ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Hobbit CD : The Last Homely House

2004-11-27 01:44:56 | Tolkien・Hobbit
Chapter 3: A Short Rest
ビルボ,ガンダルフ,ドワーフ達は,しばらく広い荒野の緩やかな坂道を進んでいきます。ガンダルフの髭が道を指し示したような事を書いてありますが,便利ですね。彼らはやがて狭い谷間に入り,やがて裂け谷に到着。

最後の憩館の主エルロンドは,たくさんの物語に語られる英雄の1人です。彼の家はパーフェクトだそう,で,物語を語るにも歌を歌うにもよい場所,とあります。食べ物などもたくさん頂きました。
エルロンドは,ガンダルフとトーリンがトロルの住処から持ってきた剣を見ると,それは昔ゴンドリンという国で作られたもので,それぞれ,グラムドリング,オルクリストという名前という事を教えてくれます。面白い事に,何かある度に袋小路屋敷のおいしい物を思い出すビルボですが,最後の憩館にはずっといたいなあと思うんですね。
エルロンドは夏至の夜にはなれ山の地図を見ます。月明りに浮かび上がった文字(こういう仕掛けの文字はモリアの入口にもありますね)を読みます。それには,
"Stand by the grey stone when the thrush knocks and the setting sun with the last night of Durin's day will shibe upon the key-hole."
と,ガンダルフがスラインにもらった鍵の使い方そのものが書いてあるのですが,誰も気づいてない?ようです。てゆうか,トーリンが,"Durin's day!"と聞いて激しく反応したんですね。トーリンによると,ドゥリンの日とは,ドワーフの新年の事で,秋の最後の月の事,のようです。
夏至の夜と言えば,アラゴルンとアルウェンの結婚式のあった日ですね! この頃,エルロンドの家に10才のエステル君が住んでいたはずですが,10年後に出会う運命の女性と,78年後のこの日に結婚するなんて,まさか夢にも思ってなかったでしょうね。

Chapter 4: Over Hill and Under Hill
最後の憩館を出ると,霧ふり山脈に入り道は険しくなります。ここはかつて悪い支配者が邪悪な生物を住まわせた場所。ガンダルフやエルロンドでも迷う事があります。

険しい山道で,彼らは嵐に見舞われましたが,フィーリとキーリがちょうどよい洞穴を見つけます。ガンダルフはその洞穴の安全性を疑っているようですが,とりあえず休む事にしました。グローインとオインが火を起して皆休みますが,ビルボは気が付くと,ポニー達が次々と消えていきます。彼は大声(ホビットなりの)をあげました。彼らは洞穴の主のゴブリン達と戦います。ガンダルフがいません。

ビルボとドワーフは,ゴブリンに捕まってしまいました。ゴブリン達は彼らの荷物を奪い,ポニーやロバを食べてしまいました。ここでトールキンさんのテクノロジー批判というかテクノロジー嫌いが炸裂。(笑)人間が戦争で使うようなエンジンや爆薬は彼等の発明したのかも,と。彼はLOTRでもサルマンをテクノロジーを象徴するものとして,最初に悪に誘惑されるものと描いてますね。その一方で,パランティアなどは邪悪な使い道もあるけれど,ピピンのような若い人が新しい使い方を思い付いていくものだという事もわかってます。

話が逸れてしまいましたが,トーリンがオルクリストを出すと,ゴブリン達は興奮し,怒り出します。ここでガンダルフが救助に現われます。トーリンのオルクリスト,ガンダルフのグラムドリングのパワーでなんとかゴブリン達と渡り合います。
そしてなんとか逃げ道を見出して脱出の途中,後ろからいきなり襲ってきたゴブリンに慌てたビルボは岩に頭をぶつけて気を失ってしまいます。

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