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quackpie Archives

かくぱいあ~かいぶ

出来損ない卒業旅行

2007年03月09日 | Archive
 出来損ないのメンバーで上海へ卒業旅行に行きました。
またひとつ、残り少ない学生生活のビッグイベントが終わってしまいました。

サウナに置いてある砂時計はやたら時間の経過が遅く感じますが
俺たちの砂時計は砂の通る穴がべらぼうにでかいようです。

残されたビッグイベントは卒業パーティーと卒業式。
楽しみたいと思う反面、大きなイベントが終わる度に
課された宿題をひとつずつ消化しているような気さえしてしまうのは
春からの新生活にわずかな期待を寄せているからでしょうか。

社会人になったら砂時計の穴は鼻の穴並にでかくなることが予想されるので
忘れないうちに楽しかった旅行の思い出を綴っておきます。





出来損ない卒業旅行の概要

行き先:中国上海
期間:4泊5日
人数:5名
旅行代金:3万円

全日程5日間、航空券と朝食付いてこの値段です。
安いだけあって航空会社は上海航空、
泊まるホテルは2つ星の上海銀波ホテル。

2つ星というと「2つ星があるならいいじゃん」と思うかもしれませんが
図示すると「★★☆☆☆」です。ホラ行きたくなくなってきたでしょ?
グルメレビューで「★★☆☆☆」の店行きませんよね??
アマゾンのレビューで「★★☆☆☆」付いてる本は大抵ボロクソに書かれてますよね??
ヤフオクで例えるなら「悪い出品者です」。イヤですよねそんな人から落札するのは!

ちなみに上海銀波ホテルをネットで検索すると
「バスルームのマットの裏にベトベトの髪の毛が大量に付着していた」という
尋常らしからぬ告発が残されていたので我々一同期待に胸を躍らせていました。



1日目

 まずこの日、R君がパスポートを忘れたまま関空に到着しました。
関空に向かう電車の中でR君は「これでパスポート忘れとったら笑うな!」と言って
かばんの中をチェックしましたが、そこにパスポートらしい小冊子はありませんでした。

バイトの後輩に人件費1万円とタクシー代往復2万円を支払って
空港にパスポートを持ってきてもらうまで、R君の顔に笑顔は浮かびませんでした。





R君には悪いけれど、俺はこの時点でずいぶんと笑わせてもらったので
旅行代金ぶんの満足を感じていました。もう帰ってもいいかな、と。
今思えばこの時点で引き返して和歌山にでも行けばよかったと思います。



 飛行機は上に書いた通り上海航空という無名にも程がある航空会社です。

我々はベトベトの髪の毛というインパクトの強すぎることばに恐れおののくあまり
上海銀波ホテルばかりをマークしていたのですが
上海航空は予想を遥かに上回るヤンチャぶりで出来損ないメンバーを圧倒しました。

上海航空の罪状は以下の通りです。

ゴムを通り越してプラスチックのような硬い肉(たぶんこれで宇宙船作れる)と
やたら臭い小魚(たぶんメダカ)を惜しみなく使用した機内食を出した罪(味覚かく乱罪)



麺つゆを入れた袋に「面汁」と記載した罪(食欲減退罪)
飛行機がまるで震災体験車のごとく揺れ続けて面汁が四方八方に拡散した罪(面汁拡散罪)
機内アナウンスの日本語と英語がカタコトすぎて着陸のアナウンスが一切わからなかった罪(重大事実隠ぺい罪)、それに伴い通路側に座っていた俺が突然の着陸の激震にエンジンがとれたと誤解してしまった罪(過剰演出罪)


あとこれは上海航空の落ち度ではありませんが、
トシがいつの間にかテロリストみたいになっていました。
何かと敏感な時期なので挑戦しにくいボケなのですが
この人はすごいのでごく自然にやってのけました。





 上海の空港に着くと現地ガイドの陳さん(仮名・本名不詳)の段取りの悪さのおかげで
1時間強の足止めを喰らい、メンバーの疲れを増幅させました。





ホテルへ向かうバスの中で疲れきった俺たちにクスリとも笑えないジョークを飛ばす陳さんに
我々の視線はクラスの輪を乱す不良グループのごとく険悪なものとなりました。

ホテルは残念ながらスラム街の中にありました。







その日はちょうど旧正月を祝う祭りの最終日のようで
街のあちこちで花火やら爆竹が飛び交っていましたが
今思うにあれほど花火や爆竹が大量に舞っていたのはこのスラム近辺のみです。

ホテルの部屋は意外と小奇麗で
浴室も細かいところに汚れが残っていましたがベトベトの髪の毛はありませんでした。
メンバー全員で5名いたので2名室と3名室に分かれたのですが
2名室のほうが広かったです。理由はわかりません。





この日はもう良い時間だったので花火飛び交うスラム街で鍋をつつきました。





スラム街と言ってもたいしたことはありません。
火をつけても発射されない大型打ち上げ花火を覗き込む民衆
トシに向けて爆竹を投げつける童がいたくらいです。

夜はホテルの下にあるコンビニでキリンビール(一缶70円)などを買いました。
物価が安いのでわんさか買いましたが、会計のときにそれほど安くないと感じました。
これは後のストーリーに繋がる複線でもあります。



2日目


 ホテルの朝食は地雷でした。
カピカピのごはんの上に緑色の着色料を付けた野菜を載せて
アンコを中に詰めた嫌がらせみたいな料理は何だったんでしょうね?
 
