プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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中学1年生、ほんと、勘がいいです

2009-07-10 14:10:47 | あれこれ
昨日は葛西の中学校でイベント見学をしました。
障害について考える、というテーマで
まず、手に障がいのある中1の男の子がピアノの
コンクールに出場するまでのビデオ。

丁寧なビデオでご両親へのインタビューがいいでしたよ
本人も
「今、こうだからどうやっていこうかな」
と考えると。
「~がない」「~ができない」
という方向ではなくて、現状を踏まえてここから、
どうやってゴールなり行きたい方向を目指すか考えていく、
というオリエンテーションが本当に偉いな、と。
そして、
「親やピアノに当たることはなかったの?」
という問いに対して
「なかったですね。親、心配させて
しまうんで。いっぱい心配かけてるんで」
と。いいご両親なんだな~と、しみじみ

そのあと、1998年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位となった
梯(かけはし)氏がステージに。ご自身のことや中学生からの
質問に答えてお話くださいました。

ほんと、目が見えないとか体が不自由だとか、
しばらく一緒にいたら、忘れてしまう感じがします。
演奏するということで、壁があったけど乗り越えた、という話題も出たので、
どうやって乗り越えたのか、是非、知りたかったです
乙武氏の本でも
「不便だけど不幸じゃない」
ってそうだろうな~と、どこかで思いましたよ。
中学生たちにはどのように伝わったかな。

演奏はすばらしく、途中で選挙カーの音が聞こえたり
校舎のほうから生徒たちの声が聞こえたりして、
「ああ、コンサートホールって必要なわけだな
と思ったり、学校らしくてこれもいいな~と思ったり。

梯氏には、なぜ演奏に、
その曲を選んだのかもお聞きしたかったな。

そうそ、学校の体育館は冷房もなく、照明や防音の関係
でものすごい暑さみんな汗ダラダラです。
けれども、すごい勘のよさで
「ここぞ」
でシャキッと聞いている。えらいです

内田樹「先生はえらい」ちくまプリマー新書、読みました

2009-07-10 08:43:56 | 読んだ本
面白いですよ~。若者むけですが、大人も面白いです
先生という職業には就いてはいけないな、と
思っていた私が何の因果か教壇に立ったり、
インストラクターしたりしているのですが、
なんだか安心しましたよ
あ、先生は違うんだ、と。

内田樹「先生はえらい」ちくまプリマー新書

とにかく「?」をみんなに提供するモノなのですね。
先生は。
そういえば、カウンセラーってそういった
存在になりやすい。自分のことを表明しないからね。
なのに、こんなにあれこれ書いてしまっている
カウンセラーは、きっとその部分が消えている。
多分、あまり賢いことではないかもしれませんね~

で、さらに夫、家での会話がほとんどない理由も
よ~くわかりましたよ
すでにわかっている相手とは交換するものがない。
「お前自身よりもずっとお前のことはわかっている
と豪語する夫。多分、「?」が無いんですね。

よりみちパンセに続いて、ちくまプリマー新書、愛読中
図書館で玄侑宗久著「死んだらどうなるの?」借りてきました。

玄侑宗久著「死んだらどうなるの?」