Pachiriの「きままに撮り歩き」

撮りたい時がシャッターチャンス!

初冬の阿蘇

2012年11月29日 | 阿蘇
 11月28日。日の出は6時50分、雲海を期待して6時頃に大観峰に着きました。内ノ牧付近から星空が見えていたので諦めてUターンするか迷いましたが2回連続の負け犬では悔しいのでそのまま突っ走って来たのです。着いてみると、案の定快晴の無風状態。加えて真っ白い霜が降りていて手足が冷たかった。今年の内、何回目の空振りかな。懲りない自分が寒空下におりました



折角なので根子岳を街の灯りに乗せて撮りました
阿蘇の涅槃像。お釈迦様はまだ寝ておられるようです

 

日が昇り、朝靄が広がり次第に白い世界へ



若いカップルが盛んに撮影開始

 

こんな霜柱は久しぶり

ミルクロードで見かけたトラクター

 



番外ですが紅葉にヒマワリ
菊陽町に咲いていました。突然の霜でしんなりです


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亀蛇(きだ)が舞い、馬駆ける。八代妙見祭

2012年11月24日 | お祭り

 11月23日。4年ぶりに八代神社(妙見宮)秋の例大祭へ行きました
九州三大祭りの一つとされ、神幸行列は国の重要無形民俗文化財に指定されています。飛沫を上げながら河原を駆け抜ける勇壮な馬と亀蛇の演舞が呼び物。今年は時々雨が降る生憎のお天気でしたが1日中愉しめました

飛沫をあげて勇壮な河原走り
これを撮りたいために県外からもカメラマンが押し寄せます
早朝から場所取りしないと良い場所は確保できません
自分はスナップ撮影を終え、途中からやっと空席をゲット
しかし、背景に坐るでもない大きなブルーシートがあり
ファインダーから外さねばならず
人の頭越しで撮るため限られた範囲の数秒間のシャッターチャンスに一苦労
我がままな愚痴です
 

桟敷席前を走る
水被り付近へ陣取れた頃は既に薄暗くなっていて正攻法の撮影を断念
スローシャッターでの流し撮りに挑戦。しかし被写体が上下左右に動きます
狙い所の馬の顔を止めるには至難の技。全体が流れたりピンボケの山
イマイチの1枚です


亀蛇の演舞
亀と蛇が合体した想像上の動物で怖い顔をしていますが、なんとなくひょーきんで人気者
中には何人入っているのか分かりませんが重くて大変でしょう(100Kg超とか)
観客席へ登ったり、ぐるぐる回転したり大サービスでした。アンコールまで付きました
「くまモン」も顔負けでしょう
 

時間は遡って、JR八代駅前広場
河原へ行く前、ここですべてのグループが演舞を披露します
ここを撮影の起点にするためJRで八代入りしたのです
ただ会場は鉄パイプで囲いがしてありとても気になります
馬が駆け回るので仕方がないのですが、数年前までは駅前の道路を走っていました




突然煙幕が
駅裏の製紙会社壁に描かれたポスター。駅正面から見えるようになっています
SLが到着し、このように異様な光景になりました

 

 突然の雨
大事な傘鉾にビニール掛け
想定内の雨、皆さん準備は出来ていたようです

 

神社近くの歩道で
裃にレインコートが珍しい

 

 出番前の稚児たち
緊張の表情です


 ありがとう、お父さん


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鼻ぐり井出(菊池郡菊陽町)

2012年11月22日 | 川、海
 11月18日。菊池郡菊陽町曲手で「鼻ぐり井出祭」がありました
井出は灌漑用水路で菊陽町馬場楠~熊本市大江渡麓までの約13kmを言い、加藤清正公が築造したとのことです。現在も181haの水田を潤しています
尚2008年にも同様の記事を書いていまして今回は2回目です



公園化されていて駐車可能。左手眼下に鼻ぐり井出が延びています
 加藤清正公の烏帽子と鼻ぐり井出の水の渦をモチーフにしたのでしょうか

 

 ところで、「鼻ぐり」ですが
牛の鼻輪を通す穴のことです↑の写真のような

 



