通用しない

　国家権力の前で、
「こいつこそ痴女です。触ったのは、触りたくもないのにこの女が身をすり寄せてきたからです！」
　と言っても、通用しないだろう。
「自分は女になんか興味ないっす！」
　と言っても無駄だ。
　
　何を言おうが、警察は耳をかさない。
　女性は証言だけで男を痴漢という犯罪者にできる。
　痴漢でない証拠を示せないかぎりは、警察に何を言っても無駄である。

　そもそも、触ったとか触ってないなんて事に証拠なんか残らない。
　触られた事も触ってない事も証明できない。
　だが、触られたという証言だけで女性は男性を罪人にできるのだ。これを悪用しない手はないだろうという人間がいることも理解する。
　でも、現在のシステムは冤罪事件が起こる可能性こそあるだろうが、女性にとり痴漢に泣き寝入りしない為にぜひ必要なシステムではないだろうか。

　だが、あまりに冤罪が多すぎるようなら、いずれ廃止されるかもしれない。
　そうなれば、また痴漢に泣き寝入りする事になる。
　痴漢していない男を痴漢に仕立て上げるような女は、実は女性自身の敵でもあるのだ。こういう女は女性の手でなんとかしてくれ。女のプライドにかけて。男の手には負えない。
　まぁ、そもそも痴漢なんかする男がいるのが悪いんだけどね。