意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメ感想だってヴぁ

2008-01-11 12:24:07 | アニメ感想(07・08・09年)
キミキス 第13話「crossroad」 △



各人、話しが転がりだす。


よく考えるとこの「キミキス」って
なーんか特別なことをしてはいないのよな。
(ギャルゲー的イベントはのぞく)

ただ普段見ている分にはいやみもまったく
無いので、ちゃんと見られるのだよねえ
絵・声優・演出に驚くほどバクチをうたず
テンプレ的イベントをこなして視聴者の
好感度を積み上げていく様はある種の
異端に達しつつあるのかも、こういうのを
「王道ラブコメ」っていうのでは。




ドラゴノーツ 第14話 
「朋友 -違えし未来-」 !



「朋友(とも)」と戦うシュチュエーション
っていうのは萌えオタクどもが20年前に
通り過ぎた過去の遺物なわけで
リバイバルしてんすかねえ。

こういうのは双方の立場や人格、能力が
最高レベルで拮抗しているときのみはじめて
成立する、感動かお笑いぐさかの
漢2択なのですよ。
はてさて今回はどっちに転んだのでしょうか。

さて、われらがカズキくんはここで退場
とあいなったようですが、こういう
イっちゃったキャラってのは制作側も
使いやすいから再登場のセンは濃厚かと。
七回生き返るから「七生」っていう
名台詞もありますしなあ。




墓場の鬼太郎 第一話 鬼太郎誕生 △


話しの筋はけっこうむちゃくちゃ
流石は昭和30年代。
まあそんなこまいことはどうでもよくて
見終わったあとの気持ち悪さがなんとも

結局なんか行動理念のよく分からない
刑事が鬼太郎のあとを付けて地獄に
いっちゃって、その刑事の母親が
息子の敵討ちで鬼太郎を地獄に
突き落とした!第三部完ッ!
のつもりだけど鬼太郎は生きてて
母親はなんか気が触れちゃったっていう。
教訓めいたところなんてこれっぽちも
なくて、ただただめいめいかってに
行動しただけの話しという。
妖怪っておもしれー




H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~
第二刻 はやみ △



主人公の目が明くという一番おいしい
はずのシーンをいきなりぶん投げちまった
度胸に敬意を表する。

「アニ魂」枠らしく俗っぽいつくりの話しで
1クールを消費するっていうのはもう美学の
領域なのかもしれぬ、今回のキーワードは
「田舎」「美少女」「いじめ」
初心者にも優しい設定になっております。

ただ肝心の田舎の情景や美少女とかに
2話目にして歪みが見受けられるのも
アニ魂らしく、そこだけはがんばってほしい
のにねええ。




True tears
第1話 私…涙、あげちゃったから ○



総じて1話目から説明より演出を中心に
動かしてくるのは好感がもてる。
わけても「ティッシュ」を使って
「にわとり」を作るのはこちらの
下衆な想像をコケにしてくれて
気味が良かった。

キャラクタがあんまりはしゃいでいないので
トラウマがどうだらっていう世界と受け取って
おけばいいのだろうか、どうもマイセルフ&
ユアセルフ以来そういうのは食傷ぎみなので
払拭するような話しを期待してしまう。
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アニメ感想に年末年始ナシ

2008-01-09 06:38:03 | アニメ感想(07・08・09年)
狼と香辛料
第1話 『狼と一張羅』 ○



荷馬車でトコトコやるぐらいの話しの
穏やかさが心地よい。きょうびはずいぶん
忙しない話しが多いからなおさら。

それでいて退屈な話しということもなく
収穫期の畑は見ていて心が弾むし
商人のがらみの話しも興味がわくし
なによりヒロイン露出度が最高w

ただ、ホロの「人外化」のとこがなんか
誤魔化された感じを受けたのがちょっと
残念だったかも。

にしても主人公のロレンスの中の人は
つくづく変なモノに憑かれる宿命に
あるようで、ご愁傷さまです。





君が主で執事が俺で
第1話 「君が主で執事が俺で」 △



もういっこの「執事アニメ」も
そうだけど「アニメ本編」っていう
舞台にあがった以上なまなかな
パロディぐらいじゃおじさん
おべんちゃら言わないぞ。


何というか、「濃い」話しだ。
ハヤテとかだとサラっとひっこめる
パロディもけっこう踏み込んでやったり
「オタクが自分がオタクであることを
確認する笑い」とでもいおうか。
でもそういうのももうずいぶん見聞き
してきたから病もいよいよ深いなあ、自分。
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ゴルゴの声優はボーカロイドに(アニメ感想)

