NHK Eテレ 2011年11月28日(月)
地球ドラマチック
奇跡の生還に導く声 ~“守護天使”の正体は?~
原題:SCIENCE OF ANGELS 制作:アメリカ(2010年)
私のTVの趣味はどうやら人と少しずれているらしい。ドラマを見ることはないし、人気の作品であってもあまり興味がない。家人が知っている俳優もほとんど知らないし、どうやらとても有名で、知らない人がいないような人でさえ顔と名前が一致しない。わかるのは「○○の映画に出ていた人」というぐらいだ。さすがにSMAPのメンバーぐらいはわかるが、嵐やEXILEあたりになると全くわからない。紅白を見ても知っている人自体がいない。世間でまるまるもりもりとか言うのが流行っていたらしくて、「とってもかわいい」らしいから、あれだけは見てみようかなと思っている。
で何が言いたいかというと、職場でTV番組の話をしても通じないのだけど、この番組は絶対面白いと確信しているので、少しでも紹介したいわけだ。別に今回のが最高というわけではなく、BBCが作ったりなど、世界の有名&実力者(社)の作ったものが目白押しなので、タイトルに興味を持った時だけ録画するのもいいと思う。自分がこのタイトルを録画しておいたのは、『ついに科学番組でオカルトも取り上げるようになったのか??』と疑問に思ったからだ。そうではなかったけどね。
アメリカ同時多発テロが発生した時ワールドトレードセンターの上層階で勤務していたある男性は、避難する途中、非常階段で炎に包まれました。海中の洞窟(どうくつ)で潜水調査を行っていたあるダイバーは、水深30メートルの深さで命綱を見失いました。このように生命の危機に遭遇(そうぐう)しながら奇跡的な生還を果たし、九死に一生を得た人たちの体験談に耳を傾けると、その多くが不思議な体験をしていたことが明らかになってきました。
まさに絶体絶命と思われた瞬間、彼らは何者かの声を聞き、その声に導かれて生き延びることができたというのです。体験談を語る人の中には、亡くなった肉親が自分を導いてくれたと話す人もいれば、“守護天使”(Guardian Angel ガーディアン・エンジェル)のおかげだという人、そしてパニック状態で幻覚を見たと考える人もいます・・。(NHKの番組紹介より一部抜粋、加筆訂正)
で、この番組はそれを科学的に説明しようとする脳科学者たちの研究・実験を見せてくれたものだった。
実は、自分も説明できない体験があるし、間違いなく死んだおばあちゃんの霊に会ったこともある。それを脳の一部に刺激があったために脳がだまされた結果だと言われるのはちょっと心外だ。なのだが、この番組で描かれたこともまた一つの答えなのだろう。まぁ一言で言うなら「人間って素晴らしい」と言うこと。
極限状態に陥った人間は、生き残るためにものすごい能力を発揮するものだと言うことでもあるし、それが自然というものでもあると言うことだろう。
ある宇宙飛行士は月面上で、「私はここにいる」と言う神の声を聴き牧師になってしまった。多くの科学者も最後には科学と宗教の狭間に生きていたようにも思う。見終わっての感想だけど、別にそれが特定の刺激による脳の反応でも神様のお導きでもいいじゃないか。自分がどう考えるかは自分で決めたらいいし、科学の説明を信じながらも、神の声を信じてもいいよねって思える。とにかく見てよかった楽しい番組であった。
子どもは犬とオオカミの進化についての前後編がとても面白かったと言っている。私は人類の進化についてのがいい。まぁ皆様もだまされたと思って一度見てみたらいいと思う。こんな番組が空き時間にいつでも自由に見られるならいいなと心から思う。お金持ちになったらビデオ・オン・デマンドが使えるんだけどね(笑)
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