この日はホテル近くの外灘(バンド)と南京路の観光です。
外灘は景色以外に見るものはありませんがとてもキレイです。









南京路は1個15円くらいで肉まんが食べれたり
中国でのユニクロが高級ブランドであることを知れたりして楽しかったです。





昼飯に入ったレストランに「爆魚」というメニューがあり興味をそそられましたが
これが何であるかはトシやshinが調査してくれるのを待つのみであります。
やはり本場の肉まんや小龍包は日本のそれよりずっとおいしいです。
あちこちで不満をぶちまけていたメンバー達も、小龍包を食べれば静かになります。





南京路で注意したいのは違法な時計売りです。
おびただしい数の中華ニート達が日本語で「オニサン!時計!シャネル」と
偽者の時計を売りつけようとしてきます。

彼らは日本語がほとんどわからないので我々が発した言葉をとりあえず復唱します。
俺のところに中華ニートがカバンを売りにきたとき
「カバン!」と言っているのをパプワくんと聞き間違えて「パプワ?」と言う
彼はその後ずっと「パプワ!パプワ!」と叫びながら俺に付いてきました
呼吸困難になる恐れがあるので気をつけて下さい大変危険です。
また、これらの中華ニートたちは偽ブランド品が売れないとわかると
「ちんちんマッサージ!」等とどうしようもない下ネタを発するので
注意が必要です。おそらくは性サービスの一種ですが、勧誘の仕方に問題があります。


 その他にこの日あったことといえば、ひょんなことから上海に
科学博物館とテーマパークを合体させた上海科技館という場所があることを知り
タクシーで向かいました。

タクシーが電気の付いていない巨大な建物に近づき、
科技館が定休日であるということに気付くまでそう時間はかかりませんでした。
タクシーから降りた俺達を待ち受けていたのは
同じく科技館の定休日を知らずに偽者時計片手に科技館に居座っていた中華ニート達でした。
我々はパプワ!パプワ!と口々に叫び、彼らもパプワ!パプワ!と口々に叫ぶ。
いつかあなたが科技館に来たとき、彼らがパプワパプワと口にしたら
我々の責任ですのでご一報ください。


 この日の夜もホテル下のコンビニでキリンビールなどを買い漁りました。
レジのおばちゃんは中国語の数のかぞえ方を頼んでもいないのに教えてくれます。
なぜブチギレ気味に「イー!アー!!サンーッ!」と叫ぶのかはわかりません。

あと、やはり会計が若干高い気がしました。



3日目


 豫園(ユイエン)という庭園の周りに土産物屋が並ぶ街と
2日目に行けなかった科技館に行きました。





豫園では南京路よりも多くの中華ニートたちが偽ブランド品を売ろうと近寄ってきます。
中華ニートの応対に嫌気がさしてきた俺ははずれにある小汚い露天の集まった商店街に入り、
水晶でできた(っぽい)印鑑を2つ作りました。

2つで200元(約3千円)と主張する中国人淑女をなだめて
2つで120元まで値切ったのはよかったのですが
200元渡して80元のおつりを待っていると
文字を彫る代金がかかるからおつりはないと言い出しました。

そんな重要なことを事前に明確に言わない淑女に対して
日本人が怒ったらそれなりに恐いことを教えてやろうかと思いましたが
できるだけ謙虚に価格交渉をして40元おつりを渡すということで合意に達しました。

なので、この女が40元渡すフリしてわざと30元しか渡さなかったとき
俺が我を忘れて女を問い詰めたのは言うまでもありません。


 夕方はトシとshinと3人で上海科技館に行きました。

ここが上海最大の穴場と言っても過言ではなく
中国の先進技術の粋を結集した巨大室内テーマパークとなっています。

位置認識カメラによるバレーボールの楽しさは任天堂Wiiを凌ぐと思います。
これは文章で書いても伝わらないでしょうから是非現地でプレイしてください。

ここで一番面白かったのはやはり人体クルージング(正式名称不詳)でしょう。
ディズニーランドのアトラクションに、4~5人乗りの車に乗って
おとぎの国を探検するライド(イッツ・ア・スモール・ワールドでしたか?)が
ありましたが、人体クルージングはおとぎの国が人体になったと考えてください。

我々はイチゴの形をしたライドに乗り、
中国人の坊やの口に入るところからアトラクションは始まります。
shinも言っていましたが、どう転んでも絶対面白くなる設定です。





我々は数々の流暢な中国語を話す臓器たちと出会い、
約5分間の探検を終えると感動のフィナーレを迎えます。

最後に何が起こるのか?それはあなたの目で突き止めてください。
しかし俺自身も言いたくてウズウズしているのでこっそりヒントを残しておきます。

ヒント:

大画面に映し出されたリアルな肛門
5.1chサラウンドシステムによるブリッ!ブリブリ!という効果音



 夜はやはりコンビニでビールなどを買い、
若干高い会計に頭をかしげつつ夜の宴を楽しみました。



4日目



 上海トップクラスの高級ブランド街である新天地で再会しようという
ことばを交わして2台のタクシーに分かれた俺たちでした。

しかし、大阪のアメ村のように
明確な入り口やランドマークがあるわけでもないのが新天地。
2台のタクシーは別々の場所に到着し、我々はバッチリはぐれました

もうそこからはグダグタを絵に描いたかのような展開。
新天地は物価も高く、ロクな買い物もできないまま
はぐれた仲間と再会できたのはその日の夕方になってからでした。


 俺が生肉を食って腹を壊した話は書くべきでしょうか?