2008-01-08 14:09:43 | アニメ感想(07・08・09年)
あ、タイトルはいつも戯れ言です
念のため。



破天荒遊戯 第1話 「永遠のともしび」



冒頭のイケメン君Aが銃で人を脅しつけて
いるシーンがギャグなのだろうけど
あんまりにも緊張感が無いのに絶望した。
リアルに考えたら相当なはずなのに
何か見飽きたなあとか考えてしまったので
アニメ脳って怖い。

「実は魔法使いでしたー」ってのもどうかね
最近はレンタルできるぐらいうじゃうじゃ
魔法使いはいるそうですぜ。

話しの内容理解どころかキャラへの感情移入を
阻むぐらいに途中のむだばなしを切り捨てるのは
まあ確かに破天荒かもー
気がつけばいい男2人をはべらせてましたって感じ
足りないのは肝心のおもしろおかしい演出かと
「桃華月憚」ぐらい狂えるかなあ。




シゴフミ 第1話 「コクハク」 △



告白?酷薄?



電撃文庫原作伝統の「死神もの」だけど
こういう作品は「空気」が大事だと
思っているので、そういう意味なら今回は
及第点はあるかと

「死者から手紙が来る」ってのがキモって
ことなのだろうけど、今回は
純粋に話しの進行のためのアイテムって感じ。

最後のサプライズはなかなか予想しがたし
そういう「空気」を醸造していたから
なんとか受け入れられたかと、この展開を
予想できてた人は病んでるねえ
次話でそのあたりの「説明」ってことかな。

あと関西弁でない「植田佳奈」さんの声って
ひさびさに聞いた気がする。




ARIA The ORIGINATION 第1話
「その やがて訪れる春の風に…」 △



年明けに「アウグーリ ボネーノ」
とか言った奴、一歩前へ。



冒頭がアイちゃん(視聴者)への
報告から入るのは奥ゆかしいというか
のんびりしてるというか。まあこんな
アニメですってすぐ分かるわけね。


三大妖精のお仕事ぶりの報告回と
初見の人達のための説明込みってとこかな
わけてもアリシアさんですねー
あの人の場合「雪を降らせる」ことぐらい
なんでもないような気がするから怖い(笑
あーでもAQUAだとムチャすれば
できなくはないのかなあ。



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京アニの手先(アニメ感想)

2008-01-07 06:08:43 | アニメ感想(07・08・09年)
ロザリオとバンパイア 
第1話「新生活とバンパイア」



生産性のないパンチラ



「一騎当千」なんかだとまだとってつけた
ような戦闘シーンがあるからパンチラとかに
なんぼか必然性があるのだけど
ことあるごとに変わりばえのしないアングルで
必然性のないパンツィラを主張するのはどーか
まあ正しい中二病アニメかと。
少し「みなみけ」とか「こどものじかん」
とかに分けて欲しかったねえ。





ハヤテのごとく! 第40話
おせちもいいけどハヤテもね ○



原作準拠の回ってことらしいのだけど
あいも変わらずの超展開
アニメーションでももうほとんど
シュールな領域に入りつつあるのに
漫画だと誤魔化しがきくのかなあと
原作未読組は思いました。


>Bパート

ひさしぶりに「深夜34時枠」で
あることを主張した回。
ハヤテだと体のラインがはっきりする
のはマレだから価値のある絵だったかと
お姉ちゃんづらするだけはあるぜ。





俗・さよなら絶望先生 第1話
「ほら、男爵の妄言」
「当組は問題の多い教室ですから
どうかそこはご承知ください」 !



