目が覚めてしまった。現在の時間は朝の4時25分。今日は久しぶりの遅番なので出勤は9時でいい。出勤時間まで、4時間もある。昨日寝たのは、8時半頃だ。もう、8時間も寝ているのだ。さすがの俺もこれ以上、寝ると馬鹿になる。今以上の馬鹿になるのも困るので、ひまつぶしに、ブログに投稿でもしよう。
今日、変な夢を見てしまった。その夢の紹介をする。
題して「お前が俺で、俺がお前で」
朝起きたら、なんか、体がおかしい。体調が悪いとか、おなかがイタイとかじゃない。なんとなく、からだ全体に違和感をかんじるのだ。
自分の体が自分の体でないような、違和感。どうしたというんだ。そういえば、俺が寝ている位置も変だ。なぜか今朝は右のふとんで寝ている。いつもは妻がこっちのふとんで寝ているはずなのに。
枕元のめざましをとろうと、半身をかたむける。あれ、自分の体の様子が、最高におかしい。いま、腕になにか、柔らかくて弾力のあるものが触れた。しかも、そいつは、どうやら俺のからだの一部であるらしい。
ギョッとして、ガバっとはねおきる。視線を自分のからだに移す。いつもはTシャツにトランクスで寝ている俺が、妻のねまきを着ている。
そして、そして、そして、この胸のふくらみは!あわてて、ねまきを首までまくりあげる。
あぁああ!おっぱいだ!おっぱいがある!そして、ちんこがない!
パニクって、絶叫しかけた瞬間、となりのふとんで、情けない男の悲鳴があがる。
「うげ、きゅあ、いやー」
声の主は、俺であった。俺が隣で寝ていたのだ。じゃあ、この俺は誰なんだ?
俺のからだの持ち主は、自分の声がいつもの自分の声でないと知り、叫ぶのをやめ、俺を見た。納得いかないという顔だ。怒りに満ちている。
「あなた、わたしよね?私の体どうしたの?」
「お前こそ、俺だろ!俺の体でなにしてるんだ!」
二人して、わけのわからん事を言うが、二人とも、薄々、事の真相に気づきかけてきた。
「洗面所に行こう。鏡を見よう。」
俺は、俺の手を引き、洗面所へ行く。二人して、鏡の前に並ぶ。あぁ、思ったとおりの展開だ!俺の体と、妻の体が入れ替わっている。俺たちゃ「転校生」かっての!
「ほら、鏡って、左右ぎゃくに写るじゃん。そのせいだよ。」
精一杯の、ギャグで、妻をなぐさめる。
「ああ!こんなからだじゃ、もー、お嫁に行けない!」
俺のからだの妻がよよと泣き崩れる。これでも、ギャグのつもりなのだ、なんとか、不可解な現実をギャグで盛り上げようとしているのだ。でも、思いきりすべっている。健気なやつである。
会社には、突然の高熱で2、3日休みますと電話しておく。しかし、俺たちの体がもとに戻る保証はない。むしろ、ずっと、このまんまかもしれない。
医者に行っても、気違い扱いされるだけだろう。俺たちの力だけで、なんとかしなきゃならんのだ。現在、我が家の収入は俺の給料にのみ依存している。なんとしても、俺のからだの妻に出勤してもらわねばならない。
来年の春には、妻にも、子供が生まれるのだ。もう、俺たち二人だけじゃないんだ。子供につらい思いはさせたくない。収入を維持せねばならない。
て、あれ。このままいくと、俺が子供を産むのか。うーん、種付けから出産まで。俺も、なかなか大変だ。
とにかく、妻に俺の仕事や、社内の人間関係、お得意様などを、覚えてもらわねばならない。お得意様のところには、偽新入社員をよそおって、ついても行けるが、社内では、一人になる。なんとか、ボロのでない様にがんばってくれ。
昼飯を食ったら、妻への教育をはじめよう。今は、パソコンの前で、会社やお得意様の資料をプリントアウトしている。社内の俺に関係ある人間もリストアップしなければ。会社の飲み会や旅行の写真もプリントアウトしておこう。