上海料理にすっかり飽きた我々は
ステーキキングというファミレスに行きました。
店名がステーキキングなのにほかの4人はステーキ以外のものを注文し、
俺だけがステーキセットを注文。値段は20元(約300円)と格安です。

店員は丁寧にステーキの焼き方を質問し、
俺は確かに「ミディアムで」とオーダーしたつもりでしたが
運ばれてきた肉はマグロの刺身と見紛うほどの生肉だったのです。

たたでさえ食材の鮮度に疑問の尽きない中国で
生肉が出てきたらスルーすればいいのですが、
メインの肉をスルーすれば俺に残るのはドレッシングを薄めただけのスープ
カチカチの冷凍ニンジン。

元来、日本ではステーキを食べるときにレアを好む俺は
高度経済成長真っ只中の中国は鮮度保持の技術も急成長中間違いなし
自分に言い聞かせて生肉を食し、3時間後にはホテルのトイレでガタガタ震えていました

皆さんはマネしないと思いますが、中国の安いレストランで生肉が出てきたら
遠慮せず床に投げつけてください。それは肉の形をした細菌兵器です。



 この日の夜は卒業旅行の最後の夜。

いつも通りビールやおつまみを買い込む俺たちでしたが
連日の割高会計に疑問をおぼえた我々は商品をカゴに入れるたびに
携帯の電卓で合計金額を計算。この時の合計金額は32.5元のはずでした。

そのため、レジのおばさんが平気な顔をして45元を請求してきたとき
俺は意外にも怒りを感じるどころか充実感を享受していました

問い詰めても中国語で逆ギレするおばさんに対し
なおとは「もうあきらめて45元払おうか」という姿勢でしたが
トシがおばさんを尋問してやっと32.5元の正規料金になりました。

おそらくこのコンビニにはレジに日本人ボタンなるものが存在して
金額が1.3倍くらいになるミラクルシステムが暗躍しているのでしょう。

偽ブランド売りの中華ニートたちや
おつりをごかます淑女、1.3倍の日本人ボタンを連打する高橋名人のような連中が
街にあふれかえっている限り、これは遠慮せず言わせてもらいますが、
来年の北京オリンピックで中国は世界に恥を晒すことになるでしょう。



5日目


 格安ツアーのため、飛行機の時間は朝10時。

みんな6時起床の予定でしたが、
携帯のアラームを誤って日本時間でセットした俺のおかげで
4時50分に出来損ないメンバーたちは眠い目を擦って荷造りをしていました。

俺は前日の生肉祭りの影響のピークを迎え、
起床からホテルをチェックアウトするまでの半分近くの時間をトイレで過ごしました。

空港までの送迎に現地ガイドつきのバスがありましたが
現地ガイドが15分遅刻した上に「道混んでた!」という
日本なら僻地勤務の刑を言い渡されかねない言い訳をしゃあしゃあと吐きました。


 帰りの飛行機は偏西風に乗ってやたら早く関空に到着し、
出来損ないメンバー達は口々にいかに日本があらゆる面で優れているかを
再確認することになります。






 大体のあらましを書いたら相当長くなりました。
果たしてここまで読んでくれた人はいるのでしょうか?
実家のヘボPCでこれだけ書くと処理が追いつかなくて大変です。

全体的に見てやや批判的な書き方をしていますが、
俺はとても楽しかったし他のみんなも同様に楽しかったはずだと思います。

5人でいく初めての海外ということで
体力的にも精神的にも負担を感じる場面も何度かありましたが
最後に笑顔で帰国できたことはこれ以上望めないほどの成功ではないでしょうか。

卒業旅行を成功させるという目標に対して俺には至らない点が多々あったかもしれませんが
多くの面でいつも通り支えてもらい感謝感激雨あられです。
出来損ないのチョンマ達、本当にありがとうございました。

引き続き、開催の危機が心配される卒業パーティーを
成功させられるよう共にがんばりましょう!





 本編では書きませんでしたが、中国のバイク事情はなかなかおもしろく
250cc以下のバイクはほぼ無いようです。法律が250ccまでなのかもしれません。
大体が中国製の125ccスクーター/スポーツバイクで、次に多いのがスズキのGN125。
ちなみに警察はスズキの250ccのアメリカンに乗っています。

俺の乗っているCB125Tも一台だけありましたが、
走行8万キロで相当古く、日本のボロい中古を輸入した代物のようです。





どのバイクもパニアケースやグラブバー、エンジンガードと
ゴテゴテとオプションがついています。たぶん実用性を確保する意味のほかに
排気量が抑制されて大きいバイクに乗れないフラストレーションの表れだと思います。

バイクのほかに驚いたのが、スクーターの形をした電動自転車です。
これはペダルのついた自転車なのですが、
見た目は日本の50ccスクーターと同じなのです。
基本的に電動で走るので走行音が無く、
気が付いたら自分の後ろにいたりしてとーっても危険。
旅行中はサイレントバイクと呼んで畏怖の対象として恐れていました。

ペダルを漕がなくても電気の力で走るので実質的にはバイクです。
法律の問題から日本では自転車として販売できないと思います。
販売されたら面白そうですが、高そうですね。
中国ではみんな当たり前のように乗っていましたが、
いくらくらいするのか気になるところです。


枚方市より撤収

2007年02月27日 | Archive
 本日27日をもちまして、枚方市から撤収しました。

約4年間住んだアパートが初めて来たときと同じ真っ白で何もない部屋に戻り、
家財一式何もかも貸し倉庫にぶち込んで撤退。
もう本当大変でした。これから引越しする皆さんは覚悟しておいたほうがいいですよ。

「長いようで短かった」とよく言いますが
俺の場合はこの4年間、「短いようで長かった」ですね。
初めてあのアパートに来ていきなり湯が出ないトラブルに見舞われ風呂も入れず
ネットにつながってないパソコンをチクチク触ってた2003年春は遠い過去に感じられます。


 今週は金曜あたりまで徳島でヌルく過ごして、
土曜日に高速バスで訪販、日曜日から卒業旅行で上海です。

3月下旬ごろまでイベントが続くのであまり暇っぽい感じはしないですね。
卒業パーティーの招待メールを受け取った人は出来るだけ早く返信しないと、
たのしいたのしいパーティーに来られなくなっちゃうかもよ…!

