墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

アンパンの日

2005-04-04 20:30:29 | パン
リンク: OCNスペシャル: 4月4日はアンパンの日.

 今日は何の日。アノ日なの。まー大変てな事で、4月4日は「アンパンの日」!なんで、今日がアンパンの日かと言うと、畏れ多くも、もったいなくも。明治天皇にはじめてアンパンが献上された日だからそうです。
 そもそも明治天皇は、大の和食党だった。しかし明治政府の富国強兵政策にのっとった、日本人皆洋食化計画の犠牲になり、そっせんして肉とかパンとか、食わされていたそうです。
 一体なんで、明治政府はそんな事をたくらんだか。
 当時の政治家が単純に肉を食えば、西洋人並の体格になれると信じていたからです。「大きくなれよ~。」ま・る・だ・い・ハンバーグ的なノリです。
 あと、パンは煮炊きをせずに食べられる事や白米食中心の食生活による脚気の予防にもなる事から、缶詰とともに兵糧として注目され研究されていたそうです。

 なんてはなしの上、清水の次郎長と木村屋とのかかわりまでを扱った「銀座木村屋あんパン物語」みんな読むべし。
 
リンク:
Amazon.co.jp: 本: 銀座木村屋あんパン物語
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そんでさ

2005-03-24 23:08:28 | パン
 そんで、思い出したけど、職探しに街をチャリでチャリチャリしててさ、ついでに鷹の台まで行ったの。気のせいか年々さびれていくね。グランドで片側だけとはいえ、鷹の台の商店街もバブルの頃はキラキラしてたんだけどなー。

 鷹の台でパン屋を見つけた。手作りパン屋。5年ぐらい鷹の台に住んでたけど、存在にぜんぜん気づかなかった。陰の薄い古くて小規模な店。たぶん、俺が住んでいた頃もあったはずなのだ。パン屋として認識してなかっただけで店舗に見覚えだけはあった。
 試しにパンを買ってみる事にした。もちろん、店内に入るのははじめて。かんじは学校の裏にある文具やパンやお菓子を売る雑貨屋というかんじ。もちろんパン屋だから文房具は売ってないけど。

 立て付けの悪い引き戸を引いて中に入ってみると、まったくいけてない。焼きたてパンが二三年前に製造した製品かのように見える。購買意欲が薄れたが、買わずにでるのも悪いので、メロンパンだけ買う事にした。なんか、でもこのメロンパン。つぶれてて、しめってて、いけてないんですけど。いやいや、平たくて、しっとりしてて。ね。
 店主だろうか、シモさんみたいなおじさんがパンを包んでくれる。たぶん、ここのパンはこのおじさんが一人で焼いてんだろう。

 チャリをこぎながらメロンパンを試食。ボリュームはやや足りないが、よくあるしっとり風メロンパンだ。味はおかしくない。普通にうまい。だがな、あの店はすでに店構えで失敗してるよな。とか思う。
 機会があれば、東村山のパン屋も探索してみよう。あの地からどんなパン屋があらわれるか楽しみだ。


メロンパンの真実

2005-03-24 22:23:10 | パン

メロンパンの真実


 メロンパンて好き?俺は今はそんなに好きではない。それでもパン屋を訪れて買うものに迷ったときなどはなんとなく買ってしまう。
 
 メロンパンてうまいことは、うまい様な気がするけど、確実にうまい!といううまさではない。微妙なうまさなんだよね。もう、体が求めてたまらない。超食いてーというほどはうまくない。
 でも一時期メロンパンにはまってた。毎日二個ぐらい食ってた。そういや業田良家の執念のデカの好物はメロンパンだったな。あのころの業田良家は本当に面白かった。
 その頃の俺は新聞の配達員で、4コママンガとメロンパンと近所の肉屋の焼き鳥にはまってた。体重も70キロ近くあってさ、配達中に走ると胸の贅肉がプルンプルンふるえたもんさ。

