ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME9 IV:Mount Doom

2007-04-11 00:02:44 | Tolkien・HoME
クリストファーさんによると,お父さんは,指輪棄却のシーンは,他のシーンより早い時期からできていたのだろうと言う事です。(確かに,ビンゴの時代から,かなり近い下書きを見てきましたね) フロドはようやく滅びの罅裂に来るけれど,自分では棄てられず,そこへゴラムがやってきて,それを取って,自分もろとも落ちてしまう。。。

今いよいよ終りの近付いたハリポタと妙に重ね合わせてしまいます。すみません;ファンなもので。。そう,決まっているんだよね,1番大事なシーンは。。。

<下書き>
「旦那さま!」とサムが叫ぶと,フロドはサムが聞いた事のない,はっきりとした力強い声で
I have come. But I cannot do what I have come to do. I will not do it. The Ring is mine.
と言って消えてしまいます。サムは,はっとしましたが,その時たくさんの事が1度に置きます。誰かがサムを乱暴に叩き,足を取られ,頭を石にぶつけ,倒れてしまいます。
そして,遠くでフロドが指輪をはめ,その瞬間バラド=ドゥアが振え出し,冥王が彼に気付きます。怒りに火が付き,恐怖の黒煙が立ちます。軍隊は動きを止め,大将達は戦う意思を奪われ,国中の全てが震え出します。奴隷達は怖気付きます。しかし,全ての物が山の上の大きなパワーに曲げられ,叫びが起き,ナズグル達が一斉に滅びの山へ向かいます。。。
</下書き>

その他正式版と違いのある所と言うと,この章の始まりの朝,フロドが起きて,サムに"I can manage it, I must."と言った直後の事です。

<下書き>
彼らは穴から穴へ,北の方角から隠れるように進みます。フロドは,「これではあと1日か2日で疲れきってしまう。行かなくてはならないのなら,危険を冒してでも,道を行った方がよい。」

"I can't manage it. It is such a weight to carry, such a weight."の後,
サムはわかっていましたが,なにか励ましを,と思って「少し荷を軽くしましょう。真っすぐ登りましょう。どうしても必要でない物は持って行かないのがいいです。」 フロドはちょっと考えて「もちろん! 欲しくない物は置いて行こう。空身で行こう。」彼はオークの盾,兜,ベルト,灰色のマントまで捨てます。
サムはそんなフロドを見て哀れに思いました。
</下書き>

これが,サムが指輪を持ちましょうと言う話に変わるんですね。

クリストファーさんによると,指輪棄却により,サムは最初,また召使いに戻れる事を大変嬉しく思ったのだそうですが,これは削除され,ゴラムを許そうという話に変わったそうです。

と,いう事で意外?とあっさり終わってしまいました,最大のクライマックス。やはり,最も大事なシーンは最初から決まっているから,うだうだ下書きはないという事なんですね。。(最終巻発売を3ヶ月後に控えた時節柄,ついついため息ハリポタファンでございます。)


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