移民は黙々と準備する

2007年02月23日 | Archive
 引越しまでもう残すところ僅か。
毎日コツコツと片付けてきましたが、引越し2~3日前になって
「このままじゃ片付けが間に合わない」という事実に気付き驚愕。

なんとか急ピッチで片付けを続けています。








しかし今日は中々進みませんでした。
音楽聴きながらやってたらいつの間にかエアギター大会になっていたり、
バイク用のケミカルが出てきていつの間にかチェーンの清掃やってたり。

ほんまに引越し準備っちゅうのは誘惑が多すぎて困りますな!
うちにはマンガが無いけど、もしあったら間違いなく片付け終わらない。

発つ鳥後をバッチリ濁し

2007年02月15日 | Archive
 今日、コンピュータルームのバイト最終日です。
ついさっき朝礼でアガりまくりのあいさつをかましてきました。
どうもお別れのあいさつは苦手です。

なんか場にいるみんな全員がこっち見るじゃないですか。見守るような目で…。
何言えばいいのかどういう順序で話せばいいかゴチャゴチャになっちゃうね。
プレゼンとかは結構イケるクチなんだけど。


 今思えばスゴイバイトですわ。そう思うでしょ?色々と。
俺がここでいつも何をしていたかは詳しく書かない(むしろ何もしてない)けど
バイトをしているというよりはむしろボランティアをして奨学金を貰ってるという感覚でした。
(怒られるだろうな、こんなこと書いたら…。)

まさかこのバイトを2年もやるとは当初考えてもみなかった。
ホテルと掛け持ちでやってたけどホテルがキツすぎて真剣に病んじゃって
コンピュータルーム一本になったっていう経緯があります。

昔はここが大嫌いでした。
先輩がいつも昼休みに誰かの陰口を叩いてましたからね。


 しかしながらそれも全て今日で終わりということで、
全てが良い思い出のように思えます。

わたくしかくぱいは、発つ鳥後をバッチリ濁し、去り行きます。
さよなら800人の留学生たち。
さよなら100台のコンピュータたち。
さよなら100台の愛すべきモニターたち。

ありがとうございました。

こんな携帯が欲しい

2007年02月10日 | Archive
 今の携帯(SH901iC)を使って早2年が過ぎたが、
一向に違うのを使おうという気にならない。

もし!こんな携帯が発売されたら即機種変更にドコモショップへ行く。

・大型液晶、大きさは電子辞書並かそれ以下で折りたたみ式。
・液晶面にタッチパネル搭載
・JIS配列ハードウエアキーボード(PCと全く同じくQWERTY)
・定額高速データ通信、フルブラウザ対応
・大容量フラッシュメモリに対応(8GBくらい欲しい。HDDはいらん)
・ワンセグも一応つけてくれ。
・カメラは200万画素くらいでいい。

このスペックなら5万でも買う。
ドコモがフルブラウザの定額通信もやるらしいから
こういうのがマジで出るんじゃないかと思う。

これさえあれば出先でもがんがんネット使うし、
Google map見てれば道に迷うこともなくなる!

やめてよかった夢

2007年02月08日 | Archive
 大阪市内のWEBデザインの会社に行ってきた。

ホームページを作りたい外国人2人と
英語の話せないデザインスタッフの架け橋になる双方向通訳。

通訳としての拘束時間は8時間にのぼったが、
通訳として働いたのは1時間だけだった。
しかしその1時間がやっかいだ。

俺は特に通訳として鍛えられた人間じゃない。
1時間の間、脳みそフル回転。空冷単気筒の俺の脳みそが毎分10,000rpm、
必死で回り続けてやっと通訳らしい働きができる。

しかし外国人が長々と話し始めると途端に集中力が切れ、
なぜか会議室に置いてあった任天堂Wiiに心を奪われ20秒トリップ。
「さぁ訳してください」と言われて我に返る。
「ごめんな!もう一度言ってくれる?」と頼んだものの
外国人が話している最中に「Wiiっておもろいんかな?」と考えてしまい二度目の失態。

通訳ってマジでキツイ。
全ての会話を聞いて要約、その要約を即座に英訳・邦訳。キツイ。



 実は大学に入ってすぐぐらいは通訳志望だった。
しかし本を読んで調べるうちに通訳の世界は安定とは無関係な世界だと知り
スッパリと通訳への夢を切り捨てた。

今思うと素晴らしい決断だったと思う。俺には向いてない。

ここにハイエナがいます

2007年02月02日 | Archive
 枚方市の南中振のR1とR170が合流するこのあたりで、
いっつも白バイがハイエナやってます。気をつけましょう!





R170側からだと白バイは物陰に隠れて絶対見えません。
原付で50キロ出して駆け抜けたり、調子乗って赤信号を突っ切ると
ハイエナ仕様のVFRが追跡してくること間違いなしです。

いつ見ても「なんて汚ねぇやり方だ…」と震え上がってしまいます。
間違いなく交通違反抑止のためではなく、点数稼ぎのためにやってます。

VFRのようなステキバイクはそんなハナクソみたいな使い方のために
あるんじゃねーんだ!VFRは俺にくれ!お前らはカブでやってろ!


