長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

新緑と保存樹木をたずねて その3

2012年06月26日 | 
次は子守勝手神社(こもりかってじんじゃ)です。

子守勝手神社は粟生村の産土神(うぶすながみ)。

この神社の由来は定かではないですが、「延喜式」によると、

子守社は農業に大切な用水をつかさどる水分神(みくまり)を、

勝手社は国土を開き、国家を守り、悪魔を降伏せしめる

天忍穂耳尊(あまのおしほみのみこと)・大山衹命(おおやまずみのみこと)などを祀っています。

神社の縁起によると、女人安産・子孫繁栄の守護神と書かれています。

また地元では水の神様として親しまれています。



子守勝手神社には指定番号16号の保存樹木のモミの樹があります。

樹高25m、幹まわり2.8m。見上げるのにも一苦労の高さです。



鳥居に「三十八社」と刻印されていますが、これは吉野にあった三十八社の一つではないかと、

言われています。



隣にある、観音寺は天台宗のお寺です。

洛西観音霊場第八番札所。ご本尊は十一面観音菩薩です。

寺の創建は奈良時代と言われています。文献で初めて見られるのは、

室町時代初の暦応三年(1340)で江戸時代末の『都名所図会』にも同寺の絵が描かれています。


(こちらは複製の観音菩薩像です。)

新緑と保存樹木をたずねて その4へ続く…

最新の画像もっと見る