妻は、朝食の後片付けをしている。じき、俺が家事担当になるのかもしれん。俺もいろいろと妻に教わんないとな。だが、今は仕事が先決だ。
あれ、みょうに静かだ。妻はどうしたんだ?今日は「はなまる」見ないのか。掃除はしないのか?もしかして、どっか行っちゃったんじゃないだろうな。あれほど、今日は一日うちにいろと言っといたのに。
どうも、いかん。妻は男のからだになって、どこか開放的な気分になってるらしい。そりゃ、そーだ。出産しなくて良くなったんだもんね。俺が産むんだもんね。
まったく、こっちは収入の維持や、これからの生活でカリカリしてるというのに。
妻の様子が不安になりパソコンのある寝室から、リビングに移る。
リビングに行き俺はあぜんとしてしてしまった。なんと、妻はリビングのソファーにあぐらをかき、自分のちんちんをしごいていた。
「馬鹿!そんな中学生みたいな真似をするな!きたならしい!」
俺に怒鳴られ、ドキッとしたらしい。妻はしゅんとなる。
「ごめんなさい。でも、朝からおちんちんが大きいまんまで。洗いもんしてる間も、トランクスにさきっぽがすれてね、なんか、変な気持ちになっちゃって。試しにちょっと触ってみただけなんだよ。」
あー、もう、これだから男は。そういや、この4、5日、妻の妊娠騒動で抜いてなかったからな。
「まあ、いい。とにかく、もうこんな真似なんかするなよ。いけないことだからな。」
妻にオナニーなんて覚えて欲しくないし、俺のからだで勝手にオナニーされるのも嫌だ。
「ところで、おしっこすると、勃起がおさまるぞ。トイレ行ったか?」
「うん、行ったけど、うまくできなかった。便器を汚しちゃった。拭いといたけど。あなたこそ、トイレうまくできた?ちゃんと、したあとふいた?」
しまった。ふかなかった。だから、したあと小便が足をつたったのか。
「ああ、安心しろ。ちゃんとふいたぞ。」
とりあえず、嘘をついて妻を安心させる。妻の横に腰をかけ、もとの自分のからだを観察する。俺はこんな男だったのか。濃いぶしょう髭に、ごわごわのすね毛。なんか、こうして近くで見ると動物みたいだ。そんなに毛深いほうではなかったはずなのにな。
妻のちんちんは勃起したままだ。抜かなきゃだめかな。トランクスの上から妻のちんちんにそっと触れてみる。ひどく熱い。妻のからだがびくっとなる。仕方ない。俺が手で抜いてやろう。せんずりこかれるよりは、よほどいい。
「今度、こうなったら、俺に言えよ。こいつは、抜きゃなおるんだ。俺が抜いてやるからな。俺以外の人や、自分で抜いちゃ、絶対だめだぞ。」
「うん、わかった。」
妻の目は、快楽への期待でうるんでいる。トランクスを下げさせて妻によりそい、ちんちんをしごいてやる。気持ちがいいのか、俺の手の動きにあわせてからだが上下に動く。本当に男ってやつはどうしようもない。
「ね、キスして。」
妻がキスをねだる。いいだろ、自分とキスするなんて、変な感じだが、ここまで、やってるんだ。キスぐらいはしてやる。せまる、元の俺の顔。めちゃくちゃ、おかしな気分だ。頭がおかしくなりそうだ。
だが、キスは失敗だった。俺のくちびるが妻のくちびるに触れるやいなや、妻の男としての本能が爆発したらしい。妻ははげしく俺のくちびるを求める。激しいディープキス。俺は、いつのまにか目を閉じていた。手もとまっている。ああ、キスがこんなに気持ちいいものだとは知らなかった。体がとろけそう。妻が俺のくちびるからくちびるをはなす。ずっと、このままでも良かったのに。
「自分で自分を犯すのって、すっごい興奮する!」
そう言う妻。もう、まともじゃない。お前、そんな趣味があったんか。
キスぐらいで、犯すとか言うなよ!