外資病

2007年01月29日 | Archive
 外資病っていう病気があると思うんです。

もちろんそんな病気は一般的には存在しませんが、
俺は存在すると信じてやみません。

つまり、外資系企業が外国のセンスをそのまま日本に持ち込むことです。

例えば夜23時とかになったら
国際物流のUPSとかサーバーのIBMとかがテレビでCMしてますが、
モロにあっち(外国)のノリです。


 マイクロソフトなんかのサイトに行くと
「先進的」とか「革新的」とか「経験」みたいな
ボヤーっとした抽象語がズラリと並んでます。

プログレスとかイノベーションとかをそのまま訳したのかと思います。
「あなたのために用意された革新的な技術」などという
高校3年生の日本語訳みたいなのが並んでてキモイです。

英語をそのまま日本語にするとニュアンスが変わるし、
欧米のセンスはそのまま日本の文化に変換できないので
ここは大きく意訳して「世界が変わる!をあなたへ贈る!」くらいにしてもよいかと。


 外資系企業というと効率をどこまでも追求してそうですが
宣伝とか広報で向こうのセンスを日本向けにチューンしないおかげで
かなりのロスが生まれてると思うんです。

そこを改善すればもっと多くのユーザーを取り込めると思います。

P&Gなんかはうまくやりすぎてるから日本の会社だと思ってました。
やはりひどいのはマイクロソフトです。MSのサイト見てるとキレそうになります。


Internet Explorerの紹介ページなんかは渾身の出来です。
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/default.mspx

笑い事では済まないゴミ問題入門

2007年01月24日 | Archive
 小学4年生のとき、近くの埋立地の見学に行ったことがあります。

学校から歩いて15分ほどの場所に広がるあまりにも広大な土地。
低学年のときには海だった場所に、端から端まで1kmほどはあろうかという
大きな島があっという間にできてしまったんです。衝撃でした。

しかしもっと衝撃的だったのは、職員の方の
「この埋立地は全てゴミを埋めて作りました」という言葉。
一体どこからそれだけ多くのゴミが出るのか。
人間がそんなに沢山ゴミを出して許されるのか。幼心に傷つきました。

「これはちょっと世界的なゴミ問題に目を向けていかなければいけないぜ…」と、
当時10さいの俺が思ったかどうかは定かではありません。
覚えているのは、見学の帰りに学校の職員室前で5千円札を拾ったことだけです。
警察に届けたかどうかは覚えていませんが、普段の俺の行いを見れば
正直に交番へ直行したとしか思えないですよね。



 時が経ち、大学生となった俺は
自らの行動拠点を枚方市に移し悠々自適の一人暮らしを始めます。

アッと言う間に4年間が過ぎていきました。
とりあえずアパートを出て行くことになり、
少しずつ段取りについて考え始めたころ、ふとベランダをのぞいてしまったのです。

う!埋立地だ!こんなところにまで埋立地がある!

そうなのです。ベランダは足の踏み場が無いぐらいにゴミで埋まっていました。
このアパートに入居してから今まで、捨てるのが面倒なゴミは
あまり用事のないベランダにポイポイと溜め込んできたのです。
掃除など一度もしたことがありません。

このベランダに
2003年モノのセミの死骸が展示出品されていたことは余りにも有名ですが、
どうやら2006年の夏を前についに風化して原型を失ってしまったようです。

しかし、同じく風化して自然へと還ることを期待されていた
2003年モノの充実野菜のペットボトル50本
2004年購入のスケートボード(総使用期間4時間)、
バイクから取り外した大量の部品(およそ10kg前後)は
今もその原型をとどめていたのです。


 俺はこのベランダを放置したまま引越しする方法を1ヶ月ほど考えたのち
放置は不可能であるという結論に達し、ゴミの搬出に乗り出しました。

まずはインターネットでバイクの部品を貰ってくれるひとを募集し
いともたやすく8割がたの部品を引き取ってもらいました。
しかもお礼に今年のカレンダーまでもらってしまいました。

次に取り掛かったのは枚方市のゴミ収集区分の調査です。
枚方市のウェブページを見れば10分でわかるはずのこの調査に2週間を費やしたのち、
「枚方市のゴミ収集区分はきわめて複雑で不透明」ということがわかりました。
ゴミ袋は透明じゃなければいけないのに、市の決めた収集区分は不透明なのです。

まずおかしいのが、
家庭一般ゴミの袋には生ゴミやちり紙、ペットボトルやビデオテープ
一緒くたに入れられるという衝撃の事実です。
枚方市はティッシュとペットボトルを同時に燃やしているのでしょうか。
俺の地元では紙とプラスチック製品は分別し、別々に収集されています。
枚方市は「小型プラスチックはためずに家庭一般ゴミに出してください。」と
むしろ紙とプラスチックのミクスチャーを奨励しているかのようです。

こんな収集方式を採用しておいて
一体どんな方法で環境問題をクリアしているのか真剣に興味があります。

このような状況なので
家庭一般ゴミと粗ゴミの境界線が非常にあいまいです。
革靴が家庭一般ゴミで、発泡スチロールも家庭一般で、電球は粗ゴミなのです。



 意を決して枚方市に電話してみました。
…というのも粗ゴミの収集には電話予約が必要なため、質問を兼ねて電話したのです。

以下は俺とコールセンターの女性(以下、女)の会話です。


俺「すみません、粗ゴミを出したいのですがよくわからなくて…」

女「そうですか。どのようなものをお出しになられますか?」

俺「バイクの部品です」

女「バイクの部品とはどんな部品ですか?」

俺「鉄製の、長さ50センチ・厚み5センチくらいの板です。」

女「原則としてバイクや自転車の部品は収集できません。
  お買い上げになった販売店に引き取りを依頼してください。」


俺「部品がダメ??」

女「はい。普通の鉄くずならいいですけど、バイクの部品は収集できません」

俺「じゃあバイクの部品は諦めます。
  えっと…もうひとつ別の粗ゴミがあって…これも鉄板なんですけど…


女「また鉄板ですか?どんな鉄板ですか?」

俺「鉄製の」

女「大きさや厚みは?」

俺「長さ50センチ・厚み5センチくらい

女「それさっきの部品ですよね?


