墨汁日記

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よく

2007-12-26 19:52:31 | 駄目
 正月だろうがクリスマスだろうが大安だろうと、いまも誰かがどこかで必ず人が死んでいる。

 だが、気にする事は別にない。
 誰だって必ず死ぬし、俺だってあんただって必ず死ぬ。

 幸福とか不幸なんて価値観にすぎない。
 平安貴族だって、現在の生活レベルからみたら素朴で、クーラーにガリガリ君もパソコンや携帯さえ持たないような貧しい連中だったのだ。
 ベルサイユ宮殿だって華やかなだけで、快適さだけなら明らかに現代人の方が勝っている。
 快適さと清潔に慣れすぎて現代人は少し精神が貧弱だと思う。

 なんてね。

 ニーチェを説く永井均は、道徳は復讐であると語るが、俺は復讐するのは道徳でなく宗教だと思う。
 道徳は多数派による少数派へのリンチであり、弱いものいじめだ。
 道徳は復讐ではない、弱いものいじめだ!

 だが、宗教の原点なら、ルサンチマンによる復讐だと納得できる。

 せっかく産まれたのに何で僕は死ぬの?
 ってのが仏教の原点。

 荒ぶる神(自然や運命)に対して、なかば恨みを抱きつつも、どうか私たちと仲良くして下さい。
 ってのが神道の原点。

 権力者ではなく、権力者よりはるか上位にいる神(という設定)に従う事で、自分のプライドを保持する。
 ってのがキリスト教の原点。

 人々の恨みを正当化させようとしたなら、それなりの装置が必要となるだろう。
 それが宗教である。
 宗教はどうにもならない恨みを正当化する為の装置だと思う。
 だから、宗教の言う事はあてにならない。
 たぶん、どこにも天国や地獄はないだろう。
 来世もない。
 人間は死んだら死ぬ。
 もう終わり。


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