前回、HD7850でテストした際に、グラフィックメモリは「3.5GB」食われていることが判ったわけですが、
では果たして「GTX1060”3GB”はVR(VRchat)で足りるのか?」というところを試していきたいと思います。
24000円也。ようやく在庫が回復、値段も落ち着きつつあります。
セミファンレスの制御は58℃でファン回転開始、47℃で回転停止のようです。
トップエンドで1936MHz。大体1911MHzで安定駆動。
室温22.8℃で、アイドル時41℃。1080pの動画再生で44℃~46℃。
なので、3DアプリケーションやMadVR等を使わない限り、常時ファンレスです。
まずは3画面接続から見てみます。
もうこの辺りは、さすがの16nm世代Pascalアーキ。
GTX1070・GTX1080と同じく、最低クロックまで下がります。
Maxwellアーキ・GTX980Tiではダメだった一枚異解像度ではどうでしょうか?
Pascalもアウト・・・。
Maxwellに続いてPascalも下がらなくなってしまうので、NVIDIAはこういうクロック制御なのだということが判りました。
NVIDIA製のGPUでは、3画面以上を1枚のカードから出力するなら、モニタの解像度を揃えるとアイドル時の電力が抑えられます。
もしモニタの解像度がバラバラの3画面環境なら、
AMDの方が電力的には有利かと思います。
もっとも、Radeonのマルチモニタ時におけるクロック制御は、
どうも「カード次第」だということが判りつつあるので、
(例えば、MSIのHD7850はOK、GIGABYTEのHD7850はダメ、SapphireのHD7850もダメ)
カードの選定が難しいことが最大の難点ですね。一応リファレンスタイプが安牌のようです。
GTX1060 3GBの性能ですが、肝心のVRChatで、ほぼ大半90FPSが出ます。
ですが、例えば、「VR Times Square」でOziの看板に目を向けたときなどは80FPS程度に落ち、
あのワールドでは40FPS台まで落ちたりもするので、
万全を期すなら、GTX1060 6GB(欲を言えばGTX1070以上)がよろしいかと思います。
GTX1060 3GBは、VRChatにおいて、不足は無いが余裕も無い、ちょうどの性能と言えると思います。
目的であった、グラフィックメモリが3GBで足りるのか?に関しては・・・どうなのでしょう。
GTX1060 3GBというパッケージで見ると性能は足りていると言えますが、メモリはご覧の通り3GB使い切っています。
ただ、Oculus Riftのチュートリアル時のメモリ消費量は2300MB台だったので、
恐らく、「3GB」はVRChatにおいて、ややネックになっているものと予想します。
(NVIDIAはAMDと違って、MemoryUsageの”Dedicate”が表示されないので3GBより上が判らない・・・)
これについては、上位モデルに持ち越して再検証してみたいと思います。
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