!


・新しく買ったスーツを取りに行ったり

  ⇒冬物は今の時期が安いですな。



・会社の近くまで来てしまったので1時間だけ仕事したり

  ⇒最近ついた悪いクセ。



・会社のクルマのガソリンが点滅モードだったのでシェルでレギュラー満タンにしたり

  ⇒前に乗った人が入れずにほったらかしにしたみたいで。
   途中で止まったらニュートラルにして後ろから押さなきゃいけないのかとヒヤヒヤしましたよ。


・バイク受け取りに行ったり

  ⇒点検と整備、洗車してもらってピカピカ。
   やたらエンジンがスムーズに回るようになってすごく満足。
   しかも何故か点検料1万円が1,050円になった。レッドバロンってなんだかんだ安いな。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

で、
遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

前置き書いてたら意外と楽しくて長くなってしまいました。


早速ですが、ほぼ自分を盛り上げるための理由で今年もアウトカム設定をします。
アウトカム設定とは、「この一年はこれとこれを目標にするだす」と
一年の目標を明確にしておく、いわば出来の悪い自己啓発みたいなもんです。テーマです。


今年のアウトカムですが、
「Become Prepared」でいきたいと思います。

しばらく英語やってないのでビカムプリペアドという言葉が正しいのかどうかもわかりません。
でも日本語で書くとちょっと色々と生々しいのでこんなかんじにしときます。

去年はだいぶ好き勝手遊びまわった感があるので、
今年はちょっと締まっていきたいと思ってます。
遊ばないという意味ではなく、メリハリをつけていこうと。


仕事⇒去年よりもっともっと責任感もってやる。
能力⇒英語を実用レベルに戻す。TOEIC受ける。
友人⇒増やすより、掘り下げていくかんじで。
お金⇒そろそろ、いいかげん、貯めないと。

バイク⇒乗り換えずにCBR600RRに乗る。ちょっとずつ傷モノのカウルとか治す。
    むりやりパニアつけてツアラーにしてしまう?
    フルパワー化する?
    今年の夏も遠くへ行きたい。

シンセ⇒作曲うんぬんより、先に演奏力を磨く。ピアノ譜面で練習する。

その他⇒余裕があれば何か新しいことをしたい。
    スポーツを始めるとか、音楽教室に通うとか。


こんなかんじでいきたいと思います。
「Achieve something」や「Reach something」ではなく「Become prepared」で。


本年も私と私のダメブログをよろしくお願い申しあげます。


ケータイ移行期間ちうです

2010年01月03日 | Archive
 ケータイをiPhone 3GSに換えました。

9年6ヶ月使ったドコモとついにお別れです。

とりあえず設定の仕方を調べてフムフムしてたのですが
今日は眠いのでまた明日以降にします。

MNPなので電話番号は同じです。
メールはまだ色々整理できていないので、
ご友人の皆様にはひと段落したらご連絡させて頂きます。


iPhoneの、この突き放し感がたまらんですね。
学生時代、何を思ったかソニーのクリエを買ったことを思い出します。
あれは黒歴史です。

オーバーケイム

2009年12月30日 | Archive
 乗り越えた。
なんとか乗り越えられた。

死ぬかと思うほど大変だった。
課題も残ったけど、なんとか乗り越えた。

なぜか今、ブラックビスケッツの「タイミング」聴いてる。
10年前か~。ほんと良い曲だなーこれ。


今年はもうおしまい。
来年のアウトカム設定の記事でお会いしましょう。


本年もこの糞ブログをご覧頂きありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

ひどいクリスマス

2009年12月25日 | Archive
 仕事で、とある商談を落としてしまった。
2~3パーセントの価格差で、競合他社が受注してしまった。10月の話。

そして先週になって、突然その商談が復活した。
なんと受注した競合他社が納期遅延を起こし、契約破棄となった。
あれよあれよという間に話は進み、年内に納入することが決まった。
今週火曜日の話。

まさかの大どんでん返しに最初こそ大喜びしたものの、
納入に向けて現実を直視するとぞっとした。

ふつう納入前には動作検証など3~4週間は準備が要るところを、
6日間で調整することになった。
検証もしていなければロクな打ち合わせもない。
一番重要な人員も出払っており、外注業者を使わざるを得ない。


 他の仕事を終えて浜松市から会社に戻り、
納入計画の資料を作り終えた頃に気がついた。時計は23時半を回っている。
そういえば今日はクリスマスイブじゃなかったか…?

翌日、さらに他の仕事を終えて松阪市から会社に戻り、
関係者に納入当日の段取りを伝えるメールを書き終えた頃に気がついた。時計は23時。
そういえば、昨日がイブだったから、今日は真性クリスマスじゃないかな…?

クリスマスというイベントに気付かないほど、ひどいクリスマスだ。今年は。

たぶん、突然忙くなりすぎたせいで一気に季節感が麻痺してしまったんだと思う。
クリスマスどころか、年末だという意識すら薄れてきた。
この仕事が舞い込んでくるまではキャパシティの85%くらいで回ってたのが、
一気に170%くらいに倍増した感がある。

まあ、キャパが100%を超えても精神崩壊せずになんとかやっていける時点で
去年よりはだいぶ進歩したのだろうか?とは思うけど。



 こりゃあれだな。
履歴書とかに書ける系の「逆境を乗り切ったストーリー」だな。

本当に乗り切れたらの話だけどね。
乗り切れなかったら降って涌いた仕事に押し潰されて死ぬと思う。

がんばれー!
がんばれ俺ー!
あと、早く年賀状書かないとやばいぞー!