Aパートとかの展開のシュールさを
取り上げてみてもいいけど、ぜんぱんに
「はじまったばかりだからまだ元気でーす」
ってのをひしひしと感じますな。


Bパートは「普通ってゆーな」日塔さんを
使ってクラスメーツの紹介という絶望先生に
しては珍しい親切な説明。トロイメライに
歌詞つけて歌うのはセンスがいい。

まだ「ただ変」ってレベルを抜けていない気が
元気がある内に「ものすごい変」なことを
するのに期待してます。




みなみけ ~おかわり~
第一話 温泉、いただきます △ 



去年のみなみけは絵がサッパリしてる
ぶん、挙動とかでメリハリがついていた
けど、おかわりはいかにもアニメっぽく
やや濃いめに仕上げている感じ。
そういう文脈だと今回のようなしっとり
した「温泉回」なんかだとそう悪くはない
かなって感じた。

ただ、それこそ一年中温泉に入っているわけ
にもいかないから、「平凡な日々」のほうを
もうちょっと見てみないと評価はできないかも
しれないとは思った。
とりあえず内田が放置プレイされていたのは
安心したw
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新春企画「すばらしき駄ニメの世界」

2008-01-04 05:32:44 | アニメ感想(07・08・09年)
まあ読んで字の如く「駄ニメ」ってのは
「駄目アニメ」の略のことで、いっそのこと
周りの皆さんのようにアニメアォーズよろしく
「駄ニメアォーズ」でも若さにまかせて
やってみようともチラリと考えましたが
自己完結程度が相応しいかと考え直したという
次第で。




07年度駄ニメ展望


06年度は「MUSASHI」「だっぼん
キャベツ」などの歴史に名を残すような
駄ニメが続々と輩出されましたが
今年度は一見して駄ニメ魂をふるわせるような
怪作はなかった、といっていいのでは
ないでしょうか。
これは、制作サイドがとりあえず最低ラインは
維持できる体制が整いつつあるということ
ある種の「誤魔化し方」に熟練してきたこと
などが要因にあると思われます。




「萎え要素」で見る07年度駄ニメ


邪気眼→Venus Versus Virus
~ヴィーナス ヴァーサス ヴァライアス
など


某小説新人賞の下読みの段階でこれが
出てきただけではねてしまう人もいるという
もっぱらウワサの設定。
ただしコードギアスのように効果的に
使われている例もあり、監督・脚本の腕が
大きく影響するというまさしく「諸刃の剣」
ということなのかと。現在放送中のアニメ
だと「レンタルマギカ」などが該当しますね。



忍者→ひまわりっ!!
ガイジン大好き「ニンジャ」
最近は自己主張の激しい奴が多いですよね
なにか矛盾していると感じるのは私だけ
なんでありんすか。



CGを多用してかつ説明過多→キスダム


別名GONZO病。
CGは寸を稼ぐのにも有効で、そのことを
全面否定するつもりは無いけれど
安易な表現の多用によって生じる説明不足を
キャラクタに説明させようとしてそのキャラの
個性を発揮する機会が減るという悪循環。
現在放送中のアニメだと「ドラゴノーツ」




異世界に飛ばされる→Shining Tears X Wind


現代最狂設定が「邪気眼」なら一昔前は
こちらがそれに該当。
アニメーションてのはもうそれだけで
「異世界」なわけで、それをくどくどと
押しつけようとするのが何ともほほえましい。
キスダムは最終話付近で主人公が精神世界
よろしくなところに飛ばされていて、流石は
07年度最高の駄ニメはツボを押さえていると
思います。



カンフー→獣神演武 -HERO TALES-


カンフー映画というのは「人間の挙動美」って
いうのを追求したジャンルだと個人的には
理解していて、アニメーションでそれを表現
するには膨大な手間暇が必要になるわけで
それができていたのは「カウボーイビバップ」
ぐらいかなと思っています。
駄ニメはカンフー映画の「はりぼての設定」
だけが残ってしまい見るに耐えないものに
なりがちに、それはあの北斗の拳の続編で
ある「蒼天の拳」でさえ克服することが
できなかったと思う。