「ねえ、いつも、されてた事、したげよーか。」
耳元で、ささやく妻。何をする気だ。おてやわらかに頼むぞ。いつのまにか、俺の着ていた、ねまきのボタンははずされ、下もパンツ一枚にされている。不器用な手つきで、胸をもみ、あそこの周辺をいじる。そうか、俺はいつも、こんなかんじでしてたのか。
抱きしめられ、またキスをされた。
「わたしって、ほんとっいいわっ。最高のだき心地。わたしがこんなに、柔らかくて、気持ちいーなんて知らなかった。あなたは、どう、自分に犯される気持ちは?」
すげー複雑な気分だよ。やばいな、早く妻を抜いとかないと、貞操の危機が目前だ。妻のちんちんに手をのばしかけた瞬間、またも強く抱きしめられキスされる。キスの度に頭がしびれる。妻の愛撫も、だんだんと念の入ったものになってきてる。いかん、すこしずつ、気持ちよくなりかけてきた。
いつのまにか、下半身もむきだしでソファーの上に仰向けにねさせられている。
「ふーん、ここに入れるんだよね。入れたらすごく気持ちいいんでしょ。入れたいなー。」
馬鹿!ゴムも無しに、中だししたら妊娠する。いや、妊娠中なんだよ、俺は!流産したらどうする!だいたい、流産がこわいから、SEX禁止って、言い出したのは、お前だろ!その、お前がちんちん固くして、入れたいかよ!間違ってるだろ!
て、ゆーか。やめてくれ。自分に犯されたら、きっと発狂する。怖い!やめて!
「やめろ!」
そう叫びかけた俺の口に、また妻のくちびるがかさなる。
「だいじょうぶ、いたくしないから。ね。」
優しく、だきしめられ、あそこを愛撫される。いかん、だんだん思考能力なくなってきた。気持ちよくなってきた。でも、ちんちん入れられるのは嫌だ。
「じゃあ、入れんね。」
もう、なんでもいーや。妻がこんな変態だなんて知らなかった。好きにしてくれ!
ぬるりと、あそこになにかが挿入される感触。と、同時に激しいピストン運動。ああ、とうとうやられちゃった。もう、なんでもいーや。上におおいかぶさる妻の顔を見る。俺はこんな変な顔して、今までやってたんか。
俺の身体の中の女が目覚め始めたらしい。なにやら、少しずつ気持ちよくなる。気づいたら、俺はいつの間にやら「あん」「あん」と声を出していた。
これで、夢の話はおしまい。
本当はもっと、わけわからん夢だったのだ。わけがわからんまま文章にするほど、文章力もないんで、夢の中で印象的だった、プリントアウトと妻と入れ替わるという場面を中心に筒井康隆調に脚色してみました。
今日、変な夢を見てしまった。その夢の紹介をする。
題して「お前が俺で、俺がお前で」
朝起きたら、なんか、体がおかしい。体調が悪いとか、おなかがイタイとかじゃない。なんとなく、からだ全体に違和感をかんじるのだ。
自分の体が自分の体でないような、違和感。どうしたというんだ。そういえば、俺が寝ている位置も変だ。なぜか今朝は右のふとんで寝ている。いつもは妻がこっちのふとんで寝ているはずなのに。
枕元のめざましをとろうと、半身をかたむける。あれ、自分の体の様子が、最高におかしい。いま、腕になにか、柔らかくて弾力のあるものが触れた。しかも、そいつは、どうやら俺のからだの一部であるらしい。
ギョッとして、ガバっとはねおきる。視線を自分のからだに移す。いつもはTシャツにトランクスで寝ている俺が、妻のねまきを着ている。
そして、そして、そして、この胸のふくらみは!あわてて、ねまきを首までまくりあげる。
あぁああ!おっぱいだ!おっぱいがある!そして、ちんこがない!
パニクって、絶叫しかけた瞬間、となりのふとんで、情けない男の悲鳴があがる。
「うげ、きゅあ、いやー」
声の主は、俺であった。俺が隣で寝ていたのだ。じゃあ、この俺は誰なんだ?
俺のからだの持ち主は、自分の声がいつもの自分の声でないと知り、叫ぶのをやめ、俺を見た。納得いかないという顔だ。怒りに満ちている。
「あなた、わたしよね?私の体どうしたの?」
「お前こそ、俺だろ!俺の体でなにしてるんだ!」
二人して、わけのわからん事を言うが、二人とも、薄々、事の真相に気づきかけてきた。
「洗面所に行こう。鏡を見よう。」
俺は、俺の手を引き、洗面所へ行く。二人して、鏡の前に並ぶ。あぁ、思ったとおりの展開だ!俺の体と、妻の体が入れ替わっている。俺たちゃ「転校生」かっての!
