ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

A Wizard of Earthsea : Warriors In the Mist

2004-11-20 22:47:17 | ゲド戦記・Le Guin
今回は,翻訳版は持ってないし,映画はないし,読み聞かせしてくれるネイティブ・スピーカーもいません。‥なので,かなり失礼な勘違いもありそうですが,どうかお見逃しを。。。。
映画はない,ですが,何とこのタイミングで,アメリカでですが,ドラマ化されるようですね。それを知ったのはこの本を注文した後ですので,まあなんという引きの強さ(笑)なんだろうと思いました。

とりあえず,最初の1章を読みました。私の理解したあらすじはこんな感じ。

Gontという島の,Ten Aldersという小さな村で,物静かな鍛冶屋の第7子として,Dunyという男の子が生まれました。彼のお母さんは彼が1才になる前に亡くなってしまいました。誰も温かく面倒見てくれなかったので,彼は野放しで荒々しく育ちました。ある時,彼は呪文で山羊を操れる事を発見。それを見ていた彼の母方のおば,実は魔女だったのですが,その後彼に魔法を教えるようになります。
Dunyが12才の時,Gontの南側にある強大な帝国Kargの戦士がGontを侵略します。Ten Aldersの村人は,勝てる見込みはあるとは思いませんでしたが,とにかく戦える者は武器を取って迎えます。Dunyはその時,村を霧で包むという魔法をかけます。Kargの戦士達は人数は圧倒的に多かったにもかかわらず,この霧によって,村人に思わぬ攻撃を食らい,結局Ten Aldersを攻略できず,逃げてしまいました。
その後,Dunyは正気をうしなってぼーっとしていた所を発見されます。彼は自分の力以上の強力な魔法を使ったからこういう事になってしまったようです。その時,Re Albiから来た高名な魔法使いOgionがDunyを治します。OgionはDunyのお父さんに頼んで,彼が13才の誕生日を迎えた日に,彼をGedと名付け,連れていきました。

ここまで読んで,早くも,今まで慣れ親しんできたHogwartsの先生や生徒や,Middle-EarthのIstariや,Chrestomanci等,イギリス出身の魔法使い達とはちょっと違うなあという印象を受けました。
私は今の所,Ursula K. Le Guinという人が,アメリカの西海岸で生まれ育った(本の背表紙に裏に書いてありました)という以外,どんなバックグラウンドを持っているのかも,何も知らないのですが,ここに出てくる魔法使い(今の所,いちおう2人)は,何かネイティブ・アメリカン(アメリカ・インディアンの事です)の呪術師を思い出させたような気がしました。Gedのおばさんの雰囲気(彼女の家には子供達は怖がって近づかなかったとか,あぐらをかいて話をしたとか‥),Ogionが「霧」事件の後,誰にも治せなかったGedの症状を治してしまったりとかいう辺りなど。

この印象が変わるのか,続くのか,まあ続きを読むことにします。


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