クルマほしい?

2009年12月21日 | Archive
 最近、「若者がクルマを買わない」という記事がよく新聞に登場しますが
全くその通りだと思います。

俺の周囲の同年代だとクルマ所有率20%以下です。

まあ大体の分析が
「ゲームや携帯電話、旅行などお金の使い方が多様化している」という内容で
おおよそその通りではないかなと思います。

付け加えるなら、今の若い人って堅実なんですよね。

多分ほとんどの人が買う前にシミュレーションをするんだと思います。

100万円のクルマを買うとして、
2万円のローン返済、
1万円の駐車場、
1万円の保険代、
1万円のガソリン代。

実に月に5万円払うとしても乗れるのは週末くらいで、月8回乗れれば良い方なんですね。
一回あたり約6,000円。
「あれ?トヨタレンタリースでヴィッツ借りたら一回5,250円じゃなかったけ?」

この時点でほとんどの人は買わないと思う。
それくらい今の若い人は堅実じゃないでしょーか。



 俺がクルマ買うとしたら名古屋にいるうちじゃなくて、
転勤で田舎に移り住んだ時です。

残念ながらバイクでローンを組むことに慣れた体になってしまったので
必要あらばすぐに銀行でローン組んでクルマ買っちゃうと思います。

都会でカーライフを送ることに憧れもありますけどね…。
好きな音楽聴きながら伊勢湾岸道をすっ飛ばしたら気持ち良さそうだな~。

その時はジャミロクワイのランナウェイを聴きたいです。

流行ってるから手を出してみる

2009年12月13日 | Archive
 流行ってるから、ツイッターに手を出してみました。






まだよく面白さがわかっていませんが…。

ホームページを簡略化してブログが生まれたように、
ブログを簡略化したものがツイッター、みたいなもんでしょうか。


https://twitter.com/



そういえばmixiってありますけど、
学生の頃は友達とのコミュニケーションとして使えたんですが、
社会に出たらほとんど活用しなくなりました。
誰も日記書かなくなりましたし。

安息の地

2009年12月09日 | Archive
 ふと覗き込むと、犬が、カベと塀の間に挟まっていました。





鎖はありませんが、このお宅で飼われているようです。
どうやらこの空間に挟まっていることが彼の安息に繋がるのだと思います。

ソレ、出る時どうするのさ?

一足お先に2009年のレビュー

2009年12月08日 | Archive
 気がついたら年の瀬です。

でかいテレビを買って浮かれている一方、
ボーナス様が明らかに弱体化していて落胆している今この時期はそう、年の瀬なのです。

これまでな~んの進展も見せなかった仕事上の商談とかも
思い出したかのように目まぐるしい新展開を見せ始め、
忘年会ではしゃぎすぎたサラリーマンが大笑いしながら繁華街をふらつき、
テレビをつければ毎日のように特番をやっている今は年の瀬なのです。

俺はなんとなくこの時期が好きです。
もちろん忙しいし、毎年ながら金を使いすぎて若干凹んでいる時期でもあるのですが、
日本全体が日に日に浮き足立っていき、一日一日が過ぎ去るのを噛み締めているような
年の瀬の雰囲気はどこか身を任せたくなります。

そんな俺の仕事ぶりは年の瀬になると1.25倍スピードが増すかわりに、
正確さが75%に低下します。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 さて今年もアウトカムレビューをやります。

は?今年も?去年もやってたっけ?とか
こんな糞ブログの内容なんかいちいち覚えてねぇよという突っ込みもありましょうが、
一応、知る人ぞ知る、関西外国語大学が誇っていた宗教まがいの某ゼミで
俺が得た数少ない獲得がアウトカムの概念だったわけですね。
平たく言うと目標っていう意味なんですけどね。

タクシーの運ちゃんにアウトカム(目的地)を伝えないと
いつまで経っても行きたい場所にうんちゃらかんちゃら…

あのゼミまだあるのかな…。変なことして捕まったりしてないかな…。

なつかしい思い出に浸りたくなりますが、
とりあえず今年の年初に立てた目標とそのレビューをしてしまいます。

では年初に立てたアウトカムを見てみましょう。



【2009年1月1日のエントリー 「深化」より】


>明けましておめでとうございます!
>年末はここで何かご挨拶を書こうと思ってましたが
>年賀状作成に追われ、実家で惰眠を貪っておりましたので年が明けるまで放置してました。
>(年賀状作成では今年もジャストシステムのらくらくハガキが大活躍でした)



そうそう、去年は年末にやろうと思っていたアウトカムのレビューもやり忘れたんでした。
ギリギリまで年賀状を放置したり、実家で惰眠を貪ったり…
って年賀状?!
やべぇ!今年もそんな季節ですよ!
そういえば今日、「住所録の変更確認依頼」とかいう件名だけで何が目的か想像のつくメール
事務の女の人から届いてましたわ。

