日本語を母国語としない人達は、「雨(あめ)」→「大雨(おおあめ)」なのに、しょぼい雨の降り方が「小雨(こさめ)」なのが納得いかないらしい。「だから日本語難しいね」と苦情も出る。
実を言うと、「あめ」ではなく、「さめ」の方が古い日本語なのだ。
日本語は形容詞がやたら多い言語で、直接にそのものを指し示すのを嫌う言葉だ。その為に形容詞に比べて名詞が貧弱だ。
「さめ」は「さわがしい」と語源が一緒だとか、「さむい」からできたという説もある。
たしかに雨音は騒がしく、雨が降れば寒くもなる。
なんてのはウソ。
そんな説はどこにもない。
雨は、昔っから「あめ」だ。あえていうなら、「天(あま)」からの転用だろうか。
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