ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

たったの1日で完売?

2004-11-27 02:24:55 | Tolkien・映画
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」コレクターズDVD ギフトセット,たったの1日で完売。

そうなのですか。私は最初から参加しておりませんでしたが。
私はUK Amazonで購入予約しております。£27.22,現在日本円で約5,293円,日本版の約1/3の値段です。しかも,来月にはROTK SEEを鑑賞できます。いい事ずくめです。
それにしても,何故5000セットしか売らないのでしょう? 何故,日本のamazonでは売らないのでしょう? しかも何故2月まで発売できないのでしょう?
私はたまたまLOTRについては,頭の全てのデータベースを英語で持っている上に,某日本ではマイナーな俳優が演じるキャラのファンである為に,DVDに関する環境は整っていて,UK版で全然構わないのですが,ずっと日本版を読んできた正統派ファンにはあまりにキツイ仕打ちですよね。

29日には,US公式サイトで6分間のフッテージが出るそうです,が,6分。。。新しいシーンは一体どの位なのでしょうね? 私はPJのお話やインタビューなどで4分位は割かれてしまうと踏んでますけど。。。

The Hobbit CD : The Last Homely House

2004-11-27 01:44:56 | Tolkien・Hobbit
Chapter 3: A Short Rest
ビルボ,ガンダルフ,ドワーフ達は,しばらく広い荒野の緩やかな坂道を進んでいきます。ガンダルフの髭が道を指し示したような事を書いてありますが,便利ですね。彼らはやがて狭い谷間に入り,やがて裂け谷に到着。

最後の憩館の主エルロンドは,たくさんの物語に語られる英雄の1人です。彼の家はパーフェクトだそう,で,物語を語るにも歌を歌うにもよい場所,とあります。食べ物などもたくさん頂きました。
エルロンドは,ガンダルフとトーリンがトロルの住処から持ってきた剣を見ると,それは昔ゴンドリンという国で作られたもので,それぞれ,グラムドリング,オルクリストという名前という事を教えてくれます。面白い事に,何かある度に袋小路屋敷のおいしい物を思い出すビルボですが,最後の憩館にはずっといたいなあと思うんですね。
エルロンドは夏至の夜にはなれ山の地図を見ます。月明りに浮かび上がった文字(こういう仕掛けの文字はモリアの入口にもありますね)を読みます。それには,
"Stand by the grey stone when the thrush knocks and the setting sun with the last night of Durin's day will shibe upon the key-hole."
と,ガンダルフがスラインにもらった鍵の使い方そのものが書いてあるのですが,誰も気づいてない?ようです。てゆうか,トーリンが,"Durin's day!"と聞いて激しく反応したんですね。トーリンによると,ドゥリンの日とは,ドワーフの新年の事で,秋の最後の月の事,のようです。
夏至の夜と言えば,アラゴルンとアルウェンの結婚式のあった日ですね! この頃,エルロンドの家に10才のエステル君が住んでいたはずですが,10年後に出会う運命の女性と,78年後のこの日に結婚するなんて,まさか夢にも思ってなかったでしょうね。

Chapter 4: Over Hill and Under Hill
最後の憩館を出ると,霧ふり山脈に入り道は険しくなります。ここはかつて悪い支配者が邪悪な生物を住まわせた場所。ガンダルフやエルロンドでも迷う事があります。

険しい山道で,彼らは嵐に見舞われましたが,フィーリとキーリがちょうどよい洞穴を見つけます。ガンダルフはその洞穴の安全性を疑っているようですが,とりあえず休む事にしました。グローインとオインが火を起して皆休みますが,ビルボは気が付くと,ポニー達が次々と消えていきます。彼は大声(ホビットなりの)をあげました。彼らは洞穴の主のゴブリン達と戦います。ガンダルフがいません。