今年もジャストシステムから2,000円でダウンロード購入した
「楽々はがき 2008」が火を噴く時が来たというもんです。
今年はまずネットから虎の画像を探すところから始めなければいけないのか…。
やっぱり阪神ファンは年賀状にトラッキーの絵を載せたりするんですかねぇ。



>2009年のテーマは深化です。
>能動的に深化していく年にしたいです。
>仕事も、趣味も、遊びもという意味でね。
>仕事はもう3年目を迎えるので新入社員のワクを抜け出していきます。



我ながらこの辺は慎重で堅苦しい出だしを披露しています。
まぁ仕事は確かに新入社員じゃできないことにも挑戦できましたので
そこそこやった感はあります。



>趣味のバイクも、楽しみ方をより深化させたいと思ってます。
>今まではツーリングして磨いて写真を撮るだけだったけど、
>CB750に乗り始めてバイクを操る楽しさを知りました。
>ホンダのライディングスクールに通ったり、
>機会があればよりハイエンドなバイクに目を向けていきたいです。



これを書いた本人は脳みそが夏場の路上に放置した生肉の如く腐っているので
このあと、10ヶ月しか乗っていないCB750を下取りに出してCBR600RRを買ったわけです。
本当にどうしようもないアホです。


>経済的な意味でも、人生を通じて趣味に全力投資できるのは今のうちだと思うし。
>「今しかない!」と思ったら迷わず投資する所存です。
>(CBRいっちゃう…?)



ついでに言うとCBRを買った半年後に峠で調子に乗って転んで30万円スッ飛んでいったわけです。
我ながら色々と残念でなりません。



で、


ここで気付いたんですが、


今年のアウトカムって、ここで終わってるんですよね…。


結局は新しいバイク欲しい病にかかっていただけという説もあるのですが…。




>とまあ、俺はこんなカンジですが皆さんはいかがでしょうか?
>会った時にでもぜひ聞かせてください。
>今年もどうぞよろしくお願いします~。



こんな無理やり取って付けたかのような日和った台詞でお茶を濁しています。
ほんとに異次元の適当ぶりだな11ヶ月前の俺。




 一応、最初の方で触れているように、
「仕事と趣味と遊びを掘り下げる、広げる」ということが目的ではあったんですが、
これに関してはある程度やったと思います。

趣味なんかは去年はバイクと写真しかなかったのが、
今年はシンセとウイスキーが新たに加わりました。

シンセは現在カベにぶち当たっており、

作曲しようとイントロ作る

恥ずかしくなって元データごと消す

新しいイントロ作る

「うわああぁ!!」と叫びながらデータ消す

…の繰り返しをやってますが、
別にクソみたいな曲を作らなくても誰からも叱られたりはしないので
ゆっくりステップアップしていけば良いか、と自分に言い聞かせてます。


ウイスキーについてはあれですね。なんというか。
ただの酒好きになっただけというか。
ストレスの捌け口を見つけただけのような気がしないでもないですが、
まあ新しい娯楽を見つけたという意味では深化と呼んでもいいのかなぁ。


遊びという部分はまぁ、
会社の先輩と九州に行ったり、同期の飲み会に参加するためだけにバイクで北陸行ったり、
そこそこアクティブに外へ出て行った気がするので満足してます。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



 まあそんなこんなで、
趣味に膨大なカネを投入してみたり
遊ぶために自分の殻を飛び出してみたり
たまに仕事に精を出してみたりして。

この一年で、
それなりに"仕事"と"趣味"と"遊び"を深化させたんじゃないかなぁ、と思います。

若干自己満足感が漂いますが、もういいです、そういうことにしときます。
そういうことにしておかないと気持ちよく年越しできない気もします。


点数つけるとしたら、100点満点で、85点くらいかな~。

結論、及第点ってことで。



また年明けに2010年のアウトカムを宣言したいと思います。
2009年はバカみたいにやりたいことばっかりやった感もあるので、
2010年はもうちょっと締まったカンジにしたいなぁとぼんやり思ってます。


まあ、とりあえず今年はそんな年だったということで。
今年のアウトカムレビューおしまい。




常備酒

2009年12月06日 | Archive
 ウイスキーは気分に合わせて5種類を常備!





普段からガンガン飲めるコスト重視系から、
リラックスしたい時のプレミアム系で5種類。

【サントリー 角瓶(白)】…仕事の疲れやストレスでイライラしてる平日用
【グレンフィディック 12年】…気分の良い平日とか、週末の一杯目はこれ
【ボウモア 12年】…週末の二杯目以降
【タリスカー 10年】…週末の二杯目以降
【山崎 12年】…週末、何杯か飲んだあとラストにストレートで

ラフロイグは最初おいしかったけど8割飲んだところでボウモアの方が好きになっちゃった。
写真には山崎10年がありますけど頑張って12年の方を買うべきだと思いました。

ウイスキーを飲んでみたいという方がもしいたら、
グレンフィディックあたりがおすすめです。
イオンとかにも売ってます。

プラズマが運ぶ感動と葛藤

2009年11月28日 | Archive
 一人暮らし・11畳の部屋に46インチのプラズマテレビがやってきて
ちょうど一週間が経ちました。






ある程度、プラズマ方式のテレビの特性がわかってきましたので
どうしようもないくらいマニアックな視点でレビューしたいと思います。
たいへん長くてきもい文章なのでご興味のない方はスキップして頂いた方がよろしいです。

