教室の玄関は狭い(笑)
入れ替わりの時間帯、
帰る人とこれからの人、
玄関でカチ合うと、
互いに譲り合う。
よくある光景だと、
帰る人が玄関ドアを開け
ドアが閉まらないように押さえ、
これからの人が
その隙にサッとドアをくぐる。
出来た子は
その時にそれとなく会釈したり、
「ありがとうございます」と言って
開けてくれたお礼を言って通り過ぎる。
が、ほとんどの子が
それに気づかずに
無言で抜けてしまう。
「ありがとうだね」
とこちらから振る時には
帰る人は扉は閉まり外に。
当たり前のこと、
当たり前に気付けるように
なってほしいなぁ
と思うことしばしば。
そんな中、
事件(笑)は起きた。
Aさんの帰り際、
次のレッスンのSくんがやって来た。
Aさんが玄関ドアを開け外に出て
玄関ドアが閉まらないように押さえると、
Sくんが通る。
と、通り過ぎがてら、
「どーも」と言いながら抜ける。
出来た子だ。
と感心して見ていたら、
Sくん、体の方向を外に出たAさんに向け、
「ありがとうございます」
と頭を下げた。
きゃー!
Sくん、すごい!!
通り過ぎながら
ではなく
わざわざ体をAさん向けて御礼。
エラい!
それからSくん、
Aさんが押さえいたドアを
今度はSくんが中から
閉まらないように押さえ待つ。
?
と思って見ていると、
Aさんが
「失礼しまーす」
と私に挨拶して去る。
それを見送り、
Sくんがドアを閉める。
えー!!
Sくん、神対応!
確かに
ドアを抜けてそのまま閉めると、
Aさんと私の間を
勝手に終わりにすることになる。
だから、
Aさんと私が挨拶を済ませるまで
ドアを閉めずに待っていてくれた。
なかなか、なかなかですよ。
小学生男子。
Sくん。
スンバラシイ!