日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

アイロンをかけている時に

2013-01-27 23:20:50 | 日常
さっき、Yシャツ4枚をアイロンかけている時に、まだ帯状疱疹で左手が自由に使えない母から唐突に質問が来た。

「・・・彼女とはどうなってるの?」

「将来のこと考えてるの?」

それに対して、こう答えた。

「いや 特に何も どうなるかわからね」

どうなるも何も・・・。

事実、何もない。

言えることは何もない。

言わないんじゃなくて、言うことがない。



その後、車椅子の兄の事の話になり、親が高齢になってきたときに、施設に預けることも考えて、デイケアの人に話を聞いたりするそうだ。

両親も今年で63だ。

特に母は、帯状疱疹から身体も心も弱ってきているのか、

「お父さんもお母さんもいつまでも元気でいられない」

と言葉をこぼし出した。



「おれは親不孝な息子かなぁ」

と心で思いながら、黙ってYシャツにアイロンをかけていた。

親の期待には応えられない、だめな息子だ。

親の期待に応えようとするのも、何か違うと思うけど。

逆の立場だったら、自分の子どものこと、やっぱり心配するんだろうな。

でもさ、おれの人生、結構幸せだったよ。(過去形)

悔いが残っているのは、人ひとりすら守れなかったことだな。

今でも誰も守れないけど。



グッと何かを堪えて、寝ます。

おやすみ。

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