結論を先に出しますが、
画質優先なら、現状選べる大型テレビとしてプラズマは最適です。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


【プラズマである理由】


 私が今回買ったのは日立製プラズマテレビ P46-XP03です。

プラズマは原理上、大型化が容易な反面、小型化が難しく
32インチ以下の小型機種が大部分を占める国内薄型テレビ市場ではマイノリティの位置に甘んじています。

パイオニアのKUROシリーズが終息した今、プラズマテレビを製造・販売する国内メーカーは
パナソニックと日立のみとなり、日立も最新機種には自社開発パネルではなく
パナソニックのプラズマパネルを仕入れて商品化しているとのことです。

このパナソニックのプラズマパネルは黒の輝度を抑えることで
パネル実力値のコントラストを40,000:1まで引き上げ、
黒浮きの少ない表現が可能となっています。

液晶はバックライトの光を液晶分子に電圧をかけることで配列を変更させ、
バックライトの光を遮ることで"黒"を表現しています。
この時、どうしても液晶分子からバックライトの光が漏れるため
画面に表示される"黒"はまるで黒いフイルムにライトを照射したときのように
グレーがかった色となります。これが液晶の"黒浮き"の正体です。

昨今では「ダイナミックコントラスト100万:1」や
「メガコントラスト」などと液晶の高コントラスト化を謳う製品が多く展開されていますが、
これはバックライトの制御技術を応用して擬似的にコントラストを上げているため
実際の液晶パネルのコントラストスペックは2,000~5,000:1が限界となります。

原理上、バックライトを使用せず自発光するプラズマと違い
「バックライトの光漏れ」を避けることが難しいデバイスなのです。
映像を視聴する部屋が暗ければ暗いほど光漏れは目立ちますので、
夜は間接照明だけを使用する俺の部屋では液晶を選択するデメリットが大きかったのです。

また、液晶は液晶分子の配列変更にミリセカンド単位の遅れが生じるため
人間が知覚できる残像が発生します。
昨今は倍速・4倍速の液晶パネルが登場しているためかなり残像問題は解消されつつありますが、
やはり自発光するプラズマの応答性には今一歩及ばないようです。

更には視野角の問題もあります。
多くの普及帯モデルは角度によってコントラストが低下するVAパネルを採用しています。
視野角の広いIPS液晶パネルもありますが、価格が高いのです。


 コントラストの問題はLEDバックライトの部分制御技術、
残像の問題は倍速駆動、視野角の問題はIPSパネルによってかなり解決できるのですが、
結局のところこれだけの先端技術を搭載したテレビを買おうとすると
かなりの出費が必要となってしまいます。

対して、自発光式のプラズマは目立った残像は発生せず、
視野角による画質劣化はなく、
実力値としてのコントラストも液晶より高く稼げ、
しかも大きければ大きいほど液晶と比べて安くなるのです。

視聴環境が暗く、
ある程度のサイズが必要で、予算が限られている私にとって
プラズマはきわめて魅力的でした。




【日立である理由】



 さて、液晶ではなくプラズマを選択した後は
どのメーカーを選ぶかを決めなければなりません。

前述のように国内でプラズマテレビを販売するのはパナソニック・日立のみ。
必然的に二社の46インチモデルとして
TH-P46G1(パナソニック)、P46-XP03(日立)の2製品から選ぶことになりました。

市場価格はおおよそTH-P46G1が2~3万円安く、
カタログ・WEBベースでの検討段階ではパネル製造元でもあるパナソニック製を選ぶつもりでいました。

しかし比較を続けるうちに、2~3万円の価格差を覆すスペックの差があることがわかってきました。

実はパナソニック製の46インチプラズマパネルには2種類あり、
コントラストは40,000:1で共通であるものの、
表現できる色域(色の範囲、鮮やかさ、生々しさ)に違いがあるようです。

TH-P46G1は色域が標準的なもの、
P46-XP03は色域がより広いものを採用しているのです。
実はパナソニックにはTH-P46G1よりさらに上位のTH-P46V1という機種があり、
日立製P46-XP03と同じパネルであるものの数万円高い製品であることがわかりました。

実際の画質は別として、仕様面ではP46-XP03が性能と価格のバランスが高いという推測が立ちます。


 機能面を比較すると、
パナソニック製TH-P46G1は同社のハイビジョンレコーダー「DIGA」との高次元同期をウリにしていますが
日立製P46-XP03は標準仕様で250GBのハードディスクを内蔵、
しかもカセット式・独自規格のハードディスクを使用することで録画容量を拡張することができます。

仕様上のスペックが
P46-XP03≠TH-P46V1 > TH-P46G1

価格での優位性を
P46-XP03 > TH-P46G1 > TH-P46V1

とすると、残念ながらパナソニック製を選ぶ理由が見当たらなくなります。
これは推測ですが、日立はパネルをパナソニックから供給を受ける代わりに
仕様と価格でパナソニックを凌駕することでプラズマテレビ市場のシェアを握る戦略に出たものと思います。


 では、実際の画質ではどうでしょうか。
毎週のように家電量販店に足を運び、各モデルの画質を比較しました。

正直に言うと、違いはわかりません。

液晶との差は歴然ですが、同じプラズマ同士、しかも同じパネルとなると
実際に3機種を自宅に置いて同じコンテンツを10日間くらい視聴し続けないと差異など知覚できないでしょう。

