劇場彷徨人・高橋彩子の備忘録

演劇、ダンスなどパフォーミングアーツを中心にフリーランスでライター、編集者をしている高橋彩子の備忘録的ブログです。

肩甲骨をつままれる&珍しいキノコ舞踊団×plaplax『The Rainy Table』

2009-03-24 11:09:51 | 観劇
いかにも休日らしいひとときって素敵だ。

連休最終日、ビストロで友人とのんびりランチしたり
(こう見ると給食か機内食っぽいけどおいしかった)


北海道産アイスのアフォガートを食したり
(濃厚にミルキーで甘かった。↓これは別の日だけど)、


マッサージにも行った!!
肩甲骨をむんずとつかまれ、引っ張られる。
ああ、ついでに埋もれた羽根も掘り起こして~、なーんて(笑)。

平日にガンガン働いている会社員の方々とは違うのに、
なんか贅沢風味な時間を過ごしてしまったけど、こういう日もあっていいよね。

その後、珍しいキノコ舞踊団×plaplax『The Rainy Table』@シアタートラムの最終日を観る。



珍しいキノコ舞踊団ならではのガーリーなテイストが展開。
plaplaxとのコラボで、賑やかさと幻想性を兼ねた不思議な雰囲気もひときわに。
今回は、映像やら木馬やら身体を組み合わせて作るフォルムやらが、全体的に「馬」。
スクリーン上の馬がだるそうに本音を語るところはちょい辛口で、
個人的には別にあってもなくてもいい場面なのだが、
単なるポップ&キュートだけではないキノコっぽさが好ましい。

一見すると拙なくて子供っぽいのが従来のキノコの持ち味だが、
絵の展開の仕方やまとめ方に、手練れ的な巧さがあってさすがだった。
そして印象的だったのが、若いダンサーが増えていて世代交代を痛感する中、
主催者・振付家の伊藤千枝自身も踊って気を吐いていること。
そこに時の流れが感じられ、懐かしさとともに昔のことなど思い出してしまった。

原美術館の屋外でのパフォーマンスでは、雷鳴轟く悪天候だったんだよなあ。
確か傘を差して観た。シュールな感じがむしろ面白かったのをおぼえている。
あれから7年経つのか・・・

キノコは来年、結成20周年。改めて、今後の展開が気になるところだ。

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