ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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サッカー三昧

2012年11月24日 21時03分24秒 | 見もの

それはここから始まった・・

サッカーのシーズンも終わりに近づき、これから見られなくなるのかと思うと寂しく感じていた。J1昇格へのプレーオフは、正直さほど興味はなかったのだがせっかく中継があるから見てみようかぐらいのつもりでスイッチを入れたのだった。

そこに出てきたのはレベルの低いサッカー。しかしその必死さはあの頃を思い出させるもの。あの頃・・日本サッカーがまだまだへたくそだった頃、それでもどうにか強国に追いつこうと必死だった頃、、結果はいつも負け。だけど必死だった。そんなサッカーを思い出させてくれた。

日本が少し強くなった時に、それはパランパンが思い出させてくれた。そのたびに、自分は今は昔となった時を思い出し、もう一度初心に返ろうと思い立った。

後半、林が出てきたときに私は予感を感じていた。彼は高校サッカーから見ていた。林と吉原宏太は、未だに私の中で、良い選手ながら不動のレギュラーになれなかった不運の選手と思えてならない。なぜ吉原がなれなかったのか、林が一時代を築けなかったのかが今も心に引っかかっている。

その彼はやはり予感を現実にさせてくれた。後に今シーズンの彼の出場時間を調べてみたが、けがのせいにしても惨憺たるものだった。いつも最後に点を取って運命を変える選手がこんな出場時間とは・・。やはり私には「悲運の」という言葉が頭をかすめてしまうのだ。

この試合を見て私は少し変わった。もう一度初心に戻りたくなった。

広島がJ当初に優勝(といっても半期だが)した時のサッカーはすばらしかった。トヨタカップで勝った時のアヤックスを思い起こさせた。あのすばらしいサッカーをするチームがJ2降格など、自分には本当に信じられなかった。

時が過ぎ、今はおめでとうとしか言いようがない。インタビューでの監督の絶叫、青山の大声、私は彼らの背負ってきたものを思い、泣きそうになった。野球でカープが初優勝した時、鯉番の記者はみんな泣きながら記事を書いたそうだが、それはサンプレッチェでも同じであろう。長く、そしてすばらしい時であった。

私が筆を折って2ヶ月以上たった。状況は昔と変わってない。むしろ今は悪くなっている。それでももう一度ここにアクセスしようかと思った。それも良いだろう。残念ながらこれ一度限りにならないとも限らない。それでも良いか。生きている証だと思えばそれも良かろうからね(笑)。

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