しかし私が画質面でも日立に決めたのは、
Blu-ray映画のコマのつながりが滑らかに見えたからです。
秒間24コマのはずの映画が、まるで60コマであるかのように滑らかな動きをしていました。

帰宅してもう一度WEBサイトをチェックしてみると、
映像回路で仮想フレームを演算して多フレーム化の処理を行っているとのことでした。
パナソニックにはこの機能がなかったのです。



【導入後の画質評価】




 11月21日、実にモデル選定を始めて一ヶ月以上経ち、
やっと私の独身城(The castle of the single)にプラズマテレビが納品されました。





導入当日はホームシアターセットの設定に手を焼いたことからじっくりと画質評価ができずにいましたが、
一週間かけて色々なコンテンツを使いP46-XP03の真価を見定めようとしました。

まず導入当日から驚いたのは、
どこから見ても階調崩れを感じさせない広大な視野角特性です。
正面は勿論、左から観ようが、右から観ようが、はたまた上下から観ようが
ブラウン管の如く画質低下を引き起こさない特性は
真っ先にプラズマのポテンシャルを予感させる実性能でした。

また、動きの速い動画を流してみたところ
残像は知覚できるレベルではなく、シャープな輪郭を保ったまま
フルHDの高解像度感をダイナミックに視覚に伝達してくれました。


 翌日以降は、私にとって肝である暗所でのコントラスト深度をテストしました。

使用コンテンツは映画「スタートレック(Blu-ray版)」、
再生ハードウェアはPS3、オンキヨー製アンプHTX-22HD経由のHDMI Ver.1.3接続です。

下の画像はISOも色温度も手ブレも気にせずに画面を直接撮影した稚拙な画像ですが、
宇宙を舞台としたスター・トレックの世界を表現するに相応しい"黒"を表現できていました。







先に述べておきますが、このプラズマテレビが表現する"黒"は
ソニーの11型有機ELテレビ「XEL-1」のように
感動の琴線に触れるような、心に直接訴えかけてくる程の漆黒ではありません。

表現するのが難しいですが、努力して言語化するとすれば
2009年11月現在で、小細工なしに表現する最もピュアで現実的な"黒"」とでも言えるでしょうか。

マーケット獲得のために実用環境を無視して数字を搾り出された液晶のコントラスト(店頭では大変美しく見えますが…)と異なり、
飾り気が無く、素直で、それでいて許容の範囲に充分収まる、
自然なコントラスト表現が"地に足の着いた"安心感を生み出しています。

恐らく2010年以降は液晶もLEDの制御技術競争が激化し
プラズマを超える画質を実現してくる可能性が高いですが、
2009年末にテレビを買う層にとってベストのバランスを提供するテレビであると思います。

バランスとは、画質だけではなく、機能、価格を含めた総合的な選択という意味です。
恐らくLED部分制御技術を実装した液晶を買えば、2009年末現在でもプラズマの画質を越える液晶が手に入るでしょう。
しかしそれは間違いなく高価です。
LEDの46インチアクオスはこのプラズマの1.5倍以上の価格で販売されています。
さらに大きなサイズとなると液晶は大型化が難しい(プラズマと比べて)ので、
50インチ以上のサイズではたいへんな価格差が出ることは間違いありません。

来年になれば例え擬似コントラスト技術であろうとたいへん高画質で安価な液晶が登場するでしょうが、
2009年に限られた予算で高画質を求めるユーザーにはプラズマは最適な選択であると思います。




【無視することのできないプラズマのネガティブ】




 もちろん良いことばかりではありません。
無視することのできないネガティブがあるからこそプラズマは普及停滞しているのです。

真っ先に消費電力です。

日立製47インチの液晶の最大消費電力は259ワット、
同46インチのプラズマにおいてはなんと537ワット、およそ2倍以上の電気を喰うことになります。

常にバックライトが点灯する液晶とは違い
プラズマは黒表示(255分の0階調時)を行うピクセルでは電力消費が発生しないため
実際の消費電力は上記より大幅に下がると思われますが、
液晶でも同様にバックライト輝度を下げることで劇的なパワーセーブが可能なのです。

大喜びで申請書を記入してポストに投函した私が言うのも滑稽な話ですが、
こんなにエネルギーを大量消費する表示デバイスにエコポイントを付与する政府は何も考えていなかったんでしょう。
エコポイントが実現する前に事業仕分けが行われていれば、真っ先に"見直し"されていたのではないでしょうか?