ビルボとドワーフは,ゴブリンに捕まってしまいました。ゴブリン達は彼らの荷物を奪い,ポニーやロバを食べてしまいました。ここでトールキンさんのテクノロジー批判というかテクノロジー嫌いが炸裂。(笑)人間が戦争で使うようなエンジンや爆薬は彼等の発明したのかも,と。彼はLOTRでもサルマンをテクノロジーを象徴するものとして,最初に悪に誘惑されるものと描いてますね。その一方で,パランティアなどは邪悪な使い道もあるけれど,ピピンのような若い人が新しい使い方を思い付いていくものだという事もわかってます。

話が逸れてしまいましたが,トーリンがオルクリストを出すと,ゴブリン達は興奮し,怒り出します。ここでガンダルフが救助に現われます。トーリンのオルクリスト,ガンダルフのグラムドリングのパワーでなんとかゴブリン達と渡り合います。
そしてなんとか逃げ道を見出して脱出の途中,後ろからいきなり襲ってきたゴブリンに慌てたビルボは岩に頭をぶつけて気を失ってしまいます。

Chapter II : From Hobbiton to the Woody End (2)

2004-11-27 01:06:37 | Tolkien・HoME
今日は,トールキンさんの書いていたものが,ついに「続ホビットの冒険」でなくなった,貴重な瞬間を見る事ができましたよ。

‥フロドが「蹄の音が聞こえる」と言います。ビンゴは「すぐに隠れた方がいい」と言い,オドとフロドは道の下の穴へ,ビンゴは指輪で姿を隠します。近づいてきたのは白い馬でした。鞍の上には何やら塊のような,灰色の服を着た小さな男が座っています。彼は頭をフードで覆い,目だけ出していました。
馬がビンゴの所に来ると,その男はくんくん臭いを嗅ぎます。彼は突然笑い出し,ビンゴの名を呼んでフードを投げ捨てます。それはガンダルフでした。(この当時ガンダルフは小さかったんですね)彼は隠れていたオドとフロドを呼び出しました。ビンゴも姿を現しました。
どうして自分達の居場所がわかったの?と聞くビンゴに,ガンダルフは,魔法を使ったんじゃなくて,丘の上から見ていたんだよ,と言います。

なんと,これが黒の乗り手の最初のアイディアだったんですね~。「臭いを嗅ぐ」という行為は,ガンダルフオリジナル(笑)だったんですね。

ところが,ここで,トールキンさんを思わぬアイディアの嵐が襲ったようです。前の章で,「話が勝手に意図しない方へ動き出した」というのは実はこの事だったんですよ。
そして原稿の「白い馬」は,突然「黒い馬」に書き換えられました。「灰色の服」は「黒い服」に,「目だけ出していた」は「顔を全て覆っていた」に変わります。

さあついに「脱ホビットの冒険」となりました。次はかなり進んだ長い原稿が出てきます。

Three's Company and Four's More
(クリストファー氏は,Four's Moreの意味はよくわからないと言ってます)
(ビンゴの誕生日パーティの後)オドとフロドがビンゴを待っています。オドは「ビンゴが食器棚にでも閉じ込められてなければいいけど」と言います。「心配する事はないだろう。」とフロド。
そこへ突然,笑い声が。何とビンゴは指輪で姿を隠していたのでした。そして彼は2人に「準備はできたか?」と尋ねます。「マーマデュークの所の所に寄って行くんだよね」とオド。でも「まず寝るのにいい場所を探そう」(やっぱピピンだ(笑))しかしフロドは,「夜のうちに少しでも進んでおこうよ。星の下を歩くのは楽しそうだ」するとビンゴは「フロドに1票」と言い,彼らは出発します。

そして彼らは緑丘陵を抜けてシャイアの南部に出て,ビンゴは農家の灯りに手を振り,途中で質素な食事を摂り,また歩き出し(オド気が向かない様子(笑))東街道から出て末つ森(おお,今度はWoody Endになってます!)バック郷へ向かいます。‥

それにしても,ビンゴはやっぱしコミックキャラですね。それに対してこの時点で既にフロドが1番賢そう。さて主人公はいつ,どうしてフロドに変わるんでしょうかね? ‥‥とは言っても,このまましばらくビンゴ主人公で続くようですので,様子を見ましょう。

Run!Run!Run!