「ほら、鏡って、左右ぎゃくに写るじゃん。そのせいだよ。」
精一杯の、ギャグで、妻をなぐさめる。
「ああ!こんなからだじゃ、もー、お嫁に行けない!」
俺のからだの妻がよよと泣き崩れる。これでも、ギャグのつもりなのだ、なんとか、不可解な現実をギャグで盛り上げようとしているのだ。でも、思いきりすべっている。健気なやつである。
会社には、突然の高熱で2、3日休みますと電話しておく。しかし、俺たちの体がもとに戻る保証はない。むしろ、ずっと、このまんまかもしれない。
医者に行っても、気違い扱いされるだけだろう。俺たちの力だけで、なんとかしなきゃならんのだ。現在、我が家の収入は俺の給料にのみ依存している。なんとしても、俺のからだの妻に出勤してもらわねばならない。
来年の春には、妻にも、子供が生まれるのだ。もう、俺たち二人だけじゃないんだ。子供につらい思いはさせたくない。収入を維持せねばならない。
て、あれ。このままいくと、俺が子供を産むのか。うーん、種付けから出産まで。俺も、なかなか大変だ。
とにかく、妻に俺の仕事や、社内の人間関係、お得意様などを、覚えてもらわねばならない。お得意様のところには、偽新入社員をよそおって、ついても行けるが、社内では、一人になる。なんとか、ボロのでない様にがんばってくれ。
昼飯を食ったら、妻への教育をはじめよう。今は、パソコンの前で、会社やお得意様の資料をプリントアウトしている。社内の俺に関係ある人間もリストアップしなければ。会社の飲み会や旅行の写真もプリントアウトしておこう。
妻は、朝食の後片付けをしている。じき、俺が家事担当になるのかもしれん。俺もいろいろと妻に教わんないとな。だが、今は仕事が先決だ。
あれ、みょうに静かだ。妻はどうしたんだ?今日は「はなまる」見ないのか。掃除はしないのか?もしかして、どっか行っちゃったんじゃないだろうな。あれほど、今日は一日うちにいろと言っといたのに。
どうも、いかん。妻は男のからだになって、どこか開放的な気分になってるらしい。そりゃ、そーだ。出産しなくて良くなったんだもんね。俺が産むんだもんね。
まったく、こっちは収入の維持や、これからの生活でカリカリしてるというのに。
妻の様子が不安になりパソコンのある寝室から、リビングに移る。
リビングに行き俺はあぜんとしてしてしまった。なんと、妻はリビングのソファーにあぐらをかき、自分のちんちんをしごいていた。
「馬鹿!そんな中学生みたいな真似をするな!きたならしい!」
俺に怒鳴られ、ドキッとしたらしい。妻はしゅんとなる。
「ごめんなさい。でも、朝からおちんちんが大きいまんまで。洗いもんしてる間も、トランクスにさきっぽがすれてね、なんか、変な気持ちになっちゃって。試しにちょっと触ってみただけなんだよ。」
あー、もう、これだから男は。そういや、この4、5日、妻の妊娠騒動で抜いてなかったからな。
「まあ、いい。とにかく、もうこんな真似なんかするなよ。いけないことだからな。」
妻にオナニーなんて覚えて欲しくないし、俺のからだで勝手にオナニーされるのも嫌だ。
「ところで、おしっこすると、勃起がおさまるぞ。トイレ行ったか?」
「うん、行ったけど、うまくできなかった。便器を汚しちゃった。拭いといたけど。あなたこそ、トイレうまくできた?ちゃんと、したあとふいた?」
しまった。ふかなかった。だから、したあと小便が足をつたったのか。
「ああ、安心しろ。ちゃんとふいたぞ。」
とりあえず、嘘をついて妻を安心させる。妻の横に腰をかけ、もとの自分のからだを観察する。俺はこんな男だったのか。濃いぶしょう髭に、ごわごわのすね毛。なんか、こうして近くで見ると動物みたいだ。そんなに毛深いほうではなかったはずなのにな。
妻のちんちんは勃起したままだ。抜かなきゃだめかな。トランクスの上から妻のちんちんにそっと触れてみる。ひどく熱い。妻のからだがびくっとなる。仕方ない。俺が手で抜いてやろう。せんずりこかれるよりは、よほどいい。