 消費電力の次に気になるのは焼きつきの恐怖です。
敢えて"恐怖"と表現しましたが、実際には最近のプラズマはかなり焼きつきが抑えられていると聞きます。

しかし原理上起こりえることですし、
メーカーの保証書にも「プラズマパネルの保証は2年間ですが、パネル本体の焼きつきは対象外となります」と明記されているのです。

例えばグランツーリスモなどのドライビングゲームをする時。
画面の右下に常時表示されるタコメーターの表示が焼きつくのではないかと気になります。
いくら面白いゲームでも、パネルへの負担を気にしてゲームに集中することができません。

メーカーの人間に言わせれば今のプラズマは数時間のゲーム程度で焼きつくことは起こりにくいのでしょうが、
もし実際に焼きつきが起こってしまえば例え購入1年以内でも一切のメーカー保証が受けられないのです。
比較的安いとはいえ二十数万円するプラズマが焼きついてメーカーに知らんぷりされて喪失感を覚えない日本人は、
一体年収をいくら稼ぐ上流階級層なんでしょうか。



 また、これはプラズマ全体のネガティブという前提から逸脱するのですが、
残念ながら日立製P46-XP03は階調崩れの問題を抱えています。

これはプリセットの画質モードで確認したのですが、
黒から濃いグレー、
突き抜けるような蒼い空のグラデーション、
水平線に沈みゆく夕日の外延部に盛大なカラーバンディング(視認できる階調崩れ)が起こります。

ユーザーが好き勝手に画質設定を触った表示状態ならまだしも、
メーカー出荷状態の表示モードでバンディングが発生するので
日立の画像エンジンの精度に対して疑いを持たざるを得ません。

画質面で購入の決め手となった仮想フレーム演算によるなめらかな表示も、
実際に使用してみればライブリーな躍動感の引き換えに、本来の映像ソースに存在しないノイズが発生しています。
この問題はテレビの説明書にも記載があり、
「なめらかな表示を実現しますが、ノイズが出る恐れがあります。
 ノイズが気になる場合は本機能をオフにしてください。」と書いています。

要するに、日立の映像エンジンではカバーしきれない機能を無理やり載せているのです。
競合他社との差別化に躍起になる余り、不完全なモノを実装し、
「気に入らなければ機能をオフにすれば良い」という逃げ道を作ったと認識して良いと思います。

20万円を超えるテレビがこのバンディングや不完全な機能を露呈してしまう様をみて、
いま私がパソコン用に使っている10万円のナナオ製SX2461Wが如何に高精度な映像エンジンを持っているか再確認することとなりました。



【サウンドはどこまでこだわれば良いのか?】



 画質から視点を外し、
人間の五感のうちやはり大きなウエイトを占める聴覚にフォーカスを当ててみるとどうでしょうか。

ブラウン管の時代と比べ、
やはり薄型テレビは液晶もプラズマも心地よい音質を実現するには
大型の音響ユニットを搭載する物理的(空間的)余地が残されていません。

音響の世界ではスピーカーの性能だけでなく、
それを繋ぐケーブルの品質、加えて駆動エネルギーを送り出す電源ケーブルにまでこだわるため
薄いテレビに薄いアンプとスピーカーを積んだところで高音質化には一定の限界が存在するはずです。


 そこで私の環境では最低限の外部音響システムとしてオンキヨーのHTX-22HDを選んだわけです。
この製品はBlu-rayやHDMIの最新規格に対応、アンプ本体のみならずフロントスピーカーを標準添付し
パッケージ状態で相応の2.1ch環境を提供します。価格は実売で5万円です。

PC用のスピーカーでもオンキヨーの普及帯アクティブスピーカーを使用している関係で
オンキヨー製品には根拠の無い期待を抱いていたのですが、
実際にこのパッケージを導入して現実を知ることとなりました。

映画のセリフが聴こえませんでした。

2.1ch想定のPC用のスピーカーとは違い、
5.1chを想定したシアターパッケージは、少なくとも私の環境では、初期内容の2.1chで真価を誇ることはできませんでした。

すぐにセンタースピーカーを増設し、現在は3.1chで期待を満たす環境が整いましたが
3.1chまで来ると2本のリアスピーカーを足せば5.1ch環境構築まであと少しです。
5.1chで満足できれば良いですが、満足できない場合には7.1chという環境があることは無視できないでしょう。

一体、どこまでこだわるべきなのでしょうか?

正直に白状すると、画質を優先しすぎるあまり
音響は安価でそこそこ高音質なら満足できるだろうという甘い考えで帰結していたことを認めざるを得ません。
画質がよければ、それに釣りあう音響設備が要求されるのでしょう。

現状で私の環境は3.1chですが、
金銭・スペース的な問題を解決できればすぐにでも5.1ch化すべきだと思います。

しかし5.1chにすれば本当に満足できるという保証は一切ありません。
満足できなければ、スピーカーのアップグレード、7.1ch化、7.1化のためのアンプ買い替え、
考え出すときりがありません。

手を出せば出すほど深みにハマる世界です。
サウンドはどこまでこだわれば良いのか?
いったい、自身が納得する地点はどこなのか?

プラズマを導入するまで深く考えなかった疑問が、
画質への感動を打ち消さんとばかりにズシリと乗しかかってくる結果となりました。




【拾ってしまった課題と、現状満足の獲得】



 長くなりました。
このしょうもない文章を、ここまで読んでくださった皆様には感謝で頭が上がりません。

ここまで書いたように、
私は薄くて大きいテレビが欲しくなり、現状の液晶に限界を感じ、プラズマに憧れ、プラズマの画質に悦びを感じ、
そして抜け出せない沼地に足を踏み入れるという課題を踏みました。
満足を得ると同時に、終着点の検討もつかない課題を拾いました。

後は自分がどこで納得のいく終着点を見出すかです。
音響にこだわればいくら金があっても足りません。
一本10万円もするスピーカーなど社会人3年目の阿呆サラリーマンには贅沢極まりないです。

