むかつく

　脱税者は非難される。
　コレは、たんにムカつくからで、正当な非難ではない。

　マジメに税金を納めているからといって、別に偉いわけではない。

　国への貢献度をイコールで納税額とするならどうなるだろう？

　あなたは、給与所得者のサラリーマンだとする。
　サラリーマンが脱税できないのは当たり前だ。収入はすべて雇用主におさえらえているんだから。
　脱税が問題になるのは、自分で自分の収入を管理し、なおかつ高所得の人間だけ。たとえ貧乏人が脱税したところで、あまり問題にならない。新聞にものらない。額が雀の涙だからだ。

　ところで、ニュースになるほどの脱税をする者は、脱税をしたとしても、普通のサラリーマン以上の税金を国に納めている。国が脱税者を罰するのは当然だ。こういう連中を許すと誰も税金を納めなくなる。

　だが、マスコミや、サラリーマンが、脱税者を非難するのは嫉妬心からではないだろうか？
　言っとくけど、脱税をニュースで報道される程の人は、普通のサラリーマン何人分以上もの税金を国に納めている。脱税をしていながらもだ。

　納税額を、国への貢献度と、単純に考えるなら、脱税者の方がよほど国に貢献している。

　そして、あんたらはさらに、国のあり方に対して市民の血税を無駄に使うとかほざく。
　どうせ、無駄にされる税金ならなるべく納めない方が賢い選択なんじゃないの？

　おかしーよ。
　なにかおかしくないか？