ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

今日の見もの(アデル)

2011年08月26日 20時15分16秒 | 見もの

アデル ファラオと復活の秘薬
Les aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec
2010年 107分 フランス

確かTSUTAYAの無料本かなんかで見たのだと思う。新しく発売(レンタル)されるDVDのCMじゃないかと記憶している。それでとても面白そうだったのでタイトルを付箋に書いてホワイトボードに貼っていた。準新作扱いになった時に80円セールで借りてきた。パッケージからもその本からも、「お金をかけた大作」臭がしていたので期待して見たのであるが、自分が想像していたのとはかなり違ったニオイだった。

アデルは作家らしい。ジャーナリストかも知れないし、冒険家かも知れないが、自分の体験・訪問記録・冒険譚などを本に書くことをしているようだ。

物語はエジプトへの冒険から始まる。本当はマチュピチュに行く約束だったにもかかわらず、エジプトに行き王家の墓を探る。同行者は宝物を欲しがるが、彼女が欲しがったのはミイラ。ラムセス王の主治医のミイラだという。そこへお決まりのライバルが現れ、絶体絶命のピンチをインディー・ジョーンズばりの大活劇で切り抜ける。

パリに戻った彼女だが、その頃パリには翼竜が現れていた。彼女の尊敬する科学者が研究を重ね、ついに死から生を復活(話が出来る?)させる秘法を見つけたのだった。その方法で博物館に展示されていた翼竜の卵から生きた翼竜を孵化させた。その恐竜がパリの空を飛んでいた。事態を重く見た警察は専門家の家に行く。そこで翼竜を発見し、彼を逮捕する。このままでは死刑になるらしい。それを聞いて慌てるアデル。彼女には双子の妹がいて、二人でテニスをしていた際の不幸な事故で植物状態になっていた。その妹を治してもらうため、ラムセスの主治医を復活させて秘薬を使ってもらおうとしていたのだった。ミイラを復活させられる唯一の人間がこのままでは死刑。彼女は絶望するが、そこはアデル、どうにかして彼を助けようと試みる・・。

フランス映画だった。メインメニューの音声選択で気づいた。監督もリュック・ベッソンと言う大物(私は知らない)、とんでもない大スケールの大作だろうと思いきや、なんとコメディ映画だった(笑)。

真面目になるのかと思えばずっこけて、馬鹿笑いできる面白さではないのだが、愛想が尽きるような低俗なものでもない。これがフランス製のユーモアなのか?? 面白くないことはないけど笑えない、品が悪くはないけど上品でもない、真面目に作られているのかと疑いたいが、イヤになるほどでもない・・と言う不思議な味の作品だった。恋人時代に二人で見に行ったなら、後でご飯食べながらなんやかやと話できて、こき下ろしたり評価したりと色々なネタになるだろうな的な内容だった。特撮も、すごいと言うこともないが、嫌み無く見られていいんじゃないかなって言う出来。ただ、今の自分が1人で映画館に行ってまで見る映画かと言われたら、、、自宅のレンタルDVDでいいやって言うだろうと思う。

ランク:まぁ楽しめる映画。インディーとかの冒険SFものとは全く違うぞ。

この人の扱いが不思議。登場の仕方から考えて、インディー・ジョーンズの桂文珍(笑)の役割を果たすんだろうと思ったが、それ以降一切出ず、最後にちょろっと出て「次回に続きますよ」的に続編を思わせて終わり。こんな扱いでいいのか?それとこの映画、果たして思惑通り続編が作れるのだろうか。かなり興行的にはずっこけたんじゃないかと心配してしまう。

まぁこう言う話は現代のように科学が発達していない時代がいいだろう。舞台を20世紀初頭にしたのはとても良かったと思う。

さて、よくあるように、エンドロールは最後まで見てください。それも今回は2回ですぞ。

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