物欲とは願望・理想と現実と妥協で成り立っているのかもしれません。
金の無い中で理想と現実と妥協がミートする地点を探求することが、
物欲の原動力となっているのではないかと思います。




【私にとっては、プラズマは最適だった】



 結論はやはり、2009年末現在で限られた予算で選べる大型テレビとして
プラズマが最適であると思います。


大量の電気を喰っても、
焼きつきの恐怖に震える毎日を送ったとしても、
地に足の着いた現実主義な工業製品を所有する悦びは何事にも代えられません。

自ら物欲魔人を自称する私にとって、
ここまでおもしろくて悩ましいデバイスを選んだことは筆舌しがたい快楽を感じます。

これから薄型テレビを選ばれる方々には、
是非、液晶とプラズマの長所と短所を客観的に比較して悩む楽しみを愉しんで欲しいと思います。

個人ごとにテレビの使い方は異なりますから、
たまたま私のような人種とってプラズマが最適であっただけで、
明るい環境でテレビや映像コンテンツを視聴する方にとってはLED液晶は最良の選択になると思います。

テレビに限らず、デジタル製品を選択する際は
自身の使用環境と各社製品の特徴のマッチングを意識して比較してください。


比較と選択 / 理想と妥協がもたらす快楽がここまで凝縮された世界はなかなか無いと思います。


自分の使用環境に最適な工業製品を比較して選ぶことが、
こんなに楽しいことだと実感した、たいへん楽しい経験となりました。

私にとっては、
部屋が暗く残像と光漏れが耐えられない神経質な人間にとっては、
プラズマは人間らしい感動と葛藤を運ぶ悩ましい悦びを内包したデバイスなのかな、と
笑みを漏らしながら納得している次第です。



物欲って、なんて深い世界なんでしょうね!


46インチプラズマ導入

2009年11月21日 | Archive
 土曜日はプラズマテレビ導入の日です。

お子様なので、楽しみで楽しみで前日は金曜日にも関わらず早寝し、
土曜日は8時に起きて部屋の片付けをしつつウォーミングアップです。

10時にテレビボードが配送されたらよーいドンです。
まずはこいつを組み立てなければテレビを迎え入れられません。




足の部分が金属製になっていてデザイン上のアクセントになっています。
でもやはりインドネシア製、磨きの仕上げがイマイチなので、
金属磨きの定番、ピカール大先生といらないシルクネクタイでゴシゴシ磨きます。



こんなもんでいいだろ。しかしなぜネクタイ。
ちなみにこれは上海で100円くらいで買ってきたものです。
当時まさかこんな使い方をすると思いませんでした。


 テレビの配送は午後に来る予定だったのに
業者が早く済ませそうな連絡をしてきたので、
一気に部屋で組み付けを終わらせました。

それでもアンプの設定とか初めてやることが多く、
やっと全部の設定や組み付けが終わったら夕方でした。




でかい。届く前は50インチにした方がよかったかな、と思ったけど
これ以上でかいのはこの部屋には置けない。46でよかった。

画質はまだ少ししか観てませんので、
一週間くらいかけてじっくり評価しようと思います。


とりあえず、テレビ選びに色々アドバイスを頂いた皆さん、ありがとうございました。

よくわからないHDMI

2009年11月19日 | Archive
 土曜日にテレビが届くので、HDMIケーブルを買いに行きました。

ホームシアターセットも買ったので、BDとDVDを観るために
PS3とアンプをHDMIで繋いで、アンプとテレビをまたHDMIで繋ぎます。

HDMIはデジタルなので
材質や構造に大きく左右されるアナログケーブルと違い、
「HDMIであれば」安いやつも高いやつも品質にそう差は無いだろうと思ってました。
しかし店頭に行くと、
1メートルで安いのは1,500円、高いのは4,000円まであります。
何が違うのかパッケージを比べましたが、どれも「HDMI Ver 1.3」となっていて、
どれも同じように思います。

よく見ると高いケーブルには「DeepColor対応」とありました。
DeepColorは確か表示bit数に関係する規格だったと思い出しました。
今回導入するテレビもアンプもDeepColorに対応しているので、
DeepColorを有効にするには対応したケーブルを買わなければいけなさそうです。

ここで一番に気になったことがあります。

DeepColorって本当に実用化されているのでしょうか?
表示bit数が多ければ、映像ソースもそれに対応していなければいけないはずで、
PS3やアンプ、テレビが対応していても肝心のBDやDVDが8bitなら意味がないはずです。

そもそも多bit表示可能な再生機や表示機の普及率が高いとも思えませんから、
「ポピュラーな規格かそうでないか」で言えば恐らく後者でしょうし。

もし規格化されているだけでコンテンツが供給されず、
形骸化していたらわざわざ高いケーブルを買う必要はないわけです。

さて、どっちのケーブルを買う…?





