ラブレター式割礼

　若いと言や。中学生の頃。

　中学生は若いよね。ピチピチだよね。青春だよね。思春期なんだよね。

　中学生のときに女の子に生まれてはじめてラブレターもらってさ。まぁ、交換日記の申し込みなんだけどさ。

　それを読んでるうちに異常にチンチンが勃起しちまってさ。もう、俺の一生でこんなにも固くなる事は二度とないだろうぐらいの硬度と張りを維持しちまったわけさ。チンチンがね。

　まぁ。たいした内容じゃなかったはずだよ。中学生の女の子の書くラブレターだもんね。
　ちょこっと「好き」みたいな事が書かれてただけなんだけど、舞い上がって頭に血が上り、チンチンにも血液が大集中みたいな？だ。

　何度もラブレターを読みなおすうちに、チンチンがあまりに固くなりすぎ、マジではりさけんばかりになってしまった。

　「やばい！裂ける！」

　そう思った瞬間。ぶちっと破裂した。その時はそう思った。

　はじめて亀頭が外気に触れた瞬間だ。俺は真性から仮性に進化した。

　その時は怖くなって、夢中でしごいてリセットしちまった。

　その後、風呂場で亀頭を全面オープン。ムキムキ。
　これで、亀は全呼吸できました。しかし当分は、陰毛を巻き込む皮に泣きをみていた。
　
　もちろん、彼女とはなにもなかった。
　今では彼女も二児の母親だ。
　そして俺は今では中年新聞少年。朝刊太郎と呼んで下さい。夕刊しか配らないけど。