とまあ悪口雑言を並べてきたわけですが
「神曲奏界ポリフォニカ」などのように
制作の要の人に不幸があったり
キスダムのように監督が逃げ出したとか
といったこともあるわけで
何でも実地にモノを作っている人達が
いちばん苦労しているという極めて
当たり前の感想がひしと感じられました。
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去年の残りアニメ感想

2008-01-03 03:06:26 | アニメ感想(07・08・09年)
プリズム・アークと総括


よく分かるアニメ経済


ヒロインはツンデレだったり
変な魔法陣出したり、叫び声あげながら
剣にオーラまとって斬りつけたり
鉄仮面だったり、ロボだったり
おっぱいだったりおっぱいだったり
↑ここ重要



ようは「低予算でどう話しを回すか」
ってことの教科書的存在だったと
言いたいわけで、でも教科書的なものの
面白さってなかなか学生当時は理解
しづらいよね、そんぐらいかな。





スカイガールズ 第26話 「それぞれの…」
と総括 ○


ほんときれーにまとまったなー
としか。
それぞれの成長の跡を1話と比較
参照しながら律儀に提示するというもの。
今時ここまでやるのはもはや演出の
ひとつと採ってやってもよいのでは。

まあ、各キャラクタにぞっこんの人は
何かすばらしい幻視でも見えたかもしれ
ないけど、私にはとりたてて「成長」した
ようには見えんかったので、感慨という
よりはちょっと面白いぐらいで。

ほんとのところは冬后さんが言ってたように
「ワーム」なんて「クエスト」なんかなしに
純粋に空を飛ぶことを楽しみたかったのでは
ないかなあと思う。

しかしそれを人に見せられるシロモノに
することの如何に困難なことかってことを
考えるとこういうカタチになったことも
痛いほどわかるわけで、そういう汚れた
大人の視点でみるとあの不純物のない空も
何かそら悲しく見えるわけで
不思議なものですね。




ナイトウィザード 13話
ハッピー・バースデイと総括 △



ここまで律儀にやりきっちゃうと
ちょっと情もわくというもの。

多メディアの安易な利用法である
「あとは他ので補完してねはーと」が
ごときなめた娑婆っ気をだすこともなく
設定なんて気にもならないシンプルな
はなしづくりで最後まで推し進めたのは
好感がもてる。

まあでもこれを見て「俺もこの世界に
参入してえ!」なんて憤るヒトもいなさそうと
考えると商業的にはどうかもってのはある
「ただアニメーションすればすごい」から
ずいぶん遠くにきたってことかもしれない。




D.C.II~ダ・カーポⅡ~
第13話 「桜笑み君想う」と総括


新年早々暗い話しになることを最初に
おわびしておきます。


なんかゲーム本編は「こそばゆい」が
テーマだとかなんだとか目にしたことが
あるのだけど、本編はこそばゆいどころか
鼻でせせら笑いするのがせいぜいといった
とこか。

だいたい話づくりに「惚れた腫れた」と
「いじめ」がでてくるともう俗臭が
ふんぷんできぶんが悪くなるのだけど
それに対して何の加虐的な意識もなく
サラッと提出してきたとこで当作品の
お里が知れるというもの。

最終話で「あ~まっかせ」とか騒いでいた
連中もけっきょくは「盛り上がればいい」
といったていの蛮族みたいな連中だと
感じていて、それはなんというか「恋空」
なんかに水分を消費する連中と大した
違いはないともいえよう。


とまあ、偉そうなことを述べては
みたものの、自分もさんざんそういう
「恋空」もどきに舐められてきたクチで
そういうのはちょっと自分の心なり
体なりが弱まっていたりするとコロッと
騙されてしまったりするから
もって他山の石とでもしておくほうが
新年ぽくていいのかもしれない。
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