結局、DeepColor対応の高いやつを買いました。
たかが1メートルのケーブルなのに2本で8,000円…。思わぬ出費です。


帰宅してネットで調べてみましたが、
DeepColorの規格自体について触れた解説は沢山あるものの、
実際に市販コンテンツが対応しているかどうかはどこにも書いていません。

いったい、DeepColorとはなんなんでしょう?
気になるネーミングのくせして、存在自体が微妙に曖昧なのが気になります。
HDMI自体も浸透していてポピュラーな規格だとばかり思っていましたが
実際は年を重ねるごとに色んなバージョンがあるらしく、割と混乱を生んでいるみたいです。


果たして俺の環境では問題なくDeepColorが正常動作して
多階調表示によるなめらかなグラデーション表示が可能になるのでしょうか。
もう気になって眠れないです。金曜日は仕事にならないでしょう。

スタートレック

2009年11月13日 | Archive
 映画「スタートレック」のブルーレイが届きました。




B級映画かと思ってたらかなりデキが良いらしく気になっていた作品です。

届いてからすぐに観ず、
食事とか部屋の片付けとか済ませてワクワクしながら視聴開始しました。

すごい!これは面白い!

「宇宙大作戦」時代のスタートレックをあまり知らない俺ですが、

心地よいテンポ、
宇宙船のスケールを最大限生かした迫力のアングル、
キャラクターの魅力に引きこまれます。

やっぱりスタートレックシリーズは
キャラクターの個性が際立っているので、
一度登場したキャラはすぐに頭の中に入ってきます。
「こいつ、誰やっけ?」という事態は起こりえません。

個人的にチェコフのロシア訛りの発音が最高にツボでした。
肉声でコンピューターのパスワードを解除するシーンがあるのですが、
「ヴィ」の発音がうまくできないので、なかなか解除できない。

スールーのフェンシングとか、ニヤリとしてしまうシーンも多かったです。

つい2回観てしまいました。
ぜひレンタルでもいいのでオススメしますよ。


ボーナスとかどうでもいいから早くプラズマテレビ買おうと思わせる内容でした。

神ゲーとクソゲーの中間

2009年11月11日 | Archive
 パソコンのフォルダ整理していると、
前のパソコンからバックアップで引っ張ってきたデータの中に
マイクロソフトのメッセンジャーのログが出てきました。

あの頃は主要なリモートコミュニケーション手段がメッセだったので
かなり頻繁にメッセを活用していたのですが、今では全く使わなくなりました。

何かの思い出になるかと思いログを自動保存しておいたのですが、
今読むと「あれ…?こんなやりとりしたっけ…?」というのがいっぱいあります。


色々読んでるうちに思ったのですが、
学生の頃の方が表現力豊かな気がするんですよね。
今でもこのゴミブログをご覧頂いている皆様ならお気づきかと思いますけど。


2006年末に友人と
あるゲームソフトについて感想を述べ合っているくだりがあるのですが
俺は普通に「神ゲーとクソゲーの中間だわ」という表現を使っています。


神ゲーとクソゲーの中間ってなんだっ…!
どういうことだ…!良いのか悪いのか…!100点と0点の中間…!
でもなんとなくわかる、なんとなくわかるわ…!
コンセプトはすごくいいけど生かしきれずに破綻してるとかそういう…!
50点じゃなくて、努力賞くらいはあげたいみたいな…。


自分を褒めることほど滑稽なことも珍しいですが、
ここは敢えて、絶妙な表現を駆使していた過去の自分に拍手を送りたいです…。

最近じゃこんな表現絶対思い浮かばないなー。
今と3年前って何が違うんだろーなー。

さびしい人類

2009年11月04日 | Archive
 出張の帰りなどで、新幹線から夕日を見つつ
色んな物思いにふけるのが好きです。

日々の生活とか悩み事とか身近なことを考えるよりも、
別に自分が考えなくても良いようなどうでもいいことを空想します。

一年くらい前からぼんやり考えているのは、
人類ってさびしいんだろうなって思うことです。
こいつは何を言い出したんだと思われそうですが、そう思うわけです。

だって人類は地球上にこんなにたくさん生き物がいるのに
会話をしたり、喜びを共有したり、悲しい時にいっしょに泣いたり、
うたを歌ったり、けんかしたり、仲直りする相手がいません。

鳥も牛も馬も魚も虫も、知らん顔してるじゃないですか。
ひどいもんです。あいつら、くすりとも笑いやしねえ。
ほんの少し、犬とかイルカとか人間に優しく接してくれる動物もいますが、
それでも腹を割って話し合ったりなんてできないわけで。

ディズニーの映画とか、アンパンマンでもいいんですが、
人間と動物が楽しそうにおしゃべりしてます。
さも当然のように動物達が二足歩行して、人間と肩を並べて生活してます。

ああいうのを見ていると楽しいんですが、
ふと、人類って寂しい生き物なんだなって思います。
寂しくて、喋る相手が欲しくてたまらないんだと思います。
地球にこんなに生き物がいるのに、人類同士でしかことばを交わせないわけです。
だから空想の中で動物と自分達を仲良しの存在に仕立て上げているわけですよね。
ほんとはこうだったらいいのな、と誰もが思ってるんじゃないでしょうか。

それでもやっぱり動物たちが喋らないから、
危険を冒してまで宇宙にロケットを飛ばして知的な宇宙人とか探すわけですよね。

なんかすごい切ないです。


そろそろめちゃくちゃ頭のいいチンパンジーとかボノボあたりが
人語を話せるようになるといいんですけど。
もしくは九官鳥を遺伝子改造してネオ九官鳥とか作ってみたりとか。
段々ずれてきたのでこのへんにしときます。