ヤカンや瀬戸物は引き取ってくれるのに、
バイクの部品だというだけで引き取ってもらえないのはおかしいです。
この鉄板がどういうものかアレコレ説明して、ようやく承諾を得たので
ヒモで括って予約番号と名前を書いて収集所に置きに行きます。






ホントに収集してくれるのか、
ひとつやふたつ残して去ってしまうんじゃないかとハラハラしてましたが
ちゃんと朝9時に来て全部回収してくれ、とても安堵しました。


 ゴミを捨てるのも本当に面倒な世の中です。
個人的には税金をもっと払ってもいいから、捨て放題にしてほしいところです。
山や川にゴミがあふれるのは、ゴミ捨ての手順が複雑すぎるからじゃないでしょうか。

俺には引越しまでの猶予があと一ヶ月しか残されていないので、
このリトルゴミ屋敷を急いでターミネートしなければなりません。
枚方市のユニークな収集区分をよく理解して、しっかりゴミを処分したいと思います。

さて最後にひとつ、
この記事の序盤は「人間がそんなに沢山ゴミを出して許されるのか」的な論調だったのに
終盤には「ゴミを捨て放題にしてほしい」という論調に豹変していることにいま気付き、
自らの内なる闇の存在に愕然としています。

センター試験といえばPat

2007年01月19日 | Archive
 明日センター試験らしいです。

自分がセンター試験を受けてもう4年にもなるんだー。
俺は英語に傾斜配点のついた3教科受験で行ける国公立目指してました。
つまり英語の点数が2倍になって総合点に配分されるやつです。

神戸市外大を目指していたので英語に全てがかかっているようなもんでした。

今でも忘れません。
英語の長文にPatなるナゾのGAIJINが登場し、
受験生を巧妙にかく乱して数多くの受験生たちの未来を摘み取っていきました。

確かこんな問題だったと思います。

(キャンプ場にて)

Yumi「ねえ、虫除けスプレーはどこかしら?」

Pat「リュックサックのポケットに入っているよ!」

Yumi「ポケット??」

Pat「青いリュックの右側のポケットだよ。」

Yumi「え?ポケットには何も入っていないわよ。
     別のリュックじゃない?」

PatOh, sorry! The other one!


このThe other oneがいったい
「別のリュック」なのか「左側のポケット」なのか不明瞭で
かわいそうな俺は7点くらいガッサリと点数を持ち逃げされました。
傾斜配点がかかっているので14点を損なったわけです。

残りふたつの教科の国語と公民も振るわず、
C判定で受けた神戸市外大からはペラペラの不合格通知だけが送られてきたのです。


 今現在は「今の大学に来てよかったなあ!」とは思っているものの
当時は地面に這いつくばって「Patくたばれ!スプレー引火してPatの家もえろ…!」と
塩っ辛い涙を飲んだものです。

あんな得体の知れないGAIJINをキャンプに連れて行くなよ…!

何が「Oh! Sorry!」だ、ごめんで済んだら警察が要るか

俺が司法ならお前を極刑に処す

…などと憎悪の対象はひたすらPatという害人に向けられていました。
後で知ったことですが、Patは過去のセンター試験にも何度か登場して
そのたびに紛らわしいせりふを吐いてヘラヘラしていたそうです。
例によってGoogleで検索すると、大体どんな卑劣な野郎かおわかりいただけます。

俺は関西外大に居た4年間、常に
「Patという留学生がいたら真空竜巻旋風脚をお見舞いしてやる」という
目標を掲げていましたが、ついにPatなるGAIJINは現れないままでした。



 いま、ニュースでセンター試験前日の受験生たちの映像とともに
キャスターが頑張って欲しいですねなどとコメントを発しています。

俺はセンター試験と聞くとPatのことしか思い出されません。

あすセンター試験を受ける英語系の受験生たちには、
Patという欧米文化が産み落とした害悪
地獄の足払いをかけられないよう細心の注意をして試験に望んで欲しいものです。

広告収入に関する中間報告書

2007年01月10日 | Archive
 去年このブログの記事の下のところに広告がついたので
広告料を貰えるよう設定したと報告しましたよね。したんですよ。

どれぐらいになったかここで報告します。
ちょっと興味ない?ない?あ、そう。まあせっかく来たんだし見ていきなよ。


全期間のページの表示回数:8892回
クリック数:90回
クリック率:1.012%

収益額:351円



ほぼ予想していた通りの低水準を保っています。
クリック回数は90回になってますが
これのほとんどは俺…じゃなくて広告好きのミスターXがクリックしています。

アクセス元を感知して広告額が決まる仕組になっているようで、
同一ホストからアクセスするとアクセスする度に貰える広告額が減ります。
最初のクリックでは大体10円前後貰えちゃうみたいだけど、
2回目から4円、3円…と減って最終的に0に近くなるみたいです。

