墨汁日記

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京たび日記 15

2004-10-15 19:56:07 | 旅行記
 本日は京たび日記の番外編。
 興味ない人には興味のないカメラの話です。

 九月二十六日 出発

 カメラを持って街に出る事は、自分の眼と街との戦いである。カメラを持ち写真を撮ろうと意識する事により街は戦場となるのだ。ただの観光客もカメラを首からぶらさげたとたんに戦場カメラマンとなる。
 被写体となる獲物を求め目はギラギラと輝き、足どりも兵士並みに素早くなる。時には、ほふく前進すらいとわない。獲物を求めてただ前進あるのみ。
 
 そんな、俺たち闘う男の装備を紹介しよう。
 二人ともメインカメラは35ミリの一眼レフ。戦場にふさわしいカメラだ。サブカメラにコンパクトデジカメを持つ。

 小橋さんの一眼レフはミノルタXD。こいつはもともと新聞屋時代の俺の部屋にころがっていたものだったが、たまたま遊びにきた小橋さんが欲しいと言うので俺があげたものだった。レンズはMC Wロッコール28mミリのF2.8。このレンズにPLフィルターをつけっぱなしで撮影するのが小橋さんのスタイルだ。このレンズの他に、名前はさだかではないがシグマ製の80~200ミリの望遠ズームを携帯する。

 俺の一眼レフはコシナのベッサフレックスで色はシルバー。レンズはアサヒのSMCタクマーF1.8の55ミリを常用している。知ってる人にはわかると思うが、ずいぶん安上がりな装備だ。去年の京都旅行ではアサヒのペンタックスSPを愛用していたが、このカメラはある日とつぜんシャッターが下りなくなり、自分で修理しようとして壊してしまった。55ミリの他に、28ミリと135ミリのタクマーレンズを持ち歩く。

 小橋さんは露出ははほとんどオートで撮る。俺はフィルムの感度が100で昼間の撮影なら外さない自信があるので、露出はカンで適当だ。どうせネガしか使わないしね。

 フィルムについて、フィルムにも男のこだわりとロマンがある。小橋さんは、今回はフジのブロビア。ポジ派のポジ大好き男だ。俺はフィルムにはこだわらないが、ばかすか撮るので安いネガフィルム派。そして、天気が悪いと白黒フィルムしか使わない。

 二人とも三脚とレリーズを持ち歩く。小橋さんは軽い事のみが売りみたいな、ちゃちい三脚。俺はカバンに入る卓上コンパクト三脚。地面においたらねそべらなきゃ使えない。

 ま、何にしろ二人とも、まっとうなアマチュアカメラマンから見たら笑っちゃう様な装備なんである。そのくせ「何を撮るんですか?」と他人に聞かれれば、平気で「光と陰がモチーフです。」とか言っちゃう様な馬鹿なのだ。

 ついでに二人のデジカメも紹介しておこう。小橋さんはキャノンのIXY400。俺もキャノンでパワーショットS45。

 しかし、小橋さんはデジカメの使い方がうまいな。
 ブログに投稿用の写真を撮って帰るなんて俺には思いつかなかった。俺もデジカメでブログ用の写真を撮っときゃ良かった。なんか中途半端な写真しかないので、俺のデジカメ写真はとても人様にお見せするほどのモノはない。

 さて、二人ともカメラも財布も持った。用意は万端である。
 さぁ、観光に出かけよう。


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