カマボコ型の井出(水路)。これが公園広場から見下ろした「鼻ぐり井出」です
隔壁に開けた水流穴が鼻ぐりに似ています。なるほど見えてきました
阿蘇を水源地にする白川はヨナ(火山灰)を運んできて川底に堆積して、排出するのが大変
そこで水力を利用して渦を巻かせて次々に下流へ排出するように考案されたのがこの井出です
この日は年に1回だけ水が堰き止められて中を見学でき、ご年配のボランティアガイドさんから
詳しく解説をして頂きました

 

 これは今年の夏、たまたま撮ったもので水が流れていますね

 

 今日のお祭りでは見学者のため井出へ下りる階段が設けられました

 

 早速、鼻ぐりへ入って探検してみましょう
狭い所は中屈みにして通り、注意しないと頭をゴツーンとやります
ところどころ補強してあります

 

なんだか内視鏡で体内を覗く感じです

 



上を仰ぐとぽっかりと穴が

 



崩壊していて只の水路の区間もあります 
鼻ぐりは当初約40基あったらしいのですが現在では24基を残すのみです

 



作業用の階段でしょうか


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県庁プロムナード

2012年11月19日 | 街角の風景

 熊本県庁へのエントランスには銀杏の木が並んでいます
紅葉の時期になると多くの人が訪れ、憩いの場となります
ここはいつ頃からか「県庁プロムナード」と呼ばれるようになりました
フランス語は心地よい。そういえばシャンソンに♪枯葉よー♪もありますね

既に見頃は過ぎていましたが、しばらく愉しんできました 11月18日



県庁ホールから窓越に
駐車、トイレも使えるなどのサービスに好感が持てました(休日だけかもしれません)


 

黄色いジュータン
落葉が終わってからの取り除きでしょうか


解放感いっぱいで子供たちは大はしゃぎ




良い光景です 

 

 透過光に映える大きな葉に銀杏の葉が落ちていました

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熊本城の秋

2012年11月17日 | 熊本城
 熊本県立美術館分館で開催中の写真展と
秋の熊本城周辺の撮り歩きです (11月16日)

紅葉と城壁に囲まれて

 

秋の空に浮かぶお城

天守閣から見下ろす
なにやらチャンバラがあっていて人垣ができていました

 

 

本丸御殿へ通じる石段


肥後菊花展
存在を誇示しているようですね。他にも何種類かありました
竹の丸ゾーンで

 

お天気も良く、園児の元気な駆けっこや結婚写真前撮りが見られました
二の丸広場

 

熊本県指定重要文化財、旧細川刑部(ぎょうぶ)邸前の大イチョウ

 

 庭の玉砂利は綺麗に掃かれ、紅葉も見頃



中へ入ってみました
武家屋敷の部屋から見た秋の風情
撮影禁止のおふれはありません

 

 肝心な円窓を写していませんね
他にも数部屋あり、当時の生活や文化の一端を観る」ことができました


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天草へ

2012年11月13日 | 旅行

 毎年親類グループ(8名)で小旅行に行きます
今年は天草でしたが天草市本渡~上天草市の狭い範囲

目的は呑み会なのです。小雨に煙る二日間でしたが記録写真は
撮りましたのでアップします。天草の観光宣伝に寄与かな

 天草キリシタン館
本渡の高台にある殉教公園に所在していて「天草・島原の乱」を中心としたキリシタン史が
展示してあります。H22年7月にリニューアルされ、バリアフリーも随所に施されていました
ご覧のように駐車場からのエントランスはエスカレーターです

 

 天草四朗像
何を指しているのでしょうか

 



入館すると正面に石像と”くまモン”がお出迎えです
作者と偶然会うことができました。本渡の写真家です
了承を頂いて掲載します

 

エキゾチックですね
夜は灯されるのでしょう。ここから本渡の町が一望できます

 



国指定重要文化財「祗園橋」
多脚式アーチ型石橋です。この付近は天草の乱の激戦地だったとのことで
毎年10月第四日曜に
殉教祭が催されます

 

 本渡歴史民俗資料館へ
天草の歴史と民族展示です

 

