日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

悲しみも痛みも絶望も

2013-10-27 23:03:17 | 日常
風邪で満身創痍だったから、風呂にゆっくり浸かった。

腹が減ったから、飯をたらふく食った。

身体が疲れていたから、睡眠をたっぷり取った。

どれも当たり前のことだ。

そう、当たり前のこと。



自己嫌悪も自己否定も、自分でやってんだ。

はっきり言って無駄な時間だ。

自己嫌悪も自己否定も、何も生まれないもの。

それが一番いけないことだ。

意志と行動があれば、何か変わる可能性がある。

悲しみも痛みも絶望も、この身体と心で受けてきた。

だからいつかわかるだろう。

私は十分幸せだったと。


傀儡謡 陽炎は黄泉に待たむと

2013-10-27 02:03:20 | 日常
2004年3月6日に、亡き妻と見に行った映画の挿入歌です。

結婚したのが同年、3月27日。

同年、6月25日、妻死去。

最期に一緒に見た映画だった。

当時を思い出すのだから、辛いはずなのに、この映画は好きだ。

「INNOCENCE~イノセンス~」

9年経つけれども、この音楽のすごさは廃れない。

今さらながら、ライブ映像を見つけたので、ここに載せておく。

13分50秒もあるので、時間があったら聞いてみてください。

日本人でよかったなと思える謡です。



『傀儡謡 陽炎は黄泉に待たむと』


一日一夜(ひとひひとよ)に 月は照らずとも
悲傷(かな)しみに 鵺鳥(ぬえとり)鳴く
吾(あ)がかえり見すれど
花は散りぬべし
慰(なぐさ)むる心は
消(け)ぬるがごとく

新世(あらたよ)に神(かむ)集(つど)いて
夜は明け
鵺鳥鳴く

咲く花は
神に祈(こ)ひ祷(の)む
生ける世に
吾が身悲しも
夢(いめ)は消ぬ
怨恨(うら)みて 散る



陽炎(かぎろひ)は
黄泉(よみ)に 待たむと

陽炎は
黄泉に 待たむと

咲く花は
神に祈(こ)ひ祷(の)む
生ける世に
吾が身悲しも
夢(いめ)は消(け)ぬ
怨恨(うら)みて 散る

怨恨(うら)みて 散る

百夜(ももよ)の悲しき
常闇(とこやみ)に
卵(かいこ)の来生(こむよ)を
統神(すめかみ)に祈(の)む