つまり同じ人が何回もクリックしたところでお金にはならず、
初めてこのブログを見た人がたまたま広告をクリックすると
多めに収入が貰えるみたいです。

ちなみにしつこく同一ホストからクリックしまくってると
広告料を減らされる等のペナルティがあるそうで
気をつけなければいけないとミスターXが言っていました。



 現在351円溜まってて目標が1000円。

するとあと650円貯めればいいのかというとそうでもないようで、
料金の銀行振込みを申請すると振込み手数料が500円かかるそうなので
1000円貰うには1500円ぶん貯めなければいけないようです。

数ヶ月で351円だから、1500円だと2年くらいかかるかも。
でも専門のニュース系サイトを作ってガチで広告収入狙えば
ほんのお小遣い稼ぎにはなるんじゃないかなぁと思いました。やらねーけど。

ちなみに1000円溜まった暁には
慈善団体に寄付するわけでもなく、スーパーでステーキを買う予定です。
名づけて広告ステーキです。ステーキな響きです。

以上、報告でした。
新たな動きがありましたらここで報告します。

新年明けましてアドレスを変えました

2007年01月01日 | Archive
 新年明けましておめでとうございます!

今年は2007年ですね。
またひとつ未来っぽくなりました。今年はどんな未来っぽさが待っているんでしょう。
ちなみに去年の今頃は年が明けると同時に福袋ならぬ服袋を買いに行き
中身を見て沈痛な面持ちをしていました。
あれから一年経ったかと思うと自分の成長の無さに涙が絶えません。


 今年は自分だけじゃなく、多くの大学4年生にとって
カオスな一年になると思います。
3月まで学生、4月から社会人ですからね。

3月までの目標は「キチンと後片付けをする」です。
中途半端に出席してるゼミや授業、
わけのわからないまま2年続けてるバイト、
あと一番大変なのがベランダがゴミ屋敷になったアパートの引越し。
その全てにキレイさっぱり終止符を打たねばなりません。さよなら甘美な日々。

4月からの目標は普通に「新しい環境に慣れる」です。
ネオニートからいきなりサラリーマンなので大変そうです。



 さて今回、新年のドサクサにまぎれて携帯のアドレスを変更しました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、以前のままのアドレスでは
働き始めた時に色々恥ずかしいと判断したのです…。

既に携帯のメモリーに入ってる人全員に再登録をお願いするメールを送りましたが、
MAILER DAEMONという知らない外人から10通くらい返信が来ました。
なので最低でもそれぐらいの人数の友達に連絡が行ってない可能性2007%です。

これはつまり俺がいつもみんながくれる「アドレス変えましたメール」を
「んーわかったあとで変えとく」と面倒くさがって
そのまま連絡先がわからなくなっているせいかと思われます。

この場を借りて深くお詫びいたします。
本当にすみませんでした。

俺がアドレス変えましたメールを送ると、
沢山の人から「了解♪」「わかった、変えとくね!」「最近元気してる?」と
温かい返信をいただいてしまい、衝撃を受けました。

…アドレス変えましたメールって返信するもんなんや…?

あと直接関係ない話ですが、
携帯のメモリーの中にいる「田中」と「福田」の人数に驚嘆しました。



 ま、俺は今年もこんなダケド、今年もよろしくおねがいねっ!

なっ、なによ、勘違いしないでよ!
普通に友達としてみんなと仲良くしたいダケなんだから!
(今年もツンデレを全面的に支持します。)

趣味に生きた2006

2006年12月31日 | Archive
 いや~ボヤボヤしているうちに
いつの間にか西暦2006年も残すところ僅かとなってしまいました。

今年も本当にいろんなことがありましたよね。
部屋に引きこもったり、ゼミをサボったり、
部屋に引きこもったり、ゼミをサボったりと、

目まぐるしく変化する環境と次々と巻き起こる事件の数々。
まさに激動の一年だったといえるでしょう!

今年で一番心に残ってることは3人で四国一周したことかな。
初めての超ロングツーリング、初めての野営、初めてのムカデ体這い、
初めて尽くしなのに何もかもうまくいって文句無しのベストイベントでした。

就活頑張ったのもよかったです。
今思うと結構楽しみながらやれたなー。
そういえば東レさん、春に受けた二次面接の結果連絡がまだですが来年でしょうか?



 振り返ると、今年は己の趣味を追求していたきらいがありました。

そりゃもう、周囲との接続を自ら切り離して
きわめて自己中心的な空間で個人的な悦楽に浸りきっていました。

バイクのカスタムをやってた時期が一番楽しかったです。
どのパーツが付くのかインターネットで下調べして
部品をオークションで落札し、到着を待ち侘びる間に
どうやって取り付けるかを寝ても覚めても頭でコネコネしてました。

取り付け後の微妙な変化を体感するために毎日宇治まで走りに行ってました。
今年は何回宇治に行っただろう?15回くらい行ったと思います。



 バイクの他には、本を読んでました。

ドキュメンタリーに青春小説、ミステリー、SF。
村上龍のイン・ザ・ミソスープに一番衝撃を受けました。
楽しい内容ではないけれど、おもしろかったです。

太宰治の人間失格を読んだことがなかったのでトライしてみましたが
そんなに人間失格じゃないと思いました。
当時よりも現代のほうが人間失格してる人たちの歪み様が半端ないせいだと思います。

他にも全8巻の長編を気が狂うくらい何度も読み返しました。
ガチで各巻5回ずつは読みました。タイトルはなぜかひみつです。



 このように、どうにも己の趣味の世界に没頭しすぎていたおかげで
積極的に交友を広げようという姿勢が全くなかったのが反省点です。
そのぶん、自分の確固たる趣味が見つかったのでメリットはありましたが。