 そんなで、東嶋 和子の「メロンパンの真実」

 本来は科学ルポライター。生命科学と医療分野が得意の作家さんの東嶋 和子さんが、母親の入院をきっかけにメロンパンのルーツの謎に挑戦。
 科学ルポライターがメロンパンのおっかけ?まぁ、パンも科学だしね。パン屋の入門書「新しい製パン基礎知識」て本を読んでると、本当にそう思う。パンの発酵プロセスなんかは科学がずいぶん解明してるんだよ。あれだよね、パンも金んなるからね。養老孟司さんが良く言ってるけど、金になる事はみんな科学になる。金にならない事なんか誰も調べないから科学にはなんない。

 そんで、関西圏。広島あたりでは関東人がメロンパンてよぶパンのことをコッペパンとよんでるんだってね。関東で言うところのコッペパンは広島では「給食のパン」て言うんだってさ。そんで、関東でいうところのメロンパンは広島ではサンライスあるいはサンライズとよんでるんだそうだ。
 ふーん。だから、広島発祥のパン屋、アンデルセンではメロンパンの事をサンライズっていって売ってんのか。きどってんのかと思ってた。

 その他にも、パンの興味深い話が満載。面白いよ。東嶋 和子の「メロンパンの真実」みんな読むべし。


パンの思い出

2005-03-23 20:25:59 | パン
 俺の育った所は、国分寺の住宅地の奥深く。電車に乗るにも、鷹の台まで歩いて15分。恋ケ窪はチャリで15分。国鉄の中央線に乗りたきゃはバスで15分(移動時間)、もしくはチャリで20分で国立駅。そんな所だ。
 そんなところなので、近所に商店街などはなく。この世に手作りパン屋なんてものが存在することすら、小学生高学年ぐらいになるまで知らなかった。パンなんて全部ヤマザキだと思ってた。
 パンなんかより、近所の野中文房具店の駄菓子の方がよほど俺に親しかった。もっとも、小学生高学年の頃、近所のヤマザキのパンを売ってたパン屋が手作りパン屋に変身。土曜の昼、おふくろがいない時、おふくろからもらった500円で妹とそこのパンを買って食べるのが楽しみだった。

 が、俺にとって、パンの思い出と言えば、「ぶたぶたくんのおかいもの」。
 幼稚園の頃、おふくろにせがんで何度も何度も読んでもらった。特に、ぶたぶたぶーぶー。かあこお。どしんばたん。のあたりは傑作。馬鹿みたいに何度でも笑った。ま、馬鹿だからな。

 そして、顔つきパン。俺にとってパンとは顔つきパンなのだ。みんな、ぶたぶたくんの事を見てるんだぜ。パンのくせに。もし、いつかパン屋になれたら必ず顔つきパンをつくる。約束だ。
 さくらももこもぶたぶたフリークなんだろう。もしいつか会う機会があったら聞いてみよう。たぶん、一生ないだろうけど。

 あと、「はじめてのおつかい」のパン屋も俺の中に残るパン屋だ。最近はしゃれたパン屋ばかりだけど昔は、こんなパン屋だかなんだかわからないパン屋がどこにでもあった。(パン屋じゃないのかもしれないけど)

 ぶたぶたくんのおかいもの


キィ二ョン

2005-03-21 23:30:38 | パン
キィ二ョン

 国分寺のパン屋さん、キィニョンに行ってきた。真姿の池のわき水食パンとコロネが売り?

 ものすごく可愛いパン屋、パンもお店もとにかく可愛い。男の俺にはつらい。でも、パンはとっても丁寧にきれいに造られていて、とても感心した。成形と仕上げの丁寧さは国分寺周辺のパン屋では一番かもしれない。パンもおいしい。わき水でパンを仕込むという発想や、コロネの歌まで造る、独特の可愛い路線は他店に真似できない。

 とにかく、むさくるしい無職の男には似合わない、そんなお店だ。可愛くておいしいものが好きな人は一度足をはこんでみるといいかもしれない。