虫眼鏡

　実は内緒にしていた事が二つある。
　
　一つは、うちにもWindowsマシンがある事。もう一つは俺には妹がいること。でも、そんな事はもうどうでもいい。

　あー、幸せだ。人にいくら、Macのことえりはださいと馬鹿にされても、ラ行を「la li lu le lo」と打てるのは本当に楽だ。いままで、そんなささいな幸せにも気づいてなかった。このブログの文章をシンプルテキスト（Mac標準のワープロソフト。本当にシンプルだ）で作成し続けた俺にとり「俺」を「ole」と入力する事は本当に自然なことになっていたのだ。いや、もうそうじゃなきゃ調子がでないのだ。この俺の文章は、もはやローマ字入力と「la li lu le lo」に支えられていると言っても過言ではないだろう。たぶん、今さら紙と鉛筆を渡され作文を書けと言われても、いつもの調子で文章なんて書けないだろう。

　それほどにまで、俺はことえりに慣らされている。すでにことえりがなきゃ作文すらおぼつかない状態なのだ。末期のことえりにすとだ。

　でも、Wordはなかなか使い勝手がよさそうだ。少しWordにも慣れてみよう。無理かな、無理っぽいな。俺は一度惚れ込むとしつこいのだ。ことえり体質はあらたまんないような気もする。

　そんなで、今日は妹に頼まれ、うちで眠っていた妹のWindows95のマシンを再起動させた。ネットにもつないだ。ついでにいろいろいじってみた。動作はとろいがある程度ののことはできる。
　ワープロ専用機としてなら、なんとか使えるであろう。なら、サブマシンとして使ってみるのも面白いかもしれない。
　IBMのモニター一体式のデスクトップパソコン。名前はAptive。ハードディスクは５４０メガバイト。メモリーは３２メガバイト。
　
　４年前から、パソコンをはじめた俺にとり、このHDやメモリの容量はうそみたいだ。CD一枚の容量にみたないんである。こんなんでネットにもつながるしメールも送信できるんだから嘘みたいだ。超遅いけど。
　
　ワープロとして使うだけなら、問題はなさそうだ。後は慣れの問題だ。試しにこのブログの記事を更新してみたらちゃんとできた。MacでスキャンとかCD焼いてるときなどにブログの記事を作成する程度のことはできる。

　しかし、Windowsで見るとブログ人の投稿フォームの文字は小さすぎる。俺は記事はコピーアンドベースト派だから問題ないが、直接入力の人はきつかろう。虫眼鏡が必要だ。