「今度、こうなったら、俺に言えよ。こいつは、抜きゃなおるんだ。俺が抜いてやるからな。俺以外の人や、自分で抜いちゃ、絶対だめだぞ。」
「うん、わかった。」
妻の目は、快楽への期待でうるんでいる。トランクスを下げさせて妻によりそい、ちんちんをしごいてやる。気持ちがいいのか、俺の手の動きにあわせてからだが上下に動く。本当に男ってやつはどうしようもない。
「ね、キスして。」
妻がキスをねだる。いいだろ、自分とキスするなんて、変な感じだが、ここまで、やってるんだ。キスぐらいはしてやる。せまる、元の俺の顔。めちゃくちゃ、おかしな気分だ。頭がおかしくなりそうだ。
だが、キスは失敗だった。俺のくちびるが妻のくちびるに触れるやいなや、妻の男としての本能が爆発したらしい。妻ははげしく俺のくちびるを求める。激しいディープキス。俺は、いつのまにか目を閉じていた。手もとまっている。ああ、キスがこんなに気持ちいいものだとは知らなかった。体がとろけそう。妻が俺のくちびるからくちびるをはなす。ずっと、このままでも良かったのに。
「自分で自分を犯すのって、すっごい興奮する!」
そう言う妻。もう、まともじゃない。お前、そんな趣味があったんか。
キスぐらいで、犯すとか言うなよ!
「ねえ、いつも、されてた事、したげよーか。」
耳元で、ささやく妻。何をする気だ。おてやわらかに頼むぞ。いつのまにか、俺の着ていた、ねまきのボタンははずされ、下もパンツ一枚にされている。不器用な手つきで、胸をもみ、あそこの周辺をいじる。そうか、俺はいつも、こんなかんじでしてたのか。
抱きしめられ、またキスをされた。
「わたしって、ほんとっいいわっ。最高のだき心地。わたしがこんなに、柔らかくて、気持ちいーなんて知らなかった。あなたは、どう、自分に犯される気持ちは?」
すげー複雑な気分だよ。やばいな、早く妻を抜いとかないと、貞操の危機が目前だ。妻のちんちんに手をのばしかけた瞬間、またも強く抱きしめられキスされる。キスの度に頭がしびれる。妻の愛撫も、だんだんと念の入ったものになってきてる。いかん、すこしずつ、気持ちよくなりかけてきた。
いつのまにか、下半身もむきだしでソファーの上に仰向けにねさせられている。
「ふーん、ここに入れるんだよね。入れたらすごく気持ちいいんでしょ。入れたいなー。」
馬鹿!ゴムも無しに、中だししたら妊娠する。いや、妊娠中なんだよ、俺は!流産したらどうする!だいたい、流産がこわいから、SEX禁止って、言い出したのは、お前だろ!その、お前がちんちん固くして、入れたいかよ!間違ってるだろ!
て、ゆーか。やめてくれ。自分に犯されたら、きっと発狂する。怖い!やめて!
「やめろ!」
そう叫びかけた俺の口に、また妻のくちびるがかさなる。
「だいじょうぶ、いたくしないから。ね。」
優しく、だきしめられ、あそこを愛撫される。いかん、だんだん思考能力なくなってきた。気持ちよくなってきた。でも、ちんちん入れられるのは嫌だ。
「じゃあ、入れんね。」
もう、なんでもいーや。妻がこんな変態だなんて知らなかった。好きにしてくれ!
ぬるりと、あそこになにかが挿入される感触。と、同時に激しいピストン運動。ああ、とうとうやられちゃった。もう、なんでもいーや。上におおいかぶさる妻の顔を見る。俺はこんな変な顔して、今までやってたんか。
俺の身体の中の女が目覚め始めたらしい。なにやら、少しずつ気持ちよくなる。気づいたら、俺はいつの間にやら「あん」「あん」と声を出していた。
これで、夢の話はおしまい。
本当はもっと、わけわからん夢だったのだ。わけがわからんまま文章にするほど、文章力もないんで、夢の中で印象的だった、プリントアウトと妻と入れ替わるという場面を中心に筒井康隆調に脚色してみました。