2007年のあいさつや抱負などは
2007年になってからしようと思うので、あいさつだけ。

とにかく皆さん今年も大変お世話になりました。
楽しかったです。残り短いですが、良いお年を。
俺は大晦日も昼過ぎまでおねむの予定です。

チンチラ

2006年12月27日 | Archive
 実家に帰ったら、なんかいました。








下の絵は俺がだいぶ前に描いた
チンチラの想像図ですが、けっこう想像と違っていました。



・背中が丸い → ◎
・手が細長い → ◎
・主食はニンジン → × 主食は干し草
・うんこがくさい → × 臭くないけど1分に1個出す
・やけにしっぽが短い → × 普通に長い
・名前と裏腹にあれは見えない→ × ばっちり見えている




俺はここに住むのかな

2006年12月26日 | Archive
 さて問題、この写真はどこでしょう?(1問10点)



えー、カンタンすぎるよー、渋谷でしょー?
…と早とちりをするそこの少年少女たちよ、
マルキューは渋谷にあるものと決め付けるのはやや強引だ。

もう少し遠景から写真を見てみると、





…こういう風になってるわけ。
この写真からはわかりにくいけど、「109」の文字の下に
KOHRINBOと書いてあったりするのだ!
これ漢字では香林坊と書いて、石川県金沢市内だったりする。
しれっと金沢にも109があるのだ!



 クリスマスは、24日~25日と、彼女と金沢旅行に行ってきた。

去年のクリスマスは二人で和歌山の温泉に行った。
まだ記憶に新しい。雪が死ぬほど降って車でスリップして事故りかけた。

今回の金沢旅行は少し特別な意味合いを持っていたりする。
就職の関係で、来年から金沢市近郊に移住する可能性がやや高いので
彼女と離れ離れになる前に金沢に少しでも慣れてもらおうと思った。

遠距離恋愛は相当ムズイので、少しでも下準備をしておこうという試み。



金沢市内

じっくり金沢市内を歩き回るのは今回が初めてだった。
街並みは京都にすごく似てるけど、京都のように多すぎる人による煩わしさもなく、
静かで上品で、それでいて若者向けの西洋っぽい場所もある。
街のあちこちに彫刻が配されていて、街自体が大きな美術館のよう。

夜は片町っていう繁華街のバーに行った。
結婚式の二次会やってて、見てるこっちも楽しかったな。
























金沢・茶屋町

昔ながらの茶屋街が残る一角が、金沢のあちこちにある。
静かなうえに夜になるとかなりライトダウンするので落ち着ける。




































兼六園

金沢に来たらまずは押さえろと言われる兼六園。
やたら広いくせにやたら繊細な美を追求しているイメージ。
力強い根を張る松の木と、地面いっぱいに広がる深緑のコケが印象的。









近江町市場

加賀百万石を支える金沢の台所だそう。
活気に満ち溢れてる。金沢は街全体を通して人が少な目だけど、
この市場だけはガチで人ごみでいっぱいだった。

この季節はカニと甘エビ、寒ブリが旬で、もうそこらじゅうでカニの大安売りしてる。
実家に魚介類をセットで買って送ったんだけど、
ズワイガニ3杯、甘エビ15匹、ウニ、明太子をぜ~んぶセットで5000円。
これだけ安いんだからカニは外国産の冷凍ガニだろうと思ってたけど、
なんと実家に届いたカニはまだ生きていたらしいから驚きだ。安すぎる。

この日は俺と彼女で食べようと思い甘エビを20匹買って旅館に持ち帰るも
旅館の夕食で大量の茹でガニ・焼きガニ・ブリのしゃぶしゃぶだの
とんでもない量(大食いの俺が言うんだから、そりゃもう本当に凄い)が出てきて
甘エビ食べるのすごい大変だったよ…。

でもね、いつも食べるような細いヌルヌルした甘エビじゃなくて
太くて長くてブリッブリの甘エビは病みつきになる。旨すぎ。

やっぱり北陸の魚介類は新鮮さが関西と比べ物にならないと思う。
昼飯に寿司屋で海鮮丼を食べたんだけど、彼女と二人で
「ウニってこんなに濃い味のする食べ物だったんだ!」と感嘆していた。











 あっ、それと、クリスマスプレゼントの話。

11月に買っておいたニンテンドーDSLiteをやっと渡せたけどやっぱりすごく喜んでた。
一緒にあげたガチャピンのDS専用ケースも気に入ってくれてよかった。
常識トレーニングのソフトをつけたことに関しては、イヤミか?とメンチ切られた。

彼女からはなんと、ブランド腕時計もらっちゃった!
去年がエルモのぬいぐるみ×2だったからこれには驚いたぜ!
今年はエルモ何匹かな~と考えていたくらいだからな!

こんなにいい物もらっちゃって、
なんか一気に「俺のプレゼントはホントにDSでよかったんだろうか…?」と
不安になったりしたことはヒミツだ。

しかしプレゼントの内容も去ることながら、
包装紙に一緒に入っていたこのカードはもっとサプライズだった。








画用紙を切り貼りして立体のクリスマスカード入れてくれてた。
キレイに畳まれてて開くとツリーが立体的に浮かび上がる凝った仕組みで。
そんで「いつも色々迷惑かけたりしてるけどこれからも仲良くしてね!」
なんて書いてあって。

「時間かかったんじゃないの?」と言うと
「幼稚園でいっぱい作ってるし慣れてるもん~」
「その時計つけて来年からお仕事頑張ってな!」

あかん、ガラにもなく…
まぶたに何かわからないけれど熱いものが…