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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

保護者が放射線出前授業を実施しないよう校長に申し入れ

2016年10月04日 | フクシマ原発震災
 ▼ 文科省委託事業 放射線についての出前授業の実態 (大阪のMです)
 「堺からのアピール」ブログに、9月26日に行われた堺のある小学校で行われた「放射線出前授業」(文科省委託事業:エネルギー・環境理科教育推進研究所、略称エネ理研が実施)に対して、保護者連名での抗議・要請書が出されたことが報告されています。
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/48557989.html
 (以下)
 核爆発による人工的な放射性物質と自然界の放射性物質とを一緒くたにして、放射線は怖くないと印象づけするとんでもない「放射線出前授業」(文科省委託事業)が、多くの学校で行われています。「放射能が植物を通して身体に入ってる。よかったね」「原発でなんかあった時は、トンネルや学校の中に入る」
 先日実施された学校で、保護者が起ち上がり、今後この放射線出前授業を実施しないように、教員対象に正しい放射線研修を行うよう学校長に申し入れました。
 【動画】放射線出前授業ダイジェスト(13分26秒)字幕付きです
https://www.youtube.com/watch?v=CQkNQzILknw
 【要望書】(pdfファイルダウンロード)
http://yahoo.jp/box/Ky_orw
 「出前事業」と「教職員セミナー」は、文科省放射線副読本で示された放射能安全・安心教育を学校に定着させるための文科省委託事業として、2013年度から実施されています。
私 がかかわっている「子どもたちを放射能から守る大阪ネットワーク」では、2013年に一度だけ、この問題で大阪市教育委員会と協議を持ちました。
 (「要請書」「回答について」添付 「回答について」の文中の市教委ホームページアドレスは1年で削除されるため、現在見ることはできません。)
 その後取り組めていませんが、実施状況の公開請求をするなどして実態をつかみ、反対の声を上げていくことが必要な課題だと思っています。
 この放射能安全・安心教育に対して、住民の立場から書かれた「私たちの放射線副読本」(とやま原子力教育を考える会制作)を広げていくことも大切な課題だと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/toyama-nuketext
 中学校理科教科書記述の問題点については以下
http://gen-gaku-kou.tumblr.com/post/145436794243/中学校理科教科書の原発放射線の記述と私たちの放射線副読本の必要性
 なお、「出前事業」「教職員セミナー」と「エネ理研」について私が知っている情報は以下です。
 「文科省委託事業 放射線にかかわる出前授業 教職員セミナー」で検索すれば、関連資料が出てきます。
 例えば、

 ※2014年4月文科省通知
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6686/00149020/2508_Xray_demaejugyo_kunituuti.pdf#search='%E6%96%87%E7%A7%91%E7%9C%81%E5%A7%94%E8%A8%97%E4%BA%8B%E6%A5%AD+%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%82%8B%E5%87%BA%E5%89%8D%E6%8E%88%E6%A5%AD+%E6%95%99%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC'
 ※放射線教育セミナー・教材一覧表(原子力人材育成ネットワーク・初等中等教育支援分科会)
http://jn-hrd-n.jaea.go.jp/material/seminar/20160817_seminar_and%20_teaching_materials_list.pdf#search='%E6%96%87%E7%A7%91%E7%9C%81%E5%A7%94%E8%A8%97%E4%BA%8B%E6%A5%AD+%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%82%8B%E5%87%BA%E5%89%8D%E6%8E%88%E6%A5%AD+%E6%95%99%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC'
 ※行政事業レヴューシート(原子力教育支援事業委託費)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/08/28/1336948_13.pdf#search='%E6%96%87%E7%A7%91%E7%9C%81%E5%A7%94%E8%A8%97%E4%BA%8B%E6%A5%AD+%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%82%8B%E5%87%BA%E5%89%8D%E6%8E%88%E6%A5%AD+%E6%95%99%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC'
 など

 ホームページによるとは、「エネルギー・環境理科教育推進研究所」については、
 『科学技術や理科教育に関わる国の施策が教育現場へ効果的に浸透するには、全国組織の理科教育研究会と連携する必要があります。そのため、国と全国の理科教育研究会との連携を図ることを通して理科教育を充実させることをめざし、全中理OBが中心となり「一般社団法人 エネルギー・環境理科教育推進研究所」が設立されました。』
とあります。

 原子力産業の総本山・日本原子力産業協会が中心となっている「量子放射線利用普及連絡協議会」というのがありますが、
http://www.jaif.or.jp/ja/sangyo/sangyo_ryoshi-hoshasen.html
 2014年8月の会合で、全国中学校理科教育研究会・会長で練馬区立開進第一中学校・校長の高畠勇二氏が国の放射線(安全・安心)教育を普及する決意を語っています。
http://www.jaif.or.jp/ja/sangyo/16th-report_ryoshi-hoshasen.html
http://www.jaif.or.jp/ja/sangyo/16th-kyogikai-report_ryoshi-hoshasen.pdf
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