さらい屋五葉 第1話 「形ばかりの」 △+
夜に見るアニメ
政之助は人前に出ると力を発揮できない(分かるなァ)性格なんで
このどっぷり闇の中の世界ではまことに都合がよろしい
けばけばしい色なんて微塵もない極色の世界
政ちゃんの団子や蕎麦をダシにフラフラ着いていく
あぶなっかしさとかなんかも現代の若者基質らしくて面白い
「東のエデン」といいターゲットの視聴者がひじょーに分かりやすく
そのことが独特な演出に繋がっていて、しかもそれがおおむね
成功しているってのはこの「ノイタミナ」枠が
誇っていいことなんではないか
会長はメイド様 第3話 「美咲は何色?天然色?」 △+
お兄ちゃん(タン)の日
カタギっぽい美咲ちゃんが「妹」を理解すべく奮闘する様は
少女漫画ってフォーマットにいかに「オタク文化」を
なじませようとするかっていうそれともとりうる
やぶうち優さんとか南マキさんとかが歩んだ道かも
まあでも美咲タンが理解に苦しむのも無理はない
変に媚を売るとかえって興が冷めてしまうしねえ
だったらいっそ「がんばって演技やってまーす」って主張
するべきでそこが彼女の魅力でもあろうし
「ツンデレ」っていう属性の魅力も「ほんとうのわたし」ていう
バックボーンがあって初めて成立するわけで
そういう意味では彼女は絶滅寸前な純粋培養のツンデレなのかも
しれねっス
デュラララ!! 第14話 「物情騒然」 △+
「妖刀だから魂が切り離せる」なんて全く正気じゃないねえw
多分いろんな刃物で試したのだろうねえ、このド変態め
ああ、なんかしっぽりな間柄になったセルティと息子の仲も
切り裂こうってハラなんかもしれないな、ガスマスクの中身は
どうなってることやら
今回はモノローグ少なめ、皆さんそれぞれに忙しかったからねえ
自己の一体感ってのは結局何かに打ち込んでいる時か
イチャイチャしている時かぐらいにしか発生しないもんな
さてさて一人語りが板についていた少女をすくうのはだあれ
Angel Beats! 第3話 「My Song」 △+
[S]すごく [S]しょうもないことを [S]する人達
「私たちの弱点はアホなこと」って言ってたけど
まあ、確かにかわいい女の娘の部屋(エデン)に多数で押し入って
情報を引き出そうとする姿はアホ以外何者でもない
そして「目覚めた」岩沢は世界外存在になったとさ
彼女が最後に歌った「バラード」は「感傷」のうた
現実を忘却する熱狂のうたではなく現実のかなしさを歌ううた
刀語 第4話 薄刀・針 ○
今まででいちばん無駄口叩かずにバトっていたねえ
でもその役は無個性が個性の主人公組ではなくてその姉ってのが
まあ、なんかひねとるねえ
天下無双のサムライとの死闘がだんご喰いながらの口上でおしまい
ってのは手抜きを通り越して笑える領域に入っているような
まあそれもこれも最強姉ちゃんの大立ち回りがあってこそ
あるいはすっかりやられ役が板についた真庭忍軍のかたたちの
犠牲に成り立っているのかもな
そのアニメーションの動きもお肉が泳ぐって方式ではなく
きょうびのアニメーションが得意とする摩擦力ゼロの超高速バトル
それがまたあのチート姉ちゃんによく映えることよ
うーん主人公やっぱ間違ったんじゃないかw