調子八角から西国街道を北に進んですぐ、
とても風情のある建物が目に入ります。
中野家住宅。
江戸時代の建物です。
このあたりは茶屋町となっていたそうで、
この家もお茶屋をしていたと考えられています。
京都方面と大阪方面へ行き交う人々でにぎわっていた、
かつての西国街道の雰囲気をいまに伝えています。
建物自体も興味深く、
京町家の特徴と、このあたりの農家の特徴を
あわせ持っているそうです。
残念ながら現在は非公開ですが、
昭和に造られた茶室も、価値の高い建造物です。
高名な数寄屋大工(すきやだいく)北村伝兵衛によるものですが、
伝兵衛のつくった茶室は現在残っているものが少なく、
とても貴重だそうです。
(数寄屋大工は茶室をつくる大工のこと)
説明板には茶室の写真があります。
茶室の様子は、コチラからもすこし見ていただくことができます。
(文化遺産オンライン)
所有者の意思により市に寄贈され、
将来的にはひろく公開することが検討されているそう。
いつか中を見ることができるかもしれません。
楽しみですね。
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