ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(ナショナル・トレジャー2)

2011年05月10日 19時12分18秒 | 見もの

ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
National Treasure: Book of Secrets
2007年 124分 アメリカ合衆国 ブルーレイ版

ナショナル・トレジャー2と書かれているけど、「DVDとBlu-ray Discがアメリカでは2008年5月20日に、日本では6月4日に発売された。ソフト化に伴いタイトルが『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』に変更された。」からだそうだ。まぁそっちの方がわかりやすいわな。

今までは英雄扱いされていた先祖に対し、リンカーン暗殺事件の首謀者としての汚名が着せられた。それを晴らすために父と子が手がかりの日記から様々に謎を解いていく。ある時にはフランスの自由の女神をラジコンヘリコプターで調べ、ある時にはエリザベス女王の執務室に入り込み机を調べる。挙げ句の果てにはアメリカ大統領を誘拐し、伝説の大統領秘密文書のことを聞き出す。それを手がかりに地下もぐり込んだ彼らの目の前に広がったのは・・・。

見始めてわかった。「これはスーパーマリオブラザーズだ!」

ダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔のような難解な謎じゃない。簡単な、と言っても普通の人にはわからないだろうが、謎を解いて進んでいくのは、アクションの入ったRPGゲームのようだ。あちこちにあるアイテムをとっていくとそれで次のステージに進める。最後はラスボスを倒してゲームエンド。しかしおかげでもう一回りゲームができる(次作につながるという意味)というおきまりのパターン。それが映画になったようなやつ。

ダ・ヴィンチ・コードのような展開を期待したのに肩すかし。インディージョーンズのような冒険を期待したが安っぽい。おまけにアメリカ人の感動する「仲違いしていた家族が最後には心が通じ合う」と言う黄金のパターンで締めくくる。次作のために47ページという言葉を残しておくことも忘れない。水戸黄門みたいで実に安定感のある展開だった。

では楽しくなかったかと言われたら、時間つぶしには良かったというだろう。見終わっての充実感や達成感はないが、心が重苦しくなることもない。娯楽映画で良いかな。まぁ絶対にあり得ないことをいとも簡単にやってのける展開を許すならだけど。

人に勧めるかと言えば、子どもが見るんならいいんじゃない。家族で見ても(小さな子がいても)悪いシーンはないからいいかも。でも封切館で並んで見たなら暴れるな(笑)というかも知れない。特に、たどり着いた地下迷宮の安っぽさはとても気になる。ブルーレイ版でなくDVDで見た方があらが見えなくて良かったかも。BDにして失敗と思うとは思わなかった。

ランク:娯楽映画として2時間楽しんでください。お気楽展開映画。

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