ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

思い出

2008年03月06日 09時42分09秒 | 写真

これってネコヤナギなの? 色が違うみたい。私の知っているものより色が濃くて豪華。美観地区の店の前にいけてあった花なので、その辺の野草とは違うブランド物の高級品かも知れない。

子どもの頃は川原でよく遊んだ。そのころはきれいに整備されていたイメージがある。大人たちが草、芝を刈ったり掃除してくれてたりしていたのだろうか。そこにあったのはネコヤナギの大群落で、川原にはネコヤナギが大量にあるものだと思っていた。あまり良いイメージはない。きれいな花が咲くわけじゃないし、むしろちょっと不気味。虫のような、虫の卵か幼虫のようなおぞましさがあった。そもそも子どもには背が高すぎる。枝も太く強く、厄介者というイメージだった。ところが久しぶりに田舎に帰るとその大群落がなくなっている。それどころか一本も見あたらない。あれほどたくさんあったのに。

そうなるとネコヤナギが愛おしい。倉敷にも、通勤途中に一本でかいのがあった。わざわざ写真を撮りに行ったんだけど、今は駆除(?)された。その木を葬った場所には新しい珈琲館が出来ている。端の方にあの木が残っていたら良かったのに。今もそう思っている。

マンサクはあまり見た覚えがない。田舎の隣町に行く道すがら、山吹の大群落があった。あれも今はなくなっているみたい。淋しいと言うよりおかしいと感じる。日本の伝統的な植物って今はもう死滅してしまったのか? 怖い気がしている。

日記@BlogRanking