 二階へ行くと。懐かしき裕ちゃんの映画ポスターが
天草秋季特別展 「天草ー映画の時代」の一枚です。この他沢山のポスターがありました
昭和30年代には天草には40を超える映画館があったそうです
その歴史と天草で撮影された映画の紹介は12月28日まで。入館無料です

 

 映写機

 

 寅さんの映画が上映されていました
一映画にフイルム数巻あり、途中で取り換えねばなりません
残念ながらチョイ見でした

 

 1950年代の電気洗濯機。手回しで絞ります
”三種の神器”白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫の一つです
これで奥様業は大いに楽になりましたね

 



帰りに寄った維和島の展望所から
大矢野島から維和島へ架かる西大維橋が見えます

 



これは東大維橋
維和島に渡るにはこの二つの橋を渡りますが、道幅が狭いのが難点

 



「藍のあまくさ村」の天草四朗像
キリシタン館の像とはえらい違いです。健康優良児風
そのはず、ここは海産物のお土産店なのです
今夜のお酒の肴として、名物の竹輪を買いました


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五家荘の秋

2012年11月09日 | 山村の風景

 11月8日。五家荘(ごかのしょう)へ紅葉巡りと歴史探訪をしてきました
当地は平家落人の伝説が残るところです

旧泉村で、合併後は八代市泉町になりました。一昔までは秘境でしたが現在は”手軽に”車で行けます。とは言え、狭い道やカーブが多く運転未熟者にと
っては厳しいです。安全のため昼間でもライトを点灯して走り、窮屈な車の離合も度々です

紅葉はピークを過ぎた感じでしたが十分秋を満喫することができました
紅葉祭の最終日の11日は一方通行の交通規制がありますので行かれる方はHP等で確認する必要があります。それよりもお天気が下り坂のようですね
 

せんだん轟
午前ですが日がたっぷり注いでいて虹も発生していました
八代市泉支所側をアプローチにしました
 


左座家(ぞうざけ)
平家の落人伝説とは別の菅原家の落人とのこと
平家の落人屋敷跡としては別に緒方家があります
手前の電柱?は興醒め。ルート変更とか工夫はないのでしょうか 

 

 連子(くれこ)古代のの里
平家の落人が都を偲んで舞ったと伝えられる久連子踊りの劇場もあります
初めての所でしたがメイン道路から引き込んでいて道が狭いです
イベントなどがある時は大変でしょう

 

 久連子鶏
古代踊りにはこの鶏の尾羽が使われます
鶏小屋に十羽程いました



 

樅木の吊橋
二連になっていて、上が「あやとり橋」下が「しゃくなげ橋」
ここは先日K紙に載っていた所です

 

 

 「五家荘平家の里」の能舞台
平家落人の伝説を伝える資料館もあります



 

「平家の里」内にあった藁屋根に紅葉を入れてみました



 

今回最後の訪問地「梅の木轟」
五家荘では滝のことを轟(とどろ)とよぶそうです。滝はこの近代的な吊り橋を渡って
約300m先の下にあります
 

 

 吊り橋から下を覗くと、”紅葉の花火”が幾つも





これが「梅の木の滝」付近
日が当たらず薄暗い感じです
吊り橋が無い頃は「幻の滝」とも言われていたようです
右上が滝のメインで38メートルの断崖になっています

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有明のサンセット

2012年11月07日 | 川、海

11月3日の続き。玉名からの帰りは遠回りになりますが有明海沿いにしました
目的は海苔ヒビを照らす夕景です

到着したのが日没寸前。もっと良い撮影ポイントがあるのですが
時間は待ってくれませんから自分好みの第二ポイントから撮影しました

島原半島側へ沈む夕日
右は普賢岳

干潮時で海苔ヒビが浮かんで見えました





帰り船
輝く海原に入ったところを狙って撮りました


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玉名で土俵入り

2012年11月06日 | お祭り

 玉名市にある蓮華院誕生寺奥之院で大祭がありました 11月3日
目玉は新横綱「日馬富士」の奉納土俵入りです。子供相撲大会も開催され現役力士たちとのぶつかり稽古もあり、深山に終日歓声がこだましていました。九州場所開催前ですが大相撲と縁の深い熊本へ足を伸ばしてくれた力士たちへ感謝です

紫燈大護摩祈祷




参拝者をお払い

 

土俵入り
反対側に陣取ってしまい、後ろ姿を撮る羽目に
途中で気づきましたが時既に遅し

 

終わった後です

 

 

大梵鐘祈願
直径2.88m 高さ4.55m 重さ37.5tから発する響き音には迫力があります

 

胸を貸す横綱
怪我が一番心配
土俵入りでは見せなかった足袋を履いて
取り組む前には必ず塩をまく程のこだわりに感心
三力士で小学生150名を相手にしてくれました

 

太刀持ちの安美錦関
笑顔が良かったです

 

露払いの旭日松関
小学生が力士を裏返し!。サービス満点


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秋の東北周遊 2/2

2012年11月03日 | 旅行
 東北の旅も後半(26日~27日)です
岩手~秋田~青森~岩手(花巻温泉泊)~平泉~帰路

のルートです。食って寝てバスで移動の繰り返しで少々疲れ気味。かと言ってバスでのうたたねは出来ません。面白いものがあるかもしれず、常時撮影
スタンバイなのです

岩手県 八幡平(はちまんたい)中腹付近
11月6日~4月19日まで冬季通行止めになるようです


秋田へ移動中に見たマル佐の文字。佐竹姓と関係があるのかな
秋田は永い間佐竹氏により治められたのです
何故秋田に美人が多いのか。佐竹氏が茨城から秋田へ国替えを命ぜられた時
多くの美人を一緒に連れて行ってしまったからと言われています
では茨城には美人が少ないのか。誇大伝説でしょう

 

秋田と言えばリンゴ
この瑞々しさ。一人2個のリンゴもぎ取り体験
あとはお土産店へ誘導されましたけど

 

 十和田湖
青森と秋田にまたがる湖で日本の湖沼では12番目の面積
高台からの眺望ですが、物足りません

 

湖畔へ移動
紅葉をバックにヒョウキンなスワンボートの顔を重ねました

 

十和田湖のシンボル、乙女の像(ブロンズ)
詩人・彫刻家である高村光太郎の最後の彫刻作品とのことです

 

 昼食は秋田名物きりたんぽ鍋
味と口当たりもよくヘルシー。アルコールは我慢

 

青森県十和田市にある奥入瀬(おいらせ)渓流にある「石ヶ戸」
桂の木で支えられて岩屋(石でできた小屋)になっています
駆け足の散策では写欲が湧かず撮ったのはこれだけ

菊池渓谷のようにカメラマンが多く見られ、ここもじっくり訪れたい所でした

 

城ヶ倉渓谷の紅葉
長さ360m高さ120mの上路式橋からの眺望は圧巻でした
このあと花巻温泉泊
 



世界遺産・中尊寺(岩手県平泉町)
金色堂新覆堂。この堂の中に金色堂が入っていて保護されています。ややこしいのです
 

 



これが金色堂
1124年の造立。眩いばかりの金色で、極楽浄土を表しているそうです
撮影禁止なので案内書から撮りました

 


松尾芭蕉像
「奥の細道」の雰囲気です


 

中尊寺の道路沿いにあった花の堂 



最後の観光地の「厳美渓」です。岩手県一関市
奇岩・怪岩の絶景が広がります


 ほんにょ(稲の棒架け)
一本の稲杭に稲の束を積み天日干し
熊本あたりの干し方とは違いますね。夜に見たら人に見えそう
この光景も農家の後継者不足で姿を消すかもしれないとのこと



 東京タワー
羽田へ移動中にちらりと見えました
スカイツリーに何かと話題の座を奪われましたが、こちらが温かみがあって良いですね




長い旅お疲れ様でした
これは花巻温泉のホテルの方々です
バスがホテルの前を方向転換する際、皆さん場所を変えて

反対側のお客にもご挨拶です
接客が良くて今回1番のお宿でした。こちらこそ有難うございました

フー、ブログでの旅も終わりです

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