さっき、Yシャツ4枚をアイロンかけている時に、まだ帯状疱疹で左手が自由に使えない母から唐突に質問が来た。
「・・・彼女とはどうなってるの?」
「将来のこと考えてるの?」
それに対して、こう答えた。
「いや 特に何も どうなるかわからね」
どうなるも何も・・・。
事実、何もない。
言えることは何もない。
言わないんじゃなくて、言うことがない。
その後、車椅子の兄の事の話になり、親が高齢になってきたときに、施設に預けることも考えて、デイケアの人に話を聞いたりするそうだ。
両親も今年で63だ。
特に母は、帯状疱疹から身体も心も弱ってきているのか、
「お父さんもお母さんもいつまでも元気でいられない」
と言葉をこぼし出した。
「おれは親不孝な息子かなぁ」
と心で思いながら、黙ってYシャツにアイロンをかけていた。
親の期待には応えられない、だめな息子だ。
親の期待に応えようとするのも、何か違うと思うけど。
逆の立場だったら、自分の子どものこと、やっぱり心配するんだろうな。
でもさ、おれの人生、結構幸せだったよ。(過去形)
悔いが残っているのは、人ひとりすら守れなかったことだな。
今でも誰も守れないけど。
グッと何かを堪えて、寝ます。
おやすみ。
「・・・彼女とはどうなってるの?」
「将来のこと考えてるの?」
それに対して、こう答えた。
「いや 特に何も どうなるかわからね」
どうなるも何も・・・。
事実、何もない。
言えることは何もない。
言わないんじゃなくて、言うことがない。
その後、車椅子の兄の事の話になり、親が高齢になってきたときに、施設に預けることも考えて、デイケアの人に話を聞いたりするそうだ。
両親も今年で63だ。
特に母は、帯状疱疹から身体も心も弱ってきているのか、
「お父さんもお母さんもいつまでも元気でいられない」
と言葉をこぼし出した。
「おれは親不孝な息子かなぁ」
と心で思いながら、黙ってYシャツにアイロンをかけていた。
親の期待には応えられない、だめな息子だ。
親の期待に応えようとするのも、何か違うと思うけど。
逆の立場だったら、自分の子どものこと、やっぱり心配するんだろうな。
でもさ、おれの人生、結構幸せだったよ。(過去形)
悔いが残っているのは、人ひとりすら守れなかったことだな。
今でも誰も守れないけど。
グッと何かを堪えて、寝ます。
おやすみ。