墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

歩け!

2005-01-03 04:15:52 | 日常
 今日は久しぶりに、ながながと自分の日常でも書こう。

 俺はジャッキーカルパスとか呼ばれている、ドライソーセージが大好きだ。むしろ愛している。初めて食べた時からの一口惚れだ。俺の心より愛するビールと共に食すと、涙が出るくらいあう。あなたは合格といった感じぐらいに、カルパス君とビールの相性は良い。
 が、難点はコンビニやスーパーのおつまみコーナーに置いてある、なとりのジャッキーカルパスは高くて量が少ない。

 一度、腹いっぱい食べてみたいもんだと、22歳ぐらいから、ずっとそう思っていた。

 その夢は、なんとビックカメラでかなった。
 ビックカメラはカメラだけでなく、ビールも売っている。
 サッポロ黒ラベルが一本239円だ。安い!4本買っても千円で44円もおつりがくる。なおかつ3%だが、ポイントもつくのだ!

 で、ビックカメラの酒コーナーでは、おつまみも置いている。
 そこにあるのだ!俺の夢だった腹いっぱい食えるドライソーセージが!!
 グリコのお得用ファンシーカルパス。パリッ!とおいしい天然腸詰。380g入りで609円。
 こいつは、良くコンビニのレジに百円ぐらいで置いてある長いドライソーセージの半分ぐらいの長さで、それがゴロゴロ袋づめされてんのだ。間違い無く、腹一杯食える。

 正に幸福。が、幸福には俺の身体がついていけないらしい。すごく、うまいんだけど、やはり油ギトギトのソーセージだ。ひと袋まるまる食うと胸焼けを起こす。
 半分、半分が限度だ。それ以上食うと、ひどい胸焼けにおそわれ、息が臭くなる。

 初めて買って食った時はそれを知らずにひと袋を全部いっきに食ってしまい、次の日は一日中ひどい胸焼けと、腹痛。そして、げっぷとひどく臭い息に悩まされた。なにしろ自分のはく息が生臭いのだ。げんなりしてくる。
 それ以来、半分以上食わないと決めていたのに。

 今日、おふくろに頼まれて、ビックカメラ上のユザワヤにレースのカーテンを取りにいった。うちで飼ってるインコがカーテンを引き裂いてしまったからだ。
 ついでに、正月だし、ビールとお得用ドライソーセージを買ってきて、夕方四時頃からうちでソーセージをつまみに飲んでいた。
 
 正月だしいいよね。

 そして、悲劇は起こった。どうやら、体力が落ちていたらしい。
 ドライソーセージ半分の鉄の掟は守ったんだが、このあと胸焼けに襲われた。この胸焼けはすぐには現れない。数時間後に牙をむくのだ。

 夜の九時過ぎに、彼女と会う。明日も休みだし、珍しく彼女を調布の彼女の家まで電車で送る。
 送るってか、付き添いだな。

 その、付き添いの電車の中、ひどい胸焼けに襲われる。カルパス胸焼けだ。

 どうしたの?顔色が悪いよと彼女に心配されながら、駅から家まで彼女を送る。いーんだ、自業自得だから。アレは危険な食べ物なんだよ。

 寒い外を彼女のウチまで歩いているうちに、少し体調が良くなる。どうやら温かいと気持ちがわるくなるらしい。

 彼女を送り届け、電車に乗る。

 電車に乗ったら車内は生温かく、また気持ちが悪くなる。とにかく早く電車をおりたいと思っていたら、京王線の府中駅で間違えておりてしまった。

 南武線に乗らなきゃならないのに!京王線の分倍河原が南武線との連絡駅なのだ。慌てて次にきた電車に乗ったが、哀れ、それでは南武線の終電には乗れないのだ。

 案の定、分倍河原についても南武線の終電は去った後だった。仕方なく、分倍河原から立川の自宅まで歩くはめに。

 そこに彼女からメールが届く。

「無事に終電に乗れた?」

 世の中、嘘も方便だ。かっこいい真の男は、こんな時は「ああ乗れたとも!」とか答えて、颯爽と歩きだすものだ。
 しかし、俺は芯から情けない。

「乗れなかった!歩いて帰るね。」

 そっから、彼女のメールに守られながらの家路だ。

「ごめんね、私が送らせたから。」

「大丈夫、もうすぐだから。」
 
 こんな、やりとりがえんえんと俺が家にたどり着くまでの二時間近く続いた。

 メールは便利だけどタチが悪いね。ホントにそう思う。
 明日も仕事なのに、彼女の睡眠時間をけずってしまい、本当にすまない。

 でも、彼女に嘘はつかないと決めたんだ。俺は都合が悪いとすぐ言葉にごらすけど、それもあらためたい。心配された上にあきれられてもいい。それでも、俺が本当だと思ったことのみを彼女に伝えたい。

 ま、正月だしね。今日はこんなもんで許して下さい。ところで、胸焼けは5Kぐらい、歩いたら自然となおった。
 やはり、歩くと健康にいいね。

 れっつ